危機感が足りない
よく言われる言葉だと思う。
危機感というのはネガティブな考えであり、危機感からはポジティブな考えなんて出てこないように思う。
イヤイヤ、そういうことじゃない。
火事場の馬鹿力、窮鼠猫を噛むってこと。
危ないと感じることで、普段は出せない力を発揮することができるってこと。
そう言われることだろう。
まぁ夏休みの宿題も、最終日にやるっていうのももう先送りはできない。
今日やらないと夏休みが終わってしまう。
ということで追い込まれることで嫌々でも宿題を終わらせようと努力するわけだ。
ほら、言わんこっちゃない。
人間は、追い込まれないと何一つやらないもの。
危機感は人間にとっての原動力。
だから、必要。
と、黙って聞いていると、ここで話が終わってしまう(笑)
前向きはダメなのか?
危機感というのは、悪いことが起きるイメージを持つということだと思う。
そうすると「ポジティブシンキング」や「楽観的」というのは悪いことなのだろうか?
個人的には、前向きに考える方が良いような気がする。
確かに危機(リスク)に備えておくというのは必要だと思うが、危機ばかりを考えていたのでは、消極的になるはずだ。
危機感を持たないといけない人
実は、「危機感を持て」というのは、そういうことではないと思う。
若い頃に無駄遣いをした人と、無駄遣いをしないで貯金していた人では老後の「ゆとり」に差が出てくるのは容易に想像できると思う。
危機感を持つというのは、無駄遣いをして老後にお金がなくて困るというようなことがないように、未来のことを考えないとダメ。
そして、無駄遣いはやめなさいよってことで、今の行動に問題があることになる。
危機感を持つというのは今の自分に問題があるから持たないといけないのであって、問題がなければ、前向きに、楽観的に物事を考えて、前に進んで行けばよい。
以上から、今回のタイトルの答えは「人による」ということになる。
老後に関して言うなら、無駄遣いばかりしているような人は危機感は必要で、そうでない人には危機感は不要というのが答え。