他愛もない話について
- 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
- あまり役に立たない内容になるかと思います。
- 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
- 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)
かくかく?
映画を見ていると、選挙に立候補するという記者会見の場で以下のように話し始めた。
- この今の時代、「かくかく」が自らの目標に向かって進まなければいけない時代です。どのような政治が必要とされているのか?それは「かくかく」が負担を次の時代を先送りにしない、私たちの時代で解決する責任感を持った政治。それが今の時代に必要とされているのではないでしょうか?
原稿に書かれてあった「各々」という文字の箇所を「かくかく」と読んでしまったようだ。
あまりにも何度も「かくかく」というため、記者達は呆れたような笑みを溢しているシーンがあった。
そのシーンで自分も思わず笑ってしまっていた。
各々の意味は
- 多くの人(もの)
- 複数の人に呼びかける
「かくかく」なんて普段、使わない言葉なので、自分で何度も発していて違和感を感じないのだろうか?と思った。
そもそも、日常会話で「おのおの」という言葉は、あまり使う機会がない。
学校の授業などで先生が「あとは、各々、やっておくこと」みたいな感じで使われる以外、自分の口から発するなんてことはない。
各々より其々
普段は「各々」よりも「それぞれ」という言葉を使うのではないだろうか?
「それぞれ」は普段、平かな表記で使われることが多いが、しっかりと漢字も存在している。
- 其々
- 夫々
こっちの漢字は、「各々」よりも更に馴染みがない(笑)
其々と夫々、二つあるが、どっちを使用するのだろうか?と思ったのではないだろうか?
どちらも当て字なので、「それ」という読みの漢字が「其れ」と「夫れ」なので漢字自体に意味はないので、普段は平かな表記で使用されているので、漢字で無理に書く必要はないと思う。
話を「各々」に戻すと、普段、「各々」という言い回しはしないので「各々」という漢字を意識することもない。
年配の方だと、「会議の資料は、各々準備して参加してください」といった文でメールを送られてくることがあるので、その時に、「何て読むんだ?」と調べて初めて知ったりする。
偉そうに語っているが、何を隠そう、今の例は、自分自身の経験談なので、最初、メールを見た時には、「かくかく」と読んでいたので、人のことを笑える立場ではない。
意外と知られていないのは、「各」という1文字で「おのおの」と読めること。
そうすると「各々」と書くと、「おのおのおのおの」になってしまうのでは?と思うかもしれないが、「各」とだけ書いてしまうと、「かく」なのか?「おのおの」なのかの判断が難しいということから、「おのおの」の意味で使用する場合には、「各々」と書く。
ちなみに、偶々「たまたま」の「偶」という漢字も一文字で「たまたま」と読むそうだ。
話言葉と書言葉
日本語には、同じ意味であっても、文章で表す場合と、話す場合で言葉が変わる。
最も使われているのは、「御社」と「貴社」
電話などで話す時には、「御社」というが、メールなどの文章になると、「貴社」に変わる。
会社関係でいうと、「弊社」と「当社」は、また違った使い分けになる。
「弊社」は社外の方に対して「自社」を表現する場合に使用し、「当社」は「自社」を社内で表現する場合に使用する。
日本語というのは、奥の深い言語だと思う。