マジシャンが占い師に?
マジシャンが占い師のフリをして当てまくったら怖すぎたw【ドッキリ】というタイトルの動画が気になった。
マジシャンが占い師のフリをして当てまくる?
マジシャンが当てるというとカードマジックのようなあなたが持っているカードはハートのエースですね!みたいな感じのことなのだろうか?
ところが、動画を見ていると想像を遥かに超える内容だった。
通っている専門学校の種類、知り合いの人の名前、昨日の夜食べたものをピタリと当ててしまう。
動画のタイトルには「どっきり」と書かれてあったが「どっきり」どころではなく、「ビックリ」だった。
ブレインダイブ
最初、動画に出ている4人のうち最低でも1人が仕込みの人なのだろうと思っていたが、人の考えていることを読み当てる「ブレインダイブ」というマジックだという。
マジシャンの名前は「あたらしくん」と言って、漢字で書くと「新子景視」
テレビにも出演しているようだが、あまりテレビを見てないので知らない。
マジックだというので、何かタネがあるはず。
答えを出すまでに行っているのは、繰り返し頭の中で答えを読み上げるとか、イメージして欲しいということ。
頭の中で読み上げたり、イメージすることで微妙に唇が動くのかと思ったが今はマスクをしているので唇が動いたとしても読み取るのは無理だと思う。
ネットで調べてみても種明かしみたいな見出しの記事はあるものの、コールドリーディングだとか、別の手法を解説しているだけでプレインダイブを解説できているものは一つもなかった。
コールドリーディングだと答えを導き出すための質問の数が多くなるが、「あたらしくん」は頭で強くイメージして欲しい、頭の中で繰り返して欲しいとか、答えとは関係のない質問をしている。
このことからもコールドリーディングの手法ではないのは明らか。
「あたらしくん」あの、Mrマリックの頭の中にダイブする動画もあった。
あたらしくんが予めアナログの腕時計の時刻を合わせておいて、Mrマリックに中学生の頃の思い出を質問した。
頭の中でイメージするだけにして欲しいと依頼していたが、Mrマリックは、お構いなしで、思い出の時刻を言ってしまった。
それでも、時刻は的中していた。
マリック氏はほとんど、イメージせずに先に言葉に出してしまっていた。
つまり質問もブレインダイブ自体もマジックとは関係がないのだと思う。
全く別の何かで当てていることになる。
マジックは黙って見る
マジシャンがマスターのバーに行った時に、マスターに言われたことが一つある。
マジックは黙って見ること。という内容。
マジックをしている時に、途中で、動きを止めて欲しいとか言われるとマジックにならないという。
テレビやステージであれば、マジックの途中で邪魔をする人はいないと思うが、目の前でマジックをされると、つい色々と言いたくなるものだ。
マジックというのは精密な動作により成立するものなのでマジックの途中で色々と言われたのではマジックが成立しなくなる。
ブレインダイブを見ていると、一世を風靡した、Mrマリックの「超魔術」を最初に見た時のことを思い出す。
タバコが500円玉を貫通したり、ひっくり返したコップの底の上に乗せたコインを手のひらで押し込むと底を通り抜けてコップの中に落ちてしまうというマジックも今では種明かしされているが、当時は誰しも驚いたのではないだろうか?
仕掛けを見つけてしまうと、つまらなくなるが、知らなければ、驚くことができる。
マジックを見ていて、どちらが楽しいだろうか?
プレインダイブが、どういう仕組みで行われているのかは、わからないが、疑って見るよりも、純粋に見て楽しんだ方が良いのではないだろうか?
簡単にわかるようなマジックなら、とっくに解明されてネットで調べれば直ぐにわかるはず。
あたらしくん本人がマジックだと言ってることからも、特殊能力といったものではなく何らかの仕組みがあるのは間違いない。
本人は、その仕組みを今は明かすつもりはないとも明言しているので、見る側としても黙って見てあげるべきではないだろうか?
動画を見ているあなたにブレインダイブ!
最後になるが、以下の動画が凄かったので是非、見て欲しい。
見ているあなたにブレインダイブするというもの。
これだけだと、よくわからないかもしれないので、補足すると、動画を見ている人が、イメージしたカードを当てるというもの。
自分も見事当てられてしまったので、かなり驚いた。
マリック以来の凄いマジシャンが現れたものだ。