テレビのニュースは、ANAのシステム障害の内容ばかり。
何が起きたのかと見てみると・・・
2023年4月3日午後2時すぎ、全日空の国内線のシステムに不具合が発生し、1時間ほど予約や搭乗手続きができない状況になりました。各地の空港では運航に大幅な遅れが出ているほか、50便余りの欠航が出るなど影響が続いています。
3日午後2時10分ごろ、全日空の国内線のシステムに不具合が発生し、午後3時11分ごろに代替システムで復旧するまで1時間ほど予約や販売、搭乗手続きができない状況になりました。
システム変更?
最初、4月最初の月曜日にシステム障害ということなので、3月末に何かシステム変更を行って、システムの不具合で障害が発生したのかと思った。
しかし、システム障害は午後2時過ぎだというので、障害が出るならもっと早い時間に発生しているはず・・・
懲りずに、キャンペーン?
次に考えたのが、4月が始まったということで、JALが2023年3月9日に行った、国内線の路線をすべて一律6600円で航空券を販売するキャンペーンによりアクセスが集中しJALのWebサイトにアクセスできなくなったということ。
JALが、やらかした後に、ANAが同じようなことをするのか?と思ったが念のため確認して見た。
すると、以下の1つの障害と、4月以降の全国旅行支援の販売の案内が公開されていた。
- 2023年4月1日(土)4:30より、国内旅行サービスの「予約確認メール」等のメールにおいて不具合が生じておりましたが、本不具合は2023年4月2日(日)14:31に復旧いたしました。
- 4月3日に、「4月以降の全国旅行支援の販売開始について」4月4日(火)14時より、東京都に関しまして、販売を開始いたします。
全国旅行支援の販売の案内が行われたのち、14時10分頃から「国内線システム」に不具合が生じ、「予約・販売・搭乗手続き」ができない状況となったということなので、「全国旅行支援の販売開始」の案内を見た人達が、事前に予約状況を確認しようとアクセスが集中して、今回のシステム障害に繋がったのではないかと思った。
アクセス集中に弱いJALとANA
JALもANAも、アクセスが集中すると弱いということを全世界に公開したようなものなので、DDos攻撃といったことを悪意のある国や人達に仕掛けられたら日本の国内線は麻痺してしまうということになる。
原因は?
4月4日に、ANAは、外部からサイバー攻撃を受けたわけではなく、データベースが停止したことが原因だと発表している。
想定しているアクセス数を超えれば、接続が多すぎるということでデータベースは停止してしまう。
やはり、全国旅行支援の販売開始の案内によりアクセスが集中してしまったのが原因のような気がする。