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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

検討使の岸田

決算余剰金が発生?

財務省が2023年10月3日に2022年度の国の一般会計の税収を発表した。

約71兆1373億円で過去最高。

2020年度から3年連続で過去最高を更新している。

理由は物価高により消費税収・法人税所得税、いずれも増加しているからだ。

その結果、決算剰余金は2兆6294億円に達する見込み。

決算剰余金は財政法で半分は国債の償還に充てると定められているので、残りの半分を防衛財源に回すそうだ。

多くの国民の生活は物価高が響いて火の車だというのに、国の財政は景気が良いというのは、いかがなものだろうか?

増税めがね

こんなことだから、SNSでは岸田さんは「増税めがね」と揶揄されるのではないだろうか?

岸田さんは世間で「増税めがね」だと揶揄されていることを知って、じゃあ、レーシックにすればよいのか?と怒ったそうだが、目だけではなく、脳もピントがズレているのではないか?

更には、現在、戦闘下にあるイスラエルから、政府チャーター機で邦人を避難させる際に、1人3万円を徴収したあげく、ドバイまでしか運ばなかったことから「銭ゲバメガネ」と批判されている。

検討使の岸田

検討しかしないので、遣唐使をもじって「検討使」これは、誰が言ったのかしらないが、実に的を得た表現だと思った。

2021年のコロナ禍では18歳以下に対して10万円相当給付を行うとしたが、岸田さんは半分の5万円はクーポン支給にすると言い出して各方面から大バッシングされた時には「クーポン岸田」、ウクライナへの1兆円支援を発表した時には「ばらまきメガネ」や「グローバルポチ」と揶揄されている。

岸田フレーズ

そんなことがキッカケになったのか、2023年10月23日の臨時国会で「所信表明演説」を行った。

しかし、相変わらずの岸田フレーズだった。

  • 私の頭に今あるもの、それは、「変化の流れを絶対に逃さない、つかみ取る」の一点です。
  • 「経済、経済、経済」、私は、何よりも経済に重点を置いていきます。

岸田フレーズでは、何か一つに絞る言葉が多い。

上記の所信表明演説だと・・・

  • 一点です
  • 何よりも

しかし、何よりも経済だと言っておきながら、社会、外交・安全保障、憲法改正にも言及している。

これで、経済に一番重点を置いているというのでは、説得力は弱まってしまう。

そして、社会、外交・安全保障、憲法改正は二の次だということにもなってしまう。

「一点です」「何よりも」というのであれば、経済だけに絞って詳細に何をするのかを話すべきではないだろうか?

成果のように話しているが・・・

そして、岸田フレーズでは、自分の成果のように話していることが、実は的を得ていない。

今回、所信表明演説で、経済に重点を置いていると言われていた。

その中で、賃金の引き上げ3.58%、過去最大の設備投資、株価が30年ぶりの高値になった、GDPギャップの解消が進んだ、税収増加、国民の負担率は所得増で低下する見込み。だと、自分がやってきた成果のように話していた。

しかし、賃上げの対象は労働組合がある企業の組合員約100万人で、全雇用者に対する割合は約16.5%

設備投資に関しても電気自動車の需要が拡大していると自動車業界の投資が活発になっただけ、株価が高値になったのも、コロナでの制限が解除されて外食や旅行に行く人が増えただけで、サービス業が中心。

GDPギャップ、つまり需要と供給の差で日本は供給過多で需要が少なかった。

これが今年に入って需要が供給をわずかながら上回った。

これも、コロナ禍での制限により、需要が減っていたので、供給も減っていたとこほに、コロナの解除がされて需要が増えたことにより一時的に需要が上回っただけ。

これが安定してくれば、自然と供給も増えていくはず。そうすると、元の状態に戻るのではないだろうか?

税収増は先に述べた通りで、所得増ついても、平均所得金額以下の人が約6割という状況から考えると負担が低下する人は多くても4割ではないだろうか?

出典 厚生労働省 令和4年国民生活基礎調査の概況 II 各種世帯の所得等の状況

岸田フレーズでは一部の人、それも少数派と言われる人達の状態が良くなったことが、まるで国が行なった政策により国民全員が対象かのように話しているだけ。

しかも、それについても、政府が何かを行なった結果ではない。

偶然の産物を、さも自分達の成果のように話す、それも都合の良い部分だけを抜き取ってというのは何とも情けない話だと思う。

夢を語るだけの検討使

そして、岸田フレーズで決定的にダメなのは具体的な政策や施策は出さずに、夢を語るかのように、こうしますと話しているだけだということ。

具体的な内容もなければ、いつまで、いつからという期限も明確にしない。

国民も馬鹿ではないので、岸田さんの絵本の話を、いつまでも間に受けてはくれないということ。

岸田さんが総理になる前に政策としてなって行なったことで、

そろそろ、検討や指示だけでなく形にしてくれないことには国民は納得してくれない。

岸田さんが、2021年の総裁選の際に公約として話されていた、国民の声を聞く政治に転換し、国民の生活を守り、国民の所得を増やす以下の3つの政策は実現できたのか?

  • コロナ対策
  • 新しい資本主義の構築
  • 国民を守り抜く外交・安全保障

コロナ対策だけは、他力、つまり前任者達の努力の成果と世界的に風潮により結果的に実現できたと言っても良いのかもしれない。

しかし、残りの二つについては、未だに所信表明演説の段階だ。

国を良くしたいという気持ちがあっても、総理大臣の適性がない人に、国を任せるなんてことは自殺行為。

岸田さんができる、唯一のことは、総理大臣の職を辞任し、能力ある政治家に引き継ぐことだけだと思う。