seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

京都市PTA連絡協議会が全国組織から退会を検討

日本PTA全国協議会から退会を検討

京都市PTA連絡協議会が日本PTA全国協議会からの退会を検討しているという内容を朝日新聞が報道していた。

京都市PTA連絡協議会(京都市P連)が、全国組織「日本PTA全国協議会」(日P)から退会することを検討している。2022年5月11日に賛否を決める。財政負担や、上部団体に労力を割くことが難しいことが背景にある。日Pによると、全国組織から直接退会すれば、初の団体となるという。

【出典】「お金や労力の負担重い」PTA全国組織から退会、京都市P連が検討:朝日新聞デジタル

京都市PTA連絡協議会の大森勢津会長が以下の理由から提案したものになる。

  • 上部団体への財政的な負担や活動の負担が重いこと
  • 現場の声が届かないこと

結局、全国組織「日本PTA全国協議会」(日P)から退会する案は、否決された。

賛成は、理事会(理事:40人)のうち、5名だけだった。

PTAとは?

まず、PTAというのは、父母と先生の集まり。

家庭と学校とが協力し合って教育効果をあげるために、学校単位に結成された教育組織で、「Parent Teacher Association」の頭文字を取ったもの。

PTAは本来は学校単位に結成されたものだが、現状は、組織が拡大してPTA全国協議会、都道府県、市区町村、そして本来の学校単位のPTAという構成になっているようだ。

建前を読んでいてもつまらないだろうし、書いている方だってつまらない。

本音は?

PTAが何をしているか?といえば、登下校時に通学路に配置する人員が足りないからと駆り出されたり、学校行事での人手不足解消のための応援要因とまぁ応援要員を集めるための集団ってことだと思う。

それだけのために毎年、会費を徴収されるのだから、たまったものではない。

しかも、役員になっても基本的には無報酬なので、踏んだり蹴ったりだと思う。

これが、市町村、都道府県、全国と上がっていった時には、一体何をしているのだろうか?と首をかしげるしかない。

確かなのは学校単位のPTA以外は存在しなくても困らないということ。

レベルアップだとかで何千人規模の集合研修を行ったり、しているがPTAの会費は、そういった上位のPTAにも流れていき、もはや親とか教師とは言えないような人が会長に就任していたりする。

PTAがなくなって、困ることが何があるのだろう?

仮にあったとしてもPTAがあるから困ることの方が圧倒的に多いのではないだろうか?

今回、京都市PTA連絡協議会が退会を検討した、日本PTA全国協議会には、分担金として約8500万円(平成26年度)が集まって来る。(PTA会費より)

つまり、PTA会費は、高い確率で日本PTA全国協議会にも流れていることになる。

日本PTA全国協議会は何をしているのか?

ホームページを見ていると、創立何周年の記念式典、法人化の記念パーティーや、贈呈式といったことばかりで、あとは、調査研究資料の作成、国際交流、国内研修が少々という感じになる。

記念式典や記念パーティーは5年おきに必要なのだろうか?

しかも、ホテルニューオータニという立派な場所でお金をかけて行う必要があるのだろうか?

記念式典や記念パーティーは、そもそも日本PTA全国協議会が存在しなければ不要であり、子供達にとっても必要なことだとは感じられない。

今回、日本PTA全国協議会の活動内容をホームページで見ていて、内容が貧弱で、必要性が感じられなかった。

通常、ホームページに掲載する内容というのは、目を引くような内容にするものだが、日本PTA全国協議会のホームページを見る限りは、そのような内容は見当たらなかった。

PTAは必要なのか?

今回、京都市PTA連絡協議会が全国組織から退会を検討したが、実は、日本PTA全国協議会の存在そのものが不要なのではないか?という内容を協議するべきだと思う。

PTA会費の一部であっても、日本PTA全国協議会の記念式典やパーティの費用として使われているのであれば、無駄と言えるし、その分を他の有益な用途に使用するか、PTAの会費を下げるとか方法はあると思う。

PTAを廃止することで、良いことはあっても、悪いことなど何一つないという学校もあるようなので、今回の件をキッカケに、PTAの存在にメスを入れる時期にあるのではないだろうか?