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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

世の中には、たくさんの自己啓発本があるけど・・・

たくさんの自己啓発本

書店に行くと、たくさんの自己啓発本が並んでいる。

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多くの人は、ベストセラーとなっているものや、タイトルで選んでしまうのではないだろうか?

そして、選んだものは1冊ではなく、複数所有しているのではないだろうか?

自分自身、これまで何冊もの自己啓発本を読んできた。

しかし、最近は「自己啓発本」を読まなくなってきた。

自己啓発本」というのは、著者の失敗談から始まり、どのように成功したのか?というお決まりのストーリーが多い。

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あと自分はアインシュタインレオナルド・ダ・ヴィンチのような特別な人間ではなく、どちらか言えば普通の人より劣っていたというエピソードを付加する。

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だから誰でも、この本の内容を実践すれば成功できますと言ったことが書かれている。

この部分を読めば、自分も成功できるんだと思えて手に取ってパラパラとページをめくり、なかなか良さそうなことが書いてあると思って買ってしまう。

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しかし、家に帰ってじっくりと読んでみると知っているようなことばかりが書かれていて途中で読むのを投げ出してしまう。

いつかは自分に合った本に巡り会えるはずだと自己啓発本を繰り返し買う。

しかし、そんな本にはなかなか巡り会えないので「積読本(つんどくぼん)」が増えて行く。

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千差万別

千差万別という言葉がある。

たくさんの差や違いがあるという内容で、人はたくさんいるが一人として同じ人はいない。人は千差万別ということになる。

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自己啓発本の著者と、それを読んでいる読者も当然異なる。

本に書いてある内容は著者に合ったものではあるが、読者に合う保証なんてない。

それなのに、誰でも本に書いてあることを実践すれば成功するなんてことが書いてあれば、その時点でその本は信用してはいけないと判断できる。

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行動に移すことが大切

著者はどんな人が読んでくれているのかなんて判断できない。

このため、読者は受け身の姿勢で本を読んでいたのでは、著者の成功談を読むだけになってしまう。

大切なのは、何を読み取って行動に移すのか?という点だと思う。

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読んでいるだけでは自分の内側が変わるだけで自分の外側は何も変わらない。

自己啓発本を読む人は多いと思うが、知識として得ただけで満足している人が多いように思う。

読んだ本の内容を実に上手に説明してくれる人がいるが、その人に変化が起きているのか?というと残念ながら何も感じられない。

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そういう人は知識を得たことで満足しているのだと思う。

意味を考えると間違えてしまう

お坊さんがお経を唱える時に、意味を考えてしまうと、その瞬間、間違えてしまう。

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お経は音を覚えて唱えるということが大切で、お経の意味を考えることで「無」になれるわけではなく、唱えることで「無」になれるという。

意味を考える、つまり思考した瞬間に間違えてしまう。

お経は今だけに居続けているから間違わない。

お経を唱えることで何も考えない時間が作れる。

お経は意味を考えることが大切なのではなく、ひたすら唱えて何も考えない時間を作ることが大切だという。

お経と自己啓発本では違うかもしれないが、本は読むだけではなく、読んだことを行動に移すことが大切という点では共通しているのではないだろうか?

思考してしまうことで間違えるという経験は、誰もが経験しているのではないだろうか?

例えば、子供の頃に行っていた大縄跳び。

これは、大きく回っている縄をじっくりと点で見てしまうと、入るタイミングが、わからなくなるが、何も考えずに、線で感じるとすんなりとは入れる。

また、入ったあとも、失敗してはいけないといったことを考え始めると、引っかかってしまう。

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言葉では言い表せないこと

一度、失敗してしまうと、もう失敗してはいけないということを考えてしまい、集中できなくなって余計に失敗してしまう。

試験問題で、考えすぎてしまって答えを間違えてしまう。

コーヒーを飲んでいて、袖に引っ掛けてしまいこぼしてしまうと、また、やってしまうのではないか?と考えてしまい、その通りになってしまう・・・

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自己啓発本を読んでいると、言いたいことはわかる。

けど、それができれば苦労しないと、最初から諦めてしまうことは、ないだろうか?

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これが思考で、考えてしまうと行動に移せなくなる。

これは言葉ではなかなかいい表すことができない。

曼荼羅というものがあるが、これは仏教の教えで言葉では言い表せないことを絵にして表現したものになる。

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何も考えずに行ってみる

長くなってしまったが、自己啓発本については、読んだことを実際に行動に移さなければ意味がないと思う。

しかし、行動に移すためには本に書いてあることだけではダメで、行動に移すためのことを自分で読み解く必要がある。

「人を動かす」「7つの習慣」「思考は現実化する」といったロングセラーの自己啓発本というのは、読んだだけで分かるものではなく、お経と同じで暗唱できるくらいに何回も読んで、実際に行ってみて、ようやく理解できるものだと思う。

あれこれ考えてしまっては、お経と同じで間違えるので何も考えずに行ってみるというのが大切なのではないだろうか?

このため、色々な自己啓発本を読むのではなくとにかくロングセラーと呼ばれる自己啓発本から1冊選んで、書かれてあることを繰り返し読む。

そしてあれこれ考えずに、実際に行ってみる。

これが一番だという結論に達した。