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大阪万博の入場料問題:高額なチケット価格に対する批判

批判が絶えない

大阪万博は批判が絶えなくなってきた。

一番最初は公式キャラクターが決まった時。

「ミャクミャク」という名前だけでも、何とも気持ちが悪い感じがするし、見た目的には、気持ち悪いとしか言えなかった。

からだの青い部分は、自在にかたちを変化させる「水」を、赤い部分は生命の象徴である「細胞」をイメージしている。愛称には、「脈々」と受け継がれてきた人間のDNAや知恵を未来に受け継ぐといった意味が込められている。

【出典】大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」、誕生の秘密 : 読売新聞

そして、次に大人(18歳以上)の入場料が7,500円に決まると「高い」と批判された。

※12歳~17歳は大人の6割、4歳~11歳は大人の4分の1、3歳以下は無料

一時、8,000円という案で出されたが大阪府議会で高いと反対されて500円下げたという。

2021年~2022年のドバイ万博の入場料が約3,000円だったというので、大阪万博の入場料は高すぎるのではないか?と思う。

入場料 7500円の場合、来場者数は3036万人、収入は1253億円を見込むとのことだが、万博会場に建設される大屋根だけで約350億円、日本館の国の負担だけで約837億円なので、これだけでトントン。

経済効果だけで、2兆8000億円だというが、少なくとも自分にその効果が還元されるのか?というとそんな気は全くしない。

当初、約1250億円の予算が計上されていたが、大屋根と日本館だけで予算オーバーの状態。

このため、設計変更等を理由に1850億円に増額。

更には、資材や人件費の高騰を理由に500億円を追加して、最大2350億円になる見通しだという。

国・大阪府大阪市・経済界で3等分

これらの費用は国、大阪府・市、経済界が3等分して負担。

これとは別にインフラ整備だということで地下鉄、トンネル工事等が別途発生しており、これらを加えると、1兆円越えは間違いないと言われている。

こんなことを許可しておいて、岸田総理は、身を切る改革だとか言ってたと思うが、言っていることとやっている事は真逆だ。

そう考えると、お金を使い過ぎではないか?と批判されても仕方ないように思う。

東京五輪の際は、誘致の際には低コスト(約7340億円)でオリンピックが実現できるというのが売りの一つだったはずだが、実際の総事業費は3兆6845億だったので、大阪万博の費用が更に増えるのは間違いないだろう。

大屋根は貫工法だったのでは?

そして万博会場に建設される大屋根も批判の対象になっている。

大屋根は直径675メートル、1周2キロ、高さは内側12メートルで外側20メートル、世界最大級の木造建築物になる。

そして、京都清水の舞台など日本の伝統的な建築物に使われる釘を一切、使わないの耐震性が高いと言わている「貫工法(ぬきこうほう)」という建築方法で、柱と梁(はり)をくみ上げるというはずだった・・・

貫工法というのは、柱と柱の間に「通し貫」という木材を入れて木の楔(くさび)で固定させる建築手法になる。

しかし、実際に作られているものは、木材だけではなく、釘もボルト使用されているというのだから、もはや貫工法ではなくなっている。

そもそも、なぜそんな大きな屋根が必要になるのか?といえば、大阪万博は懲りずに夏に開催されるためで、日よけのために作ったという。

そんなものに350億円もかけているのかと批判されている。

このことについて、大阪府知事大阪市長共に、「貫工法」で作られているのは間違いなく、安全面で一部、釘やボルトを活用しているだけだという。

だったら、貫工法などという用語は使わずに、ただの木造建築にしておけばよい。

吉村府知事にはガッカリした

吉村府知事は、そういった点に関してはシビアな人だと思っていたが、どうやら、その辺の政治家と何ら変わりない人でガッカリした。

また、大屋根は、夏に開催される万博なので、日よけとして国民に必要なものだと万博担当大臣が発言している。

そもそも、夏の暑い時期に万博を開催する理由は何だろうか?

春や秋に開催する方法もあったと思うが、オリンピックにしても万博にしてもなぜ暑い夏に開催したいのだろうか?

どうにも理解できない。