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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

ガストーチ(ガスバーナー)の注意点

寿司屋がガス爆発

2023年10月28日午後0時50分に大阪の寿司店でガズ爆発があった。

ガストーチのガスボンベが爆発したとのこと。

客8人、従業員4人の合わせて12人が顔や腕に怪我をした。

当時、店は50人以上の客でにぎわっていた。

きっと、ネタを炙るのにガストーチを使用していたのだろう。

最近オープンした店になるが、この店の前に営業していた焼肉店も3年前に火事になって全焼している。

ガスボンベによる爆発

最後まで使い切らないで大量のカセットボンベのガス抜きを室内で行って室内にガスが充満し、気づかずに換気扇やライターを使用してしまい爆発させてしまう事故が起きている。

ガストーチだと魚などの表面を炙ったりする際に手軽に使えるので飲食店に限らず自宅でも利用する人が増えているようだ。

スーパーで購入した寿司のネタを炙ったり、酒のアテを作るのにチーズや明太子といったものを炙る用途でも使用している。

ガスボンベの注意事項は多い

安いからと海外製のものを購入しても説明書が外国語で読めないので注意事項も確認しないまま使ってしまって爆発させてしまった事例もある。

また、ガスバーナーは、傾けすぎると炎の跳ね返りで火傷をしたり、カセットボンベを加熱してしまい爆発する場合もある。

なぜ爆発するのか?

カセットボンベの中は液化ブタンガスが主成分で、ブタンガスの沸点は氷点下と低く、常温では気体になります。カセットボンベが加熱されると、液体として入っているブタンガスが気体になろうと膨張し、ボンベの内側から外側へ圧力が発生して、最後には破裂してしまいます。たとえカセットこんろを点火していなくても、安全装置が働いて⽕が消えている場合も、カセットボンベ⾃体が加熱され続ければ破裂に至ります。

【出典】https://www.iwatani.co.jp/jpn/consumer/products/cg/useful/howto/

使い方の注意事項は?

ガス漏れがないことを確認する。

購入後長期間経過している製品は使用しない。

ゴム製パーツの劣化によりガス漏れになる可能性がある。

トーチの取り付け時、点火時カセットボンベは逆さま、斜め下方向向けるとガスが液体の状態でトーチ内に流れ込んで異常燃焼が起きる。

※逆さ使用が可能なものもある。

カセットボンベは、40℃以上になる場所には保管しない。→爆発の危険性あり。

購入時の注意事項は?

ガストーチを購入するときは、安全のため、少なくとも以下の3点について確認されることをおすすめします。

①取扱説明書

②事故が起きた時の国内の連絡先(電話番号)

③メーカー指定のボンベ表示

【出典】トーチバーナーの安全な使い方(日本ガス石油機器工業会)

ガストーチの向きにも注意が必要で、点火する際はボンベを逆さまにしたり傾けないで、水平(0度)にした状態、点火したあとも水平から45度(取説にて確認)を目安に使用しないとガスが液体の状態でトーチに流れ込んでしまって異常燃焼となるので注意が必要。

このままでは手軽に使えなくなる・・・

以上のようにガストーチは、手軽に使えるようで、実は色々な注意事項がある。

このため、いきなり使うのではなく、使い方の動画などを十分に確認した上で、製品に添付されている取説も熟読した上で使用しないと爆発の危険がついて回る。

ガストーチメーカーのホームページを見たが、情報が1箇所に集まっていないので、あちこち探さないといけないようなメーカーもあった。

メーカーのホームページを見る限り、ガスボンベを使用するガストーチやガスコンロが使用方法を誤ると爆発事故に繋がることの重大さを十分に伝えようという気持ちが弱い気がする。

今のままだと、規制が厳しくなり手軽に使えていたものが、手軽に使えなくなってしまうのは避けられないと思う。