バイオハザード
「恐怖」がキーワードになるゲームと言えば?
自分は、バイオハザードと答える。
バイオハザードというのは、日本語に訳すと「生命災害」
秘密裏に研究されていたウイルスが漏出した。このウイルスは人間に感染するとゾンビになり凶暴化する。
そして、ゾンビが、ある洋館を襲撃し、猟奇的な殺人事件が発生した。
そして、ゲーマーは、そのゾンビと戦い洋館から脱出するというストーリー。
改めて考えると、何となく、コロナウイルスと重なってしまう・・・
あまり、ゲームをしない自分でも、以下の3つのゲームは経験したことがある。
これらの3つのゲームはいずれも、映画化されているが、長きに渡り継続的に作られているのは、バイオハザードだけではないだろうか?
いずれも、映画は見たことがないので、面白いのかどうかは、何も言えないが、バイオハザードは、継続的に作られていることから、映画として十分に成り立つほど凄いシナリオだと言える。
実は、ゲーム「バイオハザード」は、日本映画の「スウィートホーム」がモデルになっている。
ドキュメンタリー番組の制作で番組スタッフが画家の家を訪問した。
すると、怪奇現象が次々に起こった。
調べていく間に、その家には秘密があったといったストーリー。
洋館から脱出するというストーリー展開はこの作品から考え出されたとのこと。
安全が保障されている
バイオハザードを好きな人なら「怖いのにやめられない」そう答えるのではないだろうか?
人は怖いことは嫌なはずなのに、それでも、お金や時間を使っても怖いことを体験したいという人がいる。
これは、どういう心理からなのだろうか?
考えてみればゲームというのは、安全が保証されている。
安全保障が、大前提としてあるので、絶対の安心感がある。
どんなに強い敵キャラで、何度負けても、自身の命が失われるということは絶対にない。
しかも、攻略法は必ずあるので、最後には勝てるようになっている。
だから、安心して「遊べる」し、強い敵キャラに勝つという達成感も得られる。
ジェットコースターにしても安全が保障されているから、どんなに凄いコースであっても、安全は保証されているので、どんなに怖くても安心感がある。
遊園地で言えば「お化け屋敷」も同じだと言える。
安全が保証されているから、怖くても乗ってみようと思うのであって、いつ壊れてもおかしくない等と言われたら、乗る人は激減するはず。
バイオハザードも同じで、どんな結末になったとしても自分の生命に関わるようなことには絶対にならない。
しかし、バイオハザードの世界が現実に存在していたらどうだろうか?
作り物などではなく、仮想でもなんでもなく現実に起こることだとしたら、行ってみたいと思うだろうか?
いないとは言い切れないが少ないはず。
怖いのに、やめられないのは、「安全」が保証されているからだ。
安全が保障されていても・・・
ちなみに、自分は、安全が保証されていても、わざわざ、怖い体験をしたいという気持ちにはなれないので、ホラー映画や、お化け屋敷、ジェットコースターといった類には興味は無かった。
じゃあ、なぜ、「恐怖」がキーワードとなるゲームのバイオハザードをやった経験があるのかというと、それは、技術的興味からだった。
バイオハザード4のグラフィックが当時、凄いという前評判で、一度、体験してみたいと思った。
しかし、ゲームを始めると、まさに「怖いけどやめられない」だった。
映像が凄いとかそんなことは、すっかり忘れて、ゲームの世界にのめり込んでしまった。
怖さを超越する面白さ
日本を代表するゲームというのは、面白いからヒットし根強い人気があるのだと思う。
このため、怖いから止められないのは、単に安全が保障されているからという理由だけではなく、ゲームとして面白いから止められない。
それは怖さをも超越する面白さということになる。
今や日本のお家芸は、アニメとゲームだけになってしまった。
「電子立国日本」、改め「娯楽立国日本」というところだろうか?