子供の頃に習っておけばよかったと思う習い事
子どもの頃やっておけばよかった習い事ということで、ITmediaビジネスオンラインに掲載されていた。
- 英語・英会話:23.5%
- 楽器:13.0%、
- そろばん:10.0%
- 書道・習字:9.2%
- 武道:8.7%
【出典】子どもの頃やっておけば良かった習い事 3位「そろばん」、2位「楽器」、1位は?:600人に聞いた - ITmedia ビジネスオンライン
1位の英語に関しては、6割の人が英語をもっと勉強しておけばよかったと後悔することがあると答えている。
2位の楽器に関しては自分も楽器演奏ができるといいなぁとは思っているものの、じゃあ、実際に楽器を演奏するとか、できたらカッコいいみたいな場面に遭遇したことがあるか?というと思い当たることがない。
これは、スキルとして身につけさせたいというよりも、楽器は子供の頃に習っておかないと上達しないというイメージを多くの人は持っていると思うので別に音楽で食べていけるようにならなくても子供の頃に音楽に触れておくということを重要視したものだと思う。
その上で自分の子供が大勢の前で楽器演奏を披露したりすると鼻が高いということもあるかもしれない。
では逆に子供の頃に習っていた人が習ってよかったと思っているものは何だろうか?
子供の頃に習ってよかった習い事
アフタースクール寺子屋株式会社が「子どもの頃の習い事とリカレント教育」に関する調査結果を2022年11月2日に公開している。
調査は2022年9月29~30日に、30代の男女503人、55~65歳の男女506人に対して行ったもの。
以下は「子どもの頃に通っていた習い事で、“やっておいて良かった”と思うものは何ですか?」という調査結果の上位5つになる。
- 書道 :27.9%
- ピアノ :23.4%
- 水泳 :20.5%
- 珠算 :19.4%
- 英会話 :11.0%
【出典】アフタースクール寺子屋株式会社「子どもの頃の習い事とリカレント教育」に関する調査結果より
武道が水泳に変わっているという違いはあるが、体を動かすことという意味では同じ種類の習い事だと言える。
そうすると順位は別にして項目は全て一致している。
これらは、言い換えると、聞く、読む(話す)書く、計算する、身体を使う習い事だと言える。
つまり人が生きていく上で必要な5つの要素とも言える。
5(項目)ということから、最初、習い事と五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が共通するのでは?と考えていたが、五感は人間の「感覚」だけのこと。
その中でも人の三つのスキルである、聞く、話す(読む)、書くは基本要素だと思う。
これに加えて五感(感覚)、計算、身体を使うの3つについては選択要素と言える。
つまり、将来、何を目指すのか?という点で、どれを選ぶのかが変わってくると思う。
芸術家であれば、五感、学者であれば計算、スポーツ選手なら身体といった感じだと思う。
身体を使うスキルで水泳を選ぶのは、なぜだろうか?
真っ先に思いつくのは水難事故に遭った時に自力で助かるように泳げるようになっておくということ。
動物は基本的に練習をしないとスキルを身につけられない。
聞く(聞き取る)、話す、食べる、歩くという生きてく上で必要不可欠なことでさえ生まれてすぐの時にはできない。
親や周囲の人がやってるのを見て真似をして身につけていく。
普段、泳ぐなんてことは普通に生活していると必要のないスキルになる。
このため練習を繰り返して、自分のスキルにしていく。
やってよかったと思う理由
やってよかった理由として、「判断能力やリーダーシップが身についた」「体力がついた」「忍耐力がついた」など、体力面や精神面の成長が役立ったとされている。
跳び箱の4段が飛べなかったのが、練習を繰り返し飛べるようになった、ずっと運動会の短距離走で、いつもビリだったのが体力作りや走る練習を繰り返したことで1位になれた。
できなかったことが出来るようになることは、自信にもつながる。
それは、子供だけの特権ではなく、大人になってからでも出来ることだと思う。
コーラス、ボクシング、ヨガ、落語、興味のあることを勉強するなど、色んな大人向けの教室などがある。
世界一とか日本一といったことをゴールにすることはハードルが、かなり高いとは思うが、自分にできなかったことができるようになり、わからなかったことが、わかるようになるだけでも自信に繋がるはず。
だから、決して今からだって遅くない。
大切なのは、1歩前に踏み出すこと。
あれこれ考えていても何も変わらないので、まず1歩だけ前に踏み出してみる。
それからではないだろうか?