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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

緊急事態宣言でも外出してしまう方へ

僕は新型コロナウイルスを治療方法が確立されていないだけのインフルエンザだと思っていましたが、それは、大きな間違いでした。

きっと、僕と同じように考えている方は少なくないと思ったので、順を追って説明したいと思います。

若者の新型コロナ感染率は本当に高いのか?

若者が路上飲みを止めないとマスコミが騒ぐため、問題視されていますが、路上飲みが本当に感染者が増えていることに対して関係しているのでしょうか?

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ということで年齢別の感染者のグラフを確認してみました。

以下は、日本の新型コロナの年齢別感染者数(累計)のグラフです。

左側が2020年7月15日時点、右側が2021年1月6日時点ですが、どちらも20代が断トツで多く、年齢と共に少なくなっている感じです。

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しかし、20代の感染者が多いからといって感染率が高いのか?と言われると、答えられないので、今度は年齢別の人口を調べた上で、感染率を求めてみました。

下のグラフは年齢別人口のグラフですが、40代を頂点とした正規分布のようなグラフになっていて、20代の人口は比較的、少ない感じです。

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念のため感染者数と年齢別の人口で、感染率を計算してみます。

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断トツで20代の感染率が高いことがわかります。

まぁ20代の感染率が高いからといって、全て路上飲みが原因なのかどうかまではわかりませんが、20代、30代の感染率が高いことは間違いないようです。

とはいっても、断トツで感染率が高いという20代でも数字的には0.461%なので20代が200人いても1人いない程度の割合です。

しかし、それが大きな間違いでした。

インフルエンザの年代別の感染率は?

毎年、冬になるとインフルエンザが流行ということで、学級閉鎖や学校閉鎖になったり、子供がインフルエンザになり、親も会社を休むことになったという話が当たり前のようにありました。

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そんなインフルエンザですが、どれくらいの感染率だったと思いますか?

以下は、2017-2018シーズンでの集計値になります。

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新型コロナとは異なり、10歳未満の感染率が尋常ではない程、高くなっていて驚異の64%です。

いいですか?全体の比率ではなく10歳未満の「感染率」です。

10歳未満が10人いれば、1シーズンに6人以上は感染しているってことです。

10代も39%の感染率なのでインフルエンザは10代以下に多いことになります。

20代以上になると感染率が激減していますが、それでも10%程度の割合で感染していますので先の新型コロナの感染率と比べると凄く高い感染率のように感じます。

新型コロナウイルスが子供に比較的、感染しにくいというのは、もしかすると、10代以下の子供は60%の確率でインフルエンザに毎年のように感染していて抗体ができていて、それが新型コロナにも効果が出ているのではないでしょうか?

なぜ、感染率が低いのに騒がれるのか?

新型コロナウイルスがインフルエンザとは違う点が3つあります。

  1. 治療方法が確立されていない
  2. 死亡率が高い
  3. 感染力が強い

治療薬は1年以上経過しているにも関わらず世界的にも決定的なものはまだ開発されていないはずです。

次に死亡率ですが、2018年のインフルエンザによる死亡者は、3325人です。

これを2018年の総人口(126,442,000名)より死亡率を求めると、0.003%になります。

つまり、インフルエンザで死亡するということは、ほぼありません。

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しかし、新型コロナウイルスによる死亡率は4.4%(2020年7月15日時点)で、インフルエンザとは比較にならない程、高くなっています。

新型コロナの1番怖い点

しかし、新型コロナウイルスの1番怖い点は、最後の「感染力」です。

年代別の感染率では1%にも満たないのに?と思われるかもしれませんが、一つ忘れていませんか?

今は、「国民全員が毎日マスク」を始めとした、新型コロナ対策を行なっている状態が1年以上も続いています。

これまで、インフルエンザに対して、このようなことを行った事例は1度もありません。

新型コロナの対策が1年間以上続いたことで、毎年100万人以上の感染者が出ていたインフルエンザが、2020年/2021年シーズン(2020年8月31日から2021年2月14日まで)は1011人と激減しているのです。

ここで、考えてみてください。

新型コロナ対策によりインフルエンザは、ほぼ完全に抑え込んでいるのに、新型コロナに関しては、2021年5月初で東京や大阪の1日の感染者数が1000人以上で、インフルエンザの1年分(全国)の感染者が全国ではなく、1都市だけ、しかも1日で出ているんです。

毎年猛威を振るっていたインフルエンザを、たったの1011人に抑えた新型コロナ対策でも、新型コロナウイルスの前では今の感染者数にするのが、やっとです。

つまりインフルエンザの感染者が少ないことが、逆に新型コロナウイルスの感染力の強さを証明していることになります。

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僕は、この部分が完全に見落としていました。

つまり、今、行っている対策を止めてしまうと、新型コロナウイルスの強力な感染力でインフルエンザの年間100万人の感染者を遥かに超える数になるはずです。

新型コロナウイルスはインフルエンザより遥かに怖い

僕はこれまで、新型コロナウイルスをインフルエンザと同じだという認識でしたが、今の状態で、比較してみると感染力の違いは雲泥の差があることに気が付きました。

今、不要不急の外出をしている方は、昨日までの僕と同じで、周りに感染者はいないし、新型コロナと言っても、治療薬のないだけの新種のインフルエンザでしょ?くらいの認識だと思いますが、ここまでの説明で新型コロナの感染力がいかに強いのか理解して頂けたのではないでしょうか?

そして、感染力だけではなく、インフルエンザよりも死亡率も高いのですからインフルエンザなんて問題にならないほど、新型コロナは怖い存在だと言えます。

しかも、今は更に感染力が30%高い変異株に変わっていますので恐怖は強まるばかりです。

そう考えれば、今、行っていることは決して過剰なことではなく、まだ感染者が減らないのですから、むしろ対策としては不十分です。

国は、この点を国民にしっかりと伝える必要があるのではないでしょうか?