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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

フジテレビの人気がなくなった理由は?

テレビ局の人気ランキング

2020年の民法テレビ局の人気ランキングという記事を見つけました。

こんなランキングもあるんだと初めて知りました。

日本テレビがやっぱり1位ですね。

日テレが、視聴率三冠王!みたいな内容をよく耳にしますので、当然ということでしょうか?

テレビ朝日はセクハラ・パワハラ報道を耳にしますが、テレビ番組は最近、ドラマでも面白いものを制作しているので人気です。

1位 日本テレビ
2位 テレビ朝日
3位 TBS
4位 フジテレビ
5位 テレビ東京

【出典】民放テレビ局の人気ランキングTOP5や平均年収【2020最新版】 | RANK1[ランク1]|人気ランキングまとめサイト~国内最大級

以下は、2017年の好きなテレビ局ランキングです。

意外にもNHKが好きだという人が44.5%で、断トツ1位です。

1位 NHK 44.5%
2位 テレビ朝日 33.7%
3位 日本テレビ 31.6%
4位 テレビ東京 30.1%
5位 TBS 28.7%
6位 フジテレビ 20.1%
7位 TOKYO MX 6.2%
8位 サンテレビ 2.7%
9位 テレビ神奈川 2.4%
10位 テレビ埼玉 1.5%

【出典】テレビ局の人気ランキング 1位 NHK、2位 テレビ朝日、3位 日本テレビ|ニフティニュース

テレビ局の売上高ランキング

人気ランキングがあったので、他にもあるかと調べてみると、売上高ランキングというものもありました。

1位 フジテレビ 6,692億円
2位 日本テレビ 4,249億円
3位 TBS 3,663億円
4位 テレビ朝日 3,107億円
5位 スカパーJSATHD 1,640億円
6位 テレビ東京 1,492億円

【出典】https://gyokai-search.com/4-tv-uriage.htm

ここまで、フジテレビは3位以内に入っていませんでした。

しかし、人気はないのに売上高に関してはフジテレビは売り上げで1位です。

これはどういうことでしょうか?

2018年度のフジテレビの売上比率は以下の通りです。

  • 放送事業:46.2%
  • 生活事業(通販等):19.9%
  • 都市開発・観光事業:16.8%
  • その他:17.1%

フジテレビは放送事業以外の事業にも力を入れていて多角経営化により売り上げを伸ばしています。

このため放送事業の売上比率は半分以下です。

放送事業は低迷しているフジテレビ

つまり放送事業が伸びないので他の事業に進出したってことです。

フジテレビの本業は、テレビ局なので、本業が伸びなければ困るはずです。

フジテレビといえば、かっては視聴率トップで、「おもしろくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズで一世を風靡しました。

その頃は、めちゃイケを始めとしたバラエティ番組で何でもありの番組が作れていました。少し前の規制が緩かった、Youtube動画のような感じですね。

しかし、放送倫理・放送基準が年々厳しくなっていき、何でもありの番組を作ることができなくなっていきました。

これで、フジテレビのバラエティー番組の勢いがなくなりました。

そして、東京ラブストリーを代表とする月9ドラマも一世を風靡しましたが、2010年頃から低視聴率が続くようになっていきます。

  1. 海月姫(2018年冬) 6.1%
  2. 突然ですが、明日結婚します(2017年冬) 6.6%
  3. 民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~(2017年秋) 6.7%
  4. カインとアベル(2016年秋) 8.2%
  5. ラヴソング(2016年春) 8.4%

【出典】月9ドラマ(フジ)低視聴率ランキング | ドラマ視聴率速報・ドラマン

30%を超える人気ドラマの宝庫だった月9がまるで深夜番組になったかのような悲惨な結果です。

これは、マンネリ化しないように定番のストーリーをあえて避けるような脚本が多くなってしき、それが逆に見る側からは不自然なストーリーとなってしまって、次々に、つまらないドラマが出来上がったのです。そして致命的だったのは視聴者からの声に耳を傾けなかったプライドです。視聴者は素人なのでドラマ作りの何がわかる?という気持ちが強かったのでしょう。その結果、自分達は間違っていない。理解できない視聴率が悪いとさえ考えていたのでしょう。ドラマを見るのはプロではなく素人なんです。素人が見て面白くないものは意味がないんです。

視聴者を見ないでコンテンツを作るなんて目隠しをして車を運転するようなものです。

今ではフジテレビがバカにしていたテレビ東京の方が勢いがあり面白い番組を作っています。

しかし、フジテレビは今でも炎上商法のようなバラエティ番組しか作れず、ドラマは原作のある小説や漫画、海外ドラマのリメイクのようなものが多いにも関わらず原作の良さを引き出せていないため、つまらないものになっていることが多いです。

炎上商法のフジテレビ

そして一番、問題なのは、炎上商法です。

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問題発言をするような芸能人をMCにすれば、ネットニュースで取り上げられて見る人は増えるかもしれません。ニュースの内容についても、朝からでも虐待・あおり運転と感情をあおるようなものばかり、いつまでも繰り返し、これでもか!というほど報道します。心を和ませてくれるようなものは、ほぼありません。

しかし、それはテレビ局のイメージと重なっていくので、問題発言をするようなテレビ局だと定着します。

Youtuberでも、炎上、やらせ動画で再生数を稼ぐスタイルの人がいますが、正直、良いイメージはないので、徐々に離れていきます。

これをバラエティ番組で行なってくれるのであれば話は違ってきますが、朝の情報番組・昼のワイドショー・夕方・夜のニュースでも行ってしまっているので致命的です。

ドラマは復活の兆しが?

現状、フジテレビの報道についてはバラエティ感覚になっているので信頼できる状態ではありません。

では、ドラマの方がどうでしょうか?

コンフィデンスマンJPの視聴率は8.9%で月9の最低視聴率ベスト10の中に入るような結果でした。

コンフィデンスマンJPは僕は面白いドラマだと思って見ていましたが、低視聴率ということで僕もフジテレビ化してしまったのか・・・とショックを受けました(笑)

それが、映画化されると知り驚きました。

視聴率が爆死状態のドラマなのに、なぜ映画化を決めたのだろう?と疑問を感じました。

これは、フジテレビが視聴者の声に耳を傾けた結果のようです。

ドラマを見ていた人の感想は好評で満足度も高かったということで映画化に踏み切ったようです。

フジテレビは不人気なので、フジテレビを見る人が減っていて、更に月曜の夜9時にフジテレビを見ている人は少数派だと思います。

もう一つの要因としてフジテレビに限らずドラマはTverなどで見逃し配信があるので、リアルタイムに見る必要がないんですね。

しかし、バラエティ番組は見逃し配信をしているものが少ないので、リアルタイムで見てしまいます。

実際、僕もテレビで見ていたわけでは無くジムで見逃し配信で見ていました。

現在は、家でゆっくりテレビだけを見てる時間が取れないので移動中や他のことを行いながらという人が増えているでしょうから、テレビの視聴率だけでは判断できなくなっているはずです。

つまり、テレビでドラマを見る人が減っているだけで、オンデマンド、見逃し配信での再生数は高かったのかもしれません。

何より、作り手側として、しっかりとした手ごたえがあったから映画化に踏み切ったのでしょう。

そしてドラマを映画化すれば、あのドラマは面白かったんだ?と思う人も出てきます。結果は、予想以上の大ヒットだったと思います。続編まで作ることができてフジテレビとしては、してやったりという感じだったと思います。

コンフィデンスマンJP以降の月9って例外は、いくつかありますが、質が変わってきたように感じています。

まだ試行錯誤の段階だと思いますが、安定してくれば月9の復活も十分あると思います。報道の状況に比べるとドラマに関しては光が見えてきたのではないでしょうか?

視聴者の声を聞き応える

視聴者の声を受け入れてこなかったフジテレビですが、最近は、声を聞いて応えてくれるようになった感があります。

テレビ朝日の人気度が上がったのは、視聴者の声を聞いて、しっかり返事も行なっている姿勢にあると思います。

視聴者にすれば意見や提案をしているのに、返事もなく、番組を見ていても自分の意見や提案が受け入れられていないと感じれば、その内、意見も提案もしなくなり、離れていきます。

フジテレビは、まさにその典型でした。

視聴者の声を受け止め、関係者にフィードバックし番組作りに反映させる。

一方的に配信するだけでは、視聴者に受け入れられません。

昼の番組でいえば、「バイキング」のような内容ではなく、全盛期の「笑っていいとも」のような番組を作るべきです。

「笑っていいとも」は「ヒルナンデス」により終了させられたと言う人がいますが、僕は「笑っていいとも」が自滅し視聴者が「ヒルナンデス」に流れていっただけだと思っています。

「笑っていいとも」は、視聴者の声を聞いて反映させていれば、終わらせることなく、まだ続けることができていたんです。

末期の「笑っていいとも」は、つまらないゲームやクイズのコーナーばかり見せられて、うんざりしていました。

食事をしながら見たいと思えるような内容ではなくなっていました。

めちゃイケ」にしても、とんねるずの「みなおか」にしても、独りよがりの企画ばかりになってしまったから視聴者が離れていったんです。

どれもフジテレビを代表するような長寿番組を次々に終了させてしまった関係者の罪は深いと思います。

そんなフジテレビに優秀な人は集まらないので、「面白いテレビ」を作れるはずもありません。

これからのフジテレビに期待したいと思います。