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【今週のお題】日本のチョコレート

今週のお題「チョコレート」

今年に入って、突然、ストロベリーチョコレートが欲しくなったんです。

それで、コンビニで見つけたのが、明治の「ストロベリーチョコレート」です。

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家に帰って、包装を外すとパッケージの中身が確認できる切り口から、ストロベリーチョコレートの甘い香りが、部屋中に拡がりました。

香りの強さは、芳香剤を買ってきて設置したときのような感じです。

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ほのかな香りではないんです。

部屋に入ると直ぐにわかるくらいに拡がります。

ジップロップに入れてみても、わずかな隙間から香りが飛び出てきます。

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香りについては思ってもいなかったので、嬉しい誤算でした。

一口サイズのチョコレートが26個入っているので、1個だけを取って食べると期待していた通りの味です。

日本のチョコレートと高級チョコレート

でも、日本のチョコレートと、ピエールマルコリーニ、ジャンポールエヴァンといった高級チョコレートと比べると、カカオの味が薄い気がします。

まぁ、300円程度の市販のチョコと、一粒が1000円以上もするような高級チョコでは材料のカカオから違うでしょうから当然だと言われるとそれまでです。

今回はストロベリーチョコということもあり、余計にカカオの味が感じられなかったので、次は日本で1番売れているガーナミルクチョコレートの一口サイズを買ってみました。

日本のチョコレートに共通するのは口に入れて溶けた時の滑らかさです。

日本人というのは、味より喉越しを大切にするところがあります。口に入れた時のザラザラ感が少しでも残っていると美味しくないって感じる方もいるのではないでしょうか?

僕は、蕎麦でもツルツルした滑らかな麺より蕎麦の実の外皮の粒感を大きく残した極粗挽きのそば粉で打った蕎麦の方が好きなんです。

ツルツルした麺は直ぐに喉に行ってしまい、口の中に残らず蕎麦粉の味が感じられないんですよね。

チョコレートも、日本人受けが良いのは、口に含むと直ぐに溶けて滑らかになり自然と喉に流れていき口の中に残らない後味がサッパリという感じのものだと思います。

ロッテのガーナ・ミルクチョコレートは、まさに口の中に入れたときの滑らかさが売りだと思います。これに加えて、チョコレートなのに、茶色や黒系ではなく赤色のパッケージなので店頭にならんでいても目立ちます。何より1964年からの歴史のあるチョコレートですから、子供の頃に食べた懐かしい味になっているというのが日本で一番売れている理由だと思います。

カップ麺でも日清のカップヌードルが今でも人気ランキングの上位だというのは子供の頃から食べている味だというのが大きな要因だと思います。

子供の頃、家で作った卵焼きというのはだし巻きではなく、本当の卵焼きで卵だけを焼いたものでした。

卵焼き=卵だけを焼いたものというのが子供の頃の常識だったので、だし巻き卵を初めて食べたときは、卵焼きというのはこんなに甘くて美味しいものだったんだということを感じたものです。

でも、今は、逆になっています。

だし巻き卵だと卵の味がわからず、出汁の味だけが強調され卵に関しては食感のみで味が感じられず、逆に美味しくなくなっています。

卵だけを焼いた卵焼きというのは、なかなか外では食べられないので、家の卵焼きというのは凄く美味しく感じられます。

野菜サラダも同じで、野菜を生のまま食べるというのが当たり前でした。

塩やドレッシングは子供の頃は使ったことがありません。

でも野菜サラダも同じで、今は、生のまま食べたときの方が野菜の味が感じられて美味しく感じます。

本当に美味しいの?と言われると、子供の頃に食べた味がベースになっているだけ、単に懐かしい味ってことかもしれませんが、今の僕が素材の味を尊重するというのは子供の頃の食生活がベースになっているのは間違いないと思います。

植物油脂

チョコレートの話に戻しますが、日本のチョコレートは滑らかさを重視するため、植物油脂というのが入ってます。

ガーナミルクチョコレートも例外ではありません。

そして植物油脂が、世界的に日本のチョコレートが本当のチョコレートではないと言われる要因になっているんですね。

チョコレートといえば、カカオがメイン食材です。

チョコレートにとってカカオ以外は不要なものなので、滑らかにするための植物油脂が含まれているチョコレートは、チョコレートではないという理屈です。

そして、ヨーロッパのチョコレートは、植物油脂ではなくカカオの脂肪分で作られたカカオバターが使われています。ヨーロッパでは、チョコレートは高級品という扱いなので高いのが当然なんです。このため、素材には敏感です。

日本のチョコレートメーカーも、そんなことは十分承知しているはずです。

でも、植物油脂を使わないといけないのは、日本でのチョコレートは高級品ではないんです。

日本では板チョコが100円程度なんです。子供の、お小遣いでも買えます。

ヨーロッパの高級チョコはカカオの味がしっかり感じられて、美味しいのに間違いはありません。

僕は、日本のチョコレートはソーセージに共通する点があると思ってます。日本のソーセージに魚肉ソーセージがあります。腸の中に肉を詰めるのではなく、フィルムに詰めて加熱します。ドイツの方に言わせれば、そんなものはソーセージじゃないと言われるでしょう。でも日本人にとって魚肉ソーセージは今では欠かせないものです。今でも時々、食べたくなる時があるので買ってます。

では、時々でも高級チョコを食べたくなるときがあるか?と言われると首をかしげたくなります。

何だかんだ言っても、僕が食べたくなるのは、世界ではチョコレートじゃないと言われている日本のチョコレートで、ソーセージではないと言われている日本の魚肉ソーセージなんです。

1000円のチョコやソーセージより、100円のチョコやソーセージの方が食べたくなるというのも不思議なものです。