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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

記念日マーケティングとは?

1年で一番記念日が多い日は何月何日?

1が4つ並ぶということで、11月11日は1年で記念日が最も多いという話を聞いたことがある。

ところが、残念ながら、11月11日は1番どころか3番目。

2番目に多いのは10月10日で63件、1番は8月8日が69件となっている。

本来は、1番多い8月8日で話を進めたかったのだが、3か月以上前のことになるので、あえて、直近の11月11日で話を進めたい。

以下は、11月11日が記念日となっている一覧で、全部で61もあった。

※11月3日時点

【出典】一般社団法人 日本記念日協会

11月11日が記念日で一番有名なのは?

では、11月11日の記念日で一番有名というか、話題になるのは「ポッキー&プリッツ」の日で、この日はスーパーやコンビニで、ポッキーやプリッツが売り切れるほど売れるらしい。

ポッキー&プリッツの日は、今や知らない人はいないとか言われているようだが、正直、自分は知らなかった。

1999年11月11日に始まったというので、約四半世紀の歴史がある記念日になる。

しかし、ただ、記念日だと決めただけではなく、裏では涙ぐましい努力がされていたようだ。

渋谷スクランブル交差点に「ポッキーマン」を出現させて増殖させるというプロモーションを実施したり、渋谷だけでは不十分だからと全国の家電量販店でポッキーマンのCMを11月11日11時11分に流したりした。

このような地道な努力を毎年繰り返していって認知されるようになったというもの。

このような活動を記念日マーケティングというらしい。

これは、自社の製品やサービスの売り上げアップ、認知度の向上などを目的として、企業や団体が独自に記念日を制定し、それに関連したキャンペーンを実施するなどの販売戦略のことになる。

日本で、最も成功したのはバレンタインデーではないだろうか?

メリーチョコレートが1958年に始めたもの。

メリーの社員がパリに住む友人から受け取った一通の絵葉書がきっかけでした。そこには「こちらパリでは2月14日はバレンタインデーといって花やカード、チョコレートを贈る習慣がある」と書かれていました。これをチョコレートの販促イベントに結びつけられないだろうかと考え、2月12日~14日の3日間、都内百貨店で日本初のバレンタインフェアを行いました。

【出典】ブランドストーリー メリーのバレンタインヒストリー | チョコレートなど洋菓子・スイーツのメリーチョコレート

しかし、最初のバレンタインデーは、50円の板チョコレートが3枚と20円のメッセージカードが1枚、たった170円の売り上げだった。

その後、ハート形のチョコレートを作り注目を集めたり「1年に1度、女性から男性に愛を告白できる日」というキャッチコピーで女性から男性にアピールできる日だということが女性に響いたことで年々、盛り上がっていった。

記念日というのは、いきなり人気が出るというものではなく、毎年、地道な努力を続けることで定着していくということのようだ。

ポッキー&プリッツの日は、11月11日に限らず、日本の記念日の中でも、バレンタインデーやホワイトデーに次ぐ知名度を持つくらい成功した記念日になったが、これも地道な努力があっての今になる。

今はSNSやインターネットがあるので、昔よりもかなり楽になったのではないかと思うが、インターネットなどいうものがなかったころは、大変な努力が必要だったはずだ。

ポッキーマンというのもその中の一つのアイディアだった。

試行錯誤の上、ようやく今に至ったのだろう。

今年のポッキー&プリッツの日は?

ちなみに、今年(2023年)はポッキー&プリッツキャンペーンということで、キャンペーン対象のコンビニでポッキー&プリッツを購入し、その時のレシートを撮影して応募するとBluetoothスピーカーやモバイルバッテリーが抽選で当たるとのこと。

※応募にはglicoメンバーズの登録が必要

外れても抽選でPAYポイントが当たる。

土曜日にスーパーに行くとポッキー&プリッツの専用コーナーが設置されていて、何だろうと思っていたが、記念日に向けての準備だったようだ。

記念日には安く売ってるスーパーなどもある。

そうすると、スーパーなどでもポッキー&プリッツイベントを開催することになるので、毎年、定着化していくことになる。

時間はかかるが、定着化すれば更に長い期間、続くはずなので、長い目で見た場合、記念日マーケティングというのは、行うべき戦略だと感じた。