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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

感動を壊す、ステマって?

ステマとは

ステマという言葉がよく耳に入ってくるようになってきました。

正式名称は「ステルスマーケティング」です。

ステルスは、「隠密」、マーケティングは、「市場活動」という感じでしょうか?

そして、ステルスマーケティングは、「宣伝だと言わずに宣伝する行為」のことですね。

Youtuberが企業案件といった感じで商品等の紹介動画をあげたりしていますが、それを企業案件だとは言わずに、自分の意思で買って良いと思ったので紹介してしまうとステルスマーケティングになってしまうわけです。

動画で紹介する代わりに裏では企業から金銭を得ているので実は広告なのです。

広告だとわかっていれば、見なかったのに・・・と思う場合もあるので、ステルスマーケティングは、悪い印象を与える手法の広告だと言えます。

夢の国がステマ

そして、そんなステルスマーケティングを夢の国のウォルトディズニージャパンがやってしまったのです。

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映画「アナと雪の女王2」が公開されたあとに、以下のようなことがありました。

映画「アナと雪の女王2」の感想を描いた漫画が、12月3日の19時ごろに7本一斉にTwitterへ投稿され、その不自然さが「ステマステルスマーケティング)ではないか」と物議を醸しています。ねとらぼ編集部の取材に対し、ウォルト・ディズニーの担当者は「本来PR表記を行う予定だったが、どこかでコミュニケーションミスがあり抜け落ちてしまった」「ステマという認識はない」と回答しました。

nlab.itmedia.co.jp 

最初は、PR表記をしなかっただけで、ステマだという認識はなかったと言っていたのに、ウォルトディズニージャパンは、公式ページで、2019年12月5日には以下のような謝罪文を公開しています。

「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関するお詫び

  • この度は、「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」につきまして、ご参加いただきましたクリエイターのみなさま、ファンのみなさまに多大なご心配、ご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。
  • 本企画は、クリエイター7名のみなさまに映画『アナと雪の女王2』をご覧いただき、ご感想を自由に表現いただいた漫画をTwitterに投稿いただく企画として実施したものです。
  • 本企画に伴う投稿は、「PR」であることを明記していただくことを予定しておりましたが、関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において明記が抜け落ちる結果となってしまいました。
  • 今後このような事がないよう、関係者一同、深く反省するとともに、コミュニケーション体制を見直し、再発防止策を講じてまいります。

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

www.disney.co.jp

「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」にご参加いただいたクリエイターのみなさま、そしてファンのみなさまへ

  • 私たちは、「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関し、ご参加いただいたクリエイターのみなさまにご迷惑をお掛けしている事実を大変厳粛に受け止めています。また、この事により、ファンのみなさまを失望させてしまったことを真摯に受け止めています。
  • ディズニーでは、マーケティング活動における社内指針を設けています。本件を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません。
  • 改めまして、本件につきまして、深くお詫び申し上げます。今後は、このような事がないよう、社内指針の周知徹底を図り、再発防止に努めてまいります。これまでみなさまにいただいたディズニーに対する思いを心に留め、社員一同努力し続けてまいります。

www.disney.co.jp

金の国

7名のクリエーターの内、1人でもPRと明記していたのであれば、コミュニケーションに行き届かない部分があったと言われても、そうなのかな?と思いますが、7人全員が同じであれば、ウォルトディズニージャパン側が意図的に言わなかったとしか思えません。個人的に、ディズニーランドは「夢の国」ではなく、「金の国」だと思っています。2020年4月1日から、1デーパスポートの大人料金が8,200円、中人料金が6,900円、小人料金が4,900円、年間パスポートが99,000円に値上げになります。

  • 大人:18才以上 / 中人(中学・高校生):12~17才 / 小人(幼児・小学生):4~11才 / シニア:65才以上
    ※3才以下は無料、18歳高校生は中人、12歳小学生は小人

大人2人、子供2人で入園するだけで26,200円です。更に園内で食事をしたり、販売されているものを買ったりしていると5万円は必要になります。子供にとっては夢の国かもしれませんが、親にとってはお金のかかる国です。

そんなディズニーがステマを行ってしまっただけでなく、最初は認めなかったというのですから、やはり夢より金だったのかと、がっかりしました。

「100日後に死ぬワニ」も?

Twitterで話題になっていた「100日後に死ぬワニ」についても、最終回を迎え、100日後に死ぬワニといきものがかり「生きる」のコラボムービーがYoutube いきものがかり公式チャンネルで公開されました。


「100日後に死ぬワニ」× いきものがかり「生きる」

更に書籍化、映画化、関連グッズの販売やイベント開催と、たて続けにビジネス展開が発表されたこともあり、大手広告代理店が仕掛けたことではないのか?という疑惑も浮上しています。

最終回に合わせて準備していなければ、このような発表はできなかったはずなので何らかの戦略だったのは間違いないはずです。

これだけ露骨だと感動も薄れてしまいます。

「100日後に死ぬワニ」僕は正直、共感できませんでした。

ステマとかそういうことを抜きにしてもです。

何より読者に結末を丸投げするようなラストは無責任だと感じました。

そして、こんな企画に参加した、いきものがかりにもガッカリしました。

更に続きます。

週刊少年ジャンプです。

漫画『ワンピース』の非公式アートプロジェクトと称する「BUSTERCALL(バスタコール)」に国内外約200人のアーティストが参加して、原作から着想を得たイラストや造形物など、さまざまな二次創作作品がInstagram上で公開されていました。ところが、非公式ではなく公式なのではないか?という疑惑が浮上しました。非公式プロジェクトが、2019年9月には「ワンピース」の作品公式Twitterアカウント「ONE PIECE スタッフ【公式】」を通じて企画スタートの告知活動を行っていたというのです。非公式ではなく、公式となるとこれまたステマになります。

nlab.itmedia.co.jp

www.shonenjump.com

「アナ雪2」、「100日ワニ」、「ジャンプ」共にステマに失敗した事例になったのではないでしょうか?

そしてステマという手法は、利用することで完全に黒のイメージが定着しています。

このような状態でステマを行ない、不自然な点が少しでも見つかれば、ステマとみなされて逆効果です。

純水な気持ちを壊すようなことはしないで欲しいと強く感じました。