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かたつむり

子供の頃、「かたつむり」のことは、「でんでんむし」と呼んでいた。

かたつむりというのは、以下のような意味があるらしい。

かたつむりの「かた」は、「笠に似た貝」「笠を着た虫」の意味で「笠」が語源。 かつての笠は、縫い糸を螺旋状に縫ったため、「貝」の形容ともされている。 かたつむりの「つむり」は、「つぶら」「つぶり」「つぶろ」と同系で貝の呼称。

出典 http://pw-diary.seesaa.net/article/421679074.html#:~:text=また、「蝸牛」の語源,なったということです%E3%80%82

そして、「でんでんむし」というのは、「出出虫」というところから来ている。

子供達が、かたつむりを見つけ、「貝から出ろ、出ろ虫」と叫ぶ。

しかし、なかなか出てこないので「出ん(出てこないの意)出ん虫)ってことになる。

それが、「でんでんむし」の由来だとか。

でんでんむしと聞いてすぐに思い浮かぶのは、あの歌。

  • でんでんむしむし、かたつむり、お前の頭はどこにある?ツノだせ、ヤリだせ目玉出せ。

この歌、誰がどういう情景を描いた詞なのだろうか?

文部省唱歌ということで、作詞家の名前は不明だが、詞を作ったのは、吉丸一昌(よしまる・かずまさ)さんではないか?と言われている。

吉丸さんの代表曲は、「早春賦(そうしゅんふ)」

作詞:吉丸一昌

春は名のみの風の寒さや

谷の鶯(うぐいす)歌は思えど

時にあらずと声も立てず

時にあらずと声も立てず

以下のような意味になるのだろうか?

まだ寒い風が吹いていて春とは名ばかり

谷で鶯も歌を奏でようと思うけど

まだ、春ではないと声を出さない

まだ、春ではないと声を出さない

春になったばかりの頃の景色を見た目だけではなく、体感と音でも伝わってくる、実に素晴らしい詞だと思う。

そんな方が、作ったのかもしれない「かたつむり」の詞の情景を自分なりに想像してみた。

かたつむりの詩の情景

紫陽花の葉の上にいる、かたつむりが巻貝の中に隠れてしまった。

子供は、かたつむりに向かって「お前の頭はどこにあるんだ?出ろ 出ろ 虫さん!」と叫んでいる。

すると、声が聞こえたのか、かたつむりが「ツノ」のようなものを少し出してきた。

子どもは、思わず、「ツノだせ!」と叫んだ。

びっくりして、思わず、引っ込めた。

暫くすると「ヤリ」のようなものを出してきた。

それを見て「ヤリ出せ!」と叫ぶ子供。

また、ビックリして貝の中に引っ込んでしまう、かたつむり。

また暫くして、ようやく「アタマ」が出て来たので、子供はまた、「アタマ」を出せ!と叫んだ。

とこんな感じなのだろうか?

紫陽花とかたつむり

かたつむりと言えば

だから、きっと「かたつむり」の歌の背景には紫陽花があると思った。

アジサイの葉に、かたつむりというのは、実に絵になる。

子供の頃は、かたつむりを見ても何も感じなかったが、紫陽花を見ていて、ふと葉に目が行きかたつむりがいたら正直ビクッとすると思う。

子供の頃、実際に、かたつむりを、よく見かけた場所はコンクリート製のブロック塀。

草木が茂る場所とブロック塀が一緒になっていて、雨が降っていると、かたつむりが、ブロック塀の上などを這っていた。

コンクリート製のブロック塀でよく見かけたのも理由があった。

かたつむりは、巻貝を背負っている。

この巻貝は、実はかたつむりの一部で内臓が収まっている。

つまり、巻貝から身体だけが出てくることはないので、ナメクジが巻貝を背負っているわけではない。

かたつむりは、生まれた時から巻貝があるということだ。

このため、成長と共に巻貝も大きくなっていく必要がある。

巻貝の主な成分は炭酸カルシウムなので成長には欠かせない。

コンクリートのブロック塀は、濡れると炭酸カルシウムが溶け出してくる。

これを舐めに、かたつむりは、やって来ているようだ。

だから、雨の日のコンクリート製ブロック塀にかたつむりがいるのか?というとそれだけではなかった。

タツムリは濡れた状態でないと生きていけない。

このため、晴れている日は、太陽が沈んで暗くなってから出て来るので、夜行性動物ということになる。

かたつむりは、濡れた状態でないと生きていけないのに、なぜ陸にいるのだろうか?

実は、鰓呼吸ではなく肺呼吸のため、水の中では生きられないのだ。

もう一つ、晴れの日、カタツムリはどこにいるのだろうか?

葉の裏等に隠れているらしい。

かたつむりを見かけない

最近、街中で、かたつむりを見かけなくなったのは、地球温暖化の影響なのだろうか?

ハワイでは、かたつむりの急激な現象が問題視されていたが、これは温暖化ではなく、ヤマヒタチオビという、かたつむりやナメクジを食べる陸貝が異常な早さで固有種を捕食しているからだ。

元々、ヤマヒタチオビは、外来種のかたつむり、アフリカマイマイを駆除するためにハワイに持ち込まれたもの。

その結果、固有種のハワイマイマイが地上から消え去ろうとしている。

人間の愚かさを強く感じる内容だ。