今週のお題「読みたい本」
13歳から分かる! 道は開ける
デール・カーネギーの「道は開ける」と言えば、「人を動かす」と共に自己啓発本のベスト10に必ず入るような名著。
しかし、読んでみたいのは、「道を開ける」ではなくて「13歳から分かる!」と書かれてある方。
これ、珍しく、Kindle本が提供されていない。
学生の頃、「この本を読んで何度も救われた」と、女性アイドルが話していたのを聞いて、本屋に行った記憶がある。
その女性アイドルの名前は、思い出せない。
そして、買って読み始めると、「本書から最大の成果を得るための九ヶ条」という内容が最初に書かれある。
- 真剣に学ぼうとする向学心
- 各章をまず速読し次に同じ章を精読する。(それまで次の章に進んではいけない)
- 時には読むのを中断して読んだ内容について考えてみる。
- 赤鉛筆やペンを手にしながら読む。役立ちそうな提言を目にしたらその部分に線を引いたり二重丸をつける。
- 一度、読み終わっても毎月、本の内容を思い起こすために数時間を割く。
- 学ぶとは積極的な過程なので、本に書かれている内容を、あらゆる機会に応用してみる。
- 本に書かれている原則に違反した場面を家族に見つかったら、都度、罰金を払う。
- 本に書かれている原則が実践できているかどうか、自分自身で確認してみる。
- 本の内容を応用して成功した事例を日記に書く。
この中の、2番目の条件に書かれている「速読」でつまずいた。
速読というのは、内容は理解できなくても全ての文字に目を通さなければいけない。
そして、途中で読み飛ばしてしまったら、速読は失敗で、最初に戻らないといけないと勝手に思い込んでいた。
早く読もうとすると、どうしても文字を読み飛ばしてしまうので、そんなことから何度も最初に戻っていた。
今、考えるとバカなことをしていたものだと笑ってしまう(笑)
このため、第一章の「不安と悩みが消えない人へ」ばかりを繰り返し速読するだけで精読には至ることなく挫折した。
このため、自分にとって「道は開ける」は「トラウマ」以外の何物でもない。
しかし、この本は、色んな人が「愛読書」としてあげている本。
この本を読んで何度も「救われた」なんてことを言わせてしまう程、凄い本。
そんな本が自分には「トラウマ」になっていて、悩みを解決してくれるはずの本が、悩みの原因になっている。
こんな人間は、きっと、自分だけなんだろう・・・と思うと、速読ができずに挫折した自分が情けなくなる。
きっと、今なら、そんなに悩まなくても、読めると思うが、まずは、章全体を速読し精読しなくても、良さそうな「13歳から分かる! 道は開ける」を読んでトラウマを克服したい。
13歳からというタイトルなので、「速読」しなくても良いはず。
そんなことから、選んだ一冊。
この本を読んで、トラウマを克服して次は「道は開ける」を読んでみたい。