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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

14年前の似顔絵を公開したのはなぜか?

似顔絵を描く能力を高める活動

愛知県警と神奈川県警で似顔絵を描く能力を高めるための取り組みが行われている。

以下は愛知県警の記事

目撃者から犯人の情報聞き取って似顔絵描く技能を学ぶ

事件の目撃者から犯人の情報を聞き取って似顔絵を描くための技術を学ぶ講習会が、愛知県警察本部で開かれました。

この講習会は、事件の捜査で重要な手がかりとなる似顔絵を描く能力を高めようと愛知県警が開いたもので、2023年7月7日は若手の警察官を中心に26人が参加しました。

 

愛知県警によりますと、去年は事件捜査であわせて226件の似顔絵が作成され、このうち33件が犯人の検挙につながったということです。

【出典】目撃者から犯人の情報聞き取って似顔絵描く技能を学ぶ|NHK 東海のニュース

以下は神奈川県警の記事

警察官らが“似顔絵”作成の研修会 神奈川県警

特徴をとらえた似顔絵を描き犯人の検挙に繋げる「似顔絵捜査」。

神奈川県警で2023年7月11日、効果的な似顔絵を描く技術を磨こうと、似顔絵捜査員の卵たちを集めた研修会が行われました。

11日午後、横浜市の神奈川県警警察本部では似顔絵捜査員を目指す警察官らおよそ60人が集まって似顔絵の描き方を学びました。

神奈川県警によりますと、県内では去年1年間で2400枚ほどの似顔絵が描かれ、似顔絵が犯人の検挙に結びついた事件は55件あったということです。

【出典】警察官らが“似顔絵”作成の研修会 神奈川県警

なぜ、今の時代に似顔絵?

現在は、防犯カメラやドライブレコーダーがかなり普及しているので、映像があれば似顔絵は必要ないのではないだろうか?

ところが、人物を特定する際の大きな特徴とも言える、顔の傷やほくろの位置、首の入れ墨というのはカメラ映像では鮮明に映りにくいという。

しかし、これが人が目撃した場合は、逆に顔の特徴的なことの方が記憶に残りやすい。

人を特定する時に、特徴的な部分が強調された方が人に聞く場合にも優位になる。

そういったところから、似顔絵で実際に検挙に結びついているということなのだろう。特徴を掴んで描かれた似顔絵は、捜査の上で有益な情報になっているということから似顔絵が見直されているのだろう。

石川県での似顔絵捜査

石川県警でも2022年は68件の事件で似顔絵を作成していて、犯人検挙に結びついたケースもあったとのこと。

しかし、検挙に結び付いた具体的な件数については公表されてないので、多いとは言えない件数なのだろう。

以下は、2022年6月21日に石川県警が公開した殺人事件の重要参考人の似顔絵。
2008年6月27日 午後8時~午後9時の間で、金沢市のアパートで当時22歳の男性が殺害された事件で、発生時間帯に現場で目撃された人物になる。

【出典】石川県警察「金沢市久安独身男性殺人事件」情報提供のお願い

事件はアパートで起きていたということからアパートの住民が偶々、事件の時間帯に普段見かけない人を目撃したということなのか?と思っていた。

しかし、目撃したのは駐車場だという。

事件があったのはアパートの2階。

アパートの1階はレストランで、2階でバタバタと音がしていたという証言もあった。

2階が、うるさかったのでレストランでアパートから出てきた犯人のことをしっかり見ていた目撃者がいたということだろうか?

似顔絵のニット帽にも疑問が残る。

事件が起きたのは6月27日、その日、金沢市の最高気温は、23.2℃、最低気温は、18.9℃なので、夜でもニット帽が必要な気温とは思えない。

むしろ、被っていると暑いのではないかと思う。

なぜ、今頃公開したのか?

なぜ、2008年の事件の似顔絵を14年も経ってから公開したのだろうか?

ずっと公開していなかったのであれば、それなりの理由があったはず。

石川県警の捜査一課の次席が似顔絵の公開のタイミングについて以下のように話している。

「犯人ではない可能性もある」と強調。

聞き込みや防犯カメラの捜査などから絞った発生時間帯の中で目撃されており「どうしても、事情を聴きたい人物」と話した。
 公表のタイミングについては「情報の信ぴょう性や事件との関係性を慎重に捜査し、検討を重ね、公開により広く情報を求める必要性を判断した。

二人の特定につなげたい」と述べた。

【出典】金沢・久安殺人 似顔絵公開 27日 事件14年 2人組 事情知る?:北陸中日新聞Web

犯人でない可能性もあるので、ずっと公開していなかったが、より広く情報を求める必要性から公開したということのようだ。

正直、判断が遅すぎる。

14年も過ぎていれば顔は随分変わっているだろうから写真でも厳しい場合もあるだろう。

ましてや似顔絵では、仮に特徴が掴まれた似顔絵になっていても、当時と印象も変わっているだろうから目の前に犯人がいたとしても気が付かない可能性が高い。

似顔絵は伝える側も重要

本当は、似顔絵を描く人に特徴を伝える側のことも書きたかった。

しかし、自分は人の顔を覚えるのが苦手なので、そんな人間が書く内容に説得力も信ぴょう性もないので断念した。

しかし、そんな自分だから書けることが一つだけある。

似顔絵を描くのが、どんなに上手でも、自分のような人が相手だと全く描けないのではないだろうか?

毎日、顔を合わせている人の顔の似顔絵を描きたいので、特徴を教えて欲しいと言われても何も思い浮かばない。

せいぜい、眼鏡をしているとか、髪は白髪だとか、口元にホクロがあるのは覚えていても右だったか?左だったか?までは覚えていない。

何度も会ってる人なら顔を見れば、名前は出てくるが、似顔絵を描けと言われても何も描けないと思う。

漢字は読めるが書けないというのと同じだ。

多分、自分が犯人を目撃したとしても数分も経たずに忘れてしまっているはず。

そんなことから、描く方ばかりではなく、人の顔を似顔絵にするために必要なポイントといったことを公開したり、講習会のようなことを実施してもらえると是非参加してみたい。