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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

サイズ違いの天風哲学

Amazonランキングの和書総合で1位になっていたのが、中村天風著の「運命を拓く」

新刊でもないのに、突然、ランキング入りしてくる本は間違いなくテレビ等で紹介されている。

調べてみると、日本人メジャーリーガーの大谷翔平さんの愛読書の一つで、2023年4月11日にテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で紹介されていた。

大谷さんが日本ハム在籍中の寮住まいの時に当時の監督だった栗山さんが部屋を覗くと本で、あふれていたそうだ。

大谷さんは、「いろんな本を読んだほうが自分で決めるのもうまくなる」と考え読書家になった。

そして、「1回読んだだけで得られるものは30~40%。何回も読むことでもっと違う捉え方ができる」と日本ハム時代の大谷さんが語っている。

栗山が監督が何を読んでいるの?と尋ねると、「スポーツ栄養学」「筋肉の科学」といったスポーツ選手が読みそうな本以外にも、アンドリュー・カーネギー著「富の福音」や、中村天風著「運命を拓く」、漫画だと「スラムダンク」といった本を読んでいるとのことで、これは高校時代からだという。

天風哲学

中村天風さんと言えば、東京都文京区大塚にある天風会館を思い出す。

天風会館というのは、「天風哲学」の普及啓蒙のためのセミナーの開催といったことだけではなく、会館内にはギャラリーや貸ホール、貸会議室などの施設を会員の方々だけでなく一般の人にも開放されている。

自分も随分前になるが、天風会館で開催されたセミナーに参加したことがある。

これは、仕事ではなく個人的に興味があったからだ。

講師は「天風入門」という本を書かれた南方哲也氏。

セミナーの名前は忘れてしまったが、内容は、「天風入門」に書かれている内容がベースで、天風氏の生い立ちから、心身統一法を創案するまでのストーリーに始まり、「天風入門」に書かれてあることに加えて、実際に行ってみるという内容だった。

全2日間でセミナーでは珍しく昼食の弁当が用意されていたので、昼が近くなると昼食をどこで食べようか?と心配する必要がないのでセミナーに集中できたので、有り難かった。

「天風入門」は、中村天風著の「真人生の探究」をベースに書かれたものになる。

中村天風氏がどんな方で、天風哲学がどんな考もので、心身統一方とは、どういうものなのか?といった内容が「天風入門」に書かれてあるので、まず、こちらを読んで、天風哲学の大まかなイメージを掴んだ上で、自分に合っていると思えるようであれば、「真人生の探究」を読まれて本格的に学ぶというのが良いのではないかと思う。

夏季修練会というのが8月のお盆休みだったと思うが開催されるという話もあった。

これは、3日間だったか、4日間の内容で、長期の休みを利用して行っているということだった。

サイズが合わなかった天風哲学

しかし、天風哲学は自分には合わなかった。

きっと、天風哲学が自分に合っていたら、参加していたと思う。

合わないと言うのは、天風哲学を否定するということではなく、服のサイズのようなもので、服が哲学だとすると、その時の自分の身体には、まだ大きすぎるサイズの服だったということになる。

哲学を学ぶというのは、自分の身体がその哲学のサイズより、ちょっと小さい位が丁度良くて、大きすぎても小さすぎても、違和感を感じるので、学ぶには適さないと思っている。

中村天風氏の本を読んだ時に、自分のサイズにピッタリのような気がしたが、セミナーに参加してみると、かなりのサイズ違いだと思い知らされた。

自分がセミナーに参加したタイミングではまだ、天風哲学は大きすぎて、自分が着るには無理があったように思う。

今、改めて「天風哲学」を学べば、サイズが合っているかもしれないので、今年のGWにもう一度、読み直してみようかと思った。