2021年売れたものランキング
2021年売れたものランキングというものを見つけた。
株式会社インテージは、全国約6,000店舗より収集している小売店販売データ、SRI+®(全国小売店パネル調査)をもとに、日用消費財の中で何がより売れたかを、推定販売金額の伸びから振り返る「2021年、売れたものランキング」を発表しました。(データは10月分まで使用)
1位が「オートミール」だった。
正直、想定外で、なぜ?という感じがした。
新型コロナの影響で健康志向が高まった結果ではないか?ということだった。
欧米では普通に食されていたが、日本では馴染みがなかった。
しかし、食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富で低カロリーだということで人気が出たとのこと。
オートミールというと、牛乳で煮て食べるというイメージがあったが、主食として米のように食べる「米化」、ハンバーグに混ぜたりして、おかずにしたり、デザートに使ったり色々な食べ方が増えたことも人気だったのかもしれない。
キッカケは麦芽飲料
キッカケは想像がつく。
2020年7月にツイッターで、「体内の鉄分が平均の7分の1しかないと指摘されたが、ミロを飲んだことで平均値になった」という呟きでネスレの麦芽飲料「ミロ」が長期に渡り品切れになるほど売れたことがあった。
ミロが変えなかった時には、何とか代わりになるものがないかと調べる人が増えて、「麦」に注目されるようになったのではないかと思う。
日本で麦といえば、「パン」や「ビール」をイメージする人が多いのではないかと思う。
「ミロ」の原料は「大麦」で、ビールと同じ。
そして、パンの原料は「小麦」
小麦と言えば、小麦粉。
小麦粉といえば、「うどん」や「パスタ」といった麺類もある。
このため、オートミールに馴染みはなくても麦については、これまでも普通に口にしてきたのではないかと思う。
オートミールの原料、オーツ麦
ところが、オートミールの原料は「オーツ麦」。
日本では、「燕麦(えんむぎ)」と呼ばれている。
オートミールというのは、オーツ麦を意味する「Oats」と食事を意味する「Meal」を組み合わせて、オートミールと呼んでいる。
オーツ麦は、ヨーロッパ諸国・ロシア・アメリカ・カナダなどで栽培されている穀物で元々は動物の飼料等に利用されていた。
オーツ麦には「パン」や「麺」にする際に必要な「グルテン」というたんぱく質が含まれていないのが特徴になる。
食物繊維が豊富でβ-グルカンという水溶性の食物繊維には、腸内の消化物の粘度を高める性質があり、糖質や脂質の吸収が遅くなることで、血中の悪玉コレステロール値を低下させる効果もあるらしい。
大麦も食物繊維が豊富でβ-グルカンが含まれているので小麦よりも大麦に近いと言える。
但しグルテンは含まれていないが、グルテンに似たタンパク質は白米より多く含まれている。
脂質や炭水化物も含まれているのでヘルシーだからといって食べすぎると太る原因になる。
あと、消化が悪いので食べすぎると胃や腸に負担がかかるので注意が必要。
解熱鎮痛剤も売上が伸びた
2021年に新たに需要が増えたのが解熱鎮痛剤。
日本でも2021年からワクチン接種が始まり、副反応で熱が出るといったことから高齢者を中心に解熱鎮痛剤が売れたとのこと。
自分もワクチン接種の際に医者がロキソニンは持ってる?と言ってくれて、やっぱりあった方が良いんだと思った記憶がある。
こうやって言われると、やっぱり買ってしまうと思う。
風邪薬、解熱剤(ロキソニン)、胃腸薬は常備しているので「はい」と答えた。
ワクチンは抗体ができるかどうかが重要だと思うので副反応というのは大切だと思っている。
このため、ワクチン接種を行なって直ぐに解熱剤は服用せずに副反応が出始めたと感じるまでは待つことにした。
打たれた方の上腕が硬くなるのが先に感じられた。
しかし熱の方は出る気配がなかった。
解熱剤を服用するなら、できれば食後にしたかったので食事までに気配が感じられるのを祈った。
夕方になって熱が出てきたような感じになってきた。
「やった!」と思うと共に熱が出て辛くなったら困るなという不安もあったが、解熱剤を飲んで寝たら翌朝にはスッキリしていた。
1回目だけではなく、2回目も同じだった。
不安だから
新型コロナのワクチン接種は誰もが初めてなので不安は誰もが持っていたと思う。
そんな、精神状態の時に解熱剤というのは「お守り」のような存在だったのではないだろうか?
コロナ禍で誰もが多少なりとも不安な気持ちになっているので、少しでも健康になってコロナに感染しないようにしたい、ワクチンを接種すると副反応で熱が出ないように解熱剤を先に服用する。
オートミールも、解熱剤も不安だから売れた気がする。