占い番組?
ドラマの改変期ということで、ジムで見るドラマがなくなってしまったので、TVerアプリを開くと、最初に「突然ですが占ってもいいですか?」というタイトルが目に入ってきた。
これまでも、何度か、このタイトルは見てきたが、今の時代にテレビ番組で占い番組が成立するのだろうか?
何より人を占なった結果を見て何が面白いのだろうか?と思って興味は持てなかった。
しかし、特に見る動画もなかったので、一度、見ることで考えも変わるかもしれないと思って見ることにした。
占い師のプロフィールは、巫女の血筋をひく占い師。
占いの方法は、生年月日・姓名・血液型・顔相・手相・出生地など様々な要素を混ぜ合わせた天星術。
占いの内容はというと、以下のような感じ。
占うのは女性のフリーアナウンサー。
名前の字画はあまり良くない。
名前だけだと、事故運やケガ運を持っていて、それを回避するために呼ばれる土地があって・・・
セブンイレブンの星を持っていて、近くにセブンイレブンがあってよく行っている。
xx区の星を持っている。
3丁目か・・・3という数字に呼ばれる。
あとは、YYYという数字が出ていますと番地まで言い当てた。
しかし、これは住所を知っていればわかること。
色々と言い当てているように思うが、住所を知っていれば、誰でも言える内容。
しかも、占いといっても現在から過去のことを言い当てるだけ。
関係者達から事前に情報を仕入れてもらっておけば、成立する内容だった。
唯一、未来のことを占っていたのが、近々、胃腸炎になるという内容。
しかし、現代人はストレスや食べすぎ、飲み過ぎなどで胃腸炎になる要素は誰にでもある。
このフリーアナウンサーはお酒好きで有名なので、職業的にも年齢的にも胃腸炎になる可能性は十分にある。
番組の収録日が2023年2月23日。
放送日は既に3月も終わろうとしているが、胃腸炎になったという報道はざっと調べたが見つからなかった。
ここまで見て、やはり、つまらないと感じたので見るのをやめた。
占いとは
やはり、占いというのは、「未来」がどうなるのかを教えるものだと思う。
その判断材料として、今の自分の何が問題なのか?を指摘するべきで、カードマジックのように、あなたの選んだカードは、これですね!
みたいなことをするのではないと思う。
占いが、本当に成立するのであれば、科学的根拠が示されていても、おかしくないはず。
しかし、科学的に未来を予測しようとすれば、それは将棋や囲碁の次の手を予測するのとは比較にならないくらい膨大なシミュレーションを行うことになるだろう。
今のスーパーコンピュータを駆使しても短時間で予測するなんてことは無理だろう。
今の科学で無理なことが、占い師にできるとするなら、どのように予測するのだろうか?
当たるも八卦、当たらぬも八卦
占いを否定することはできないが、肯定できるような占いが存在するようにも思えない。
このため、占いは、現段階では、「おみくじ」のような存在でしかないように思う。
占いに対して、昔から言われる「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉が一番適切なように思う。
当たっても当たらなくても、気にする必要はない。