2019年10月14日にドラマ「まだ結婚できない男」の記事をアップしました。
あっという間に3話まで放送が終わりました(笑)
阿部寛さん演じる、桑野伸介 53歳の日常を描いた、散歩番組を見ているかのように気楽に見られるドラマです。
最近だと、テレビ東京の孤独のグルメが井之頭五郎の食の日常を描いた同じようなタッチの唯一のドラマです。
そんな、「まだ結婚できない男」の3話を見ました。
その中の「お前、タツオになったのか?」という桑野のセリフがずっと、頭から離れなくなっています(笑)
このセリフについて語ろうと思うと、どうしても、ドラマの経緯を話さないといけません。
13年前、桑野のお隣さんが飼っていた犬(パグ)がケンという名前でした。最初は、特徴的な顔のケンは不思議な存在でしたが、いつしか桑野はケンに愛着を持つようになっていきました。僕は、このケンの顔が、いつしか桑野に見えてきました(笑)
13年後も桑野はケンのことが忘れられないでいました。そして偶々入ったペットショップでケンにそっくりな犬を見つけたのです。大きくなり過ぎたということで安売りされていました。桑野はその犬がケンの生まれ変わりではないか?と気になったのでしょう。その後もペットショップに通うようになったのですが、2話の最後で女性の方に買われていなくなっていました。桑野は買わなかったことを後悔したはずです。
そんな時、引っ越してきた、お隣さんの犬が散歩させようとしたら、いなくなったというのです。お隣さんは、アイドル出身の現在、自分の演技に悩んでいる新人女優です。
桑野と一緒にいた弁護士の吉山まどかは犬を探し始めました。
暫くすると桑野は公園らしきところで、パグをを見つけます。
「タツオ」と呼びかけたのですが反応がなかったので、「ケン」と呼ぶと桑野の方を見て近寄ってきました。桑野は「やっぱり生まれ変わったのか」と確信しました。そして、同時にペットショップで犬を買っていた女性がお隣さんだったことも察したはずです。13年ぶりの「ケン」を抱こうとした時、飼い主さんと弁護士が来てしまい桑野は「ケン」に触れることを断念しました。
飼い主さんと弁護士は、桑野に「タツオ」を預けてどこかに行ってしまいました。そこには桑野と「タツオ」だけになりました。
その時に、「ケン」の生まれ変わりだと思っている「タツオ」に桑野が話しかけた言葉が「お前、タツオになったのか?」だったのです。この言葉には桑野の13年間の想いが詰まっています。僕も以前、家で犬を飼っていたので、生まれ変わって目の前に現れたらと考えると桑野の一言は僕にズシンと響いてきました。
「タツオ」の飼い主であるお隣さんですが、飼おうと思ったのはショックなことがあったから、「タツオ」と名付けたのは、なんとなく、そして生き物を飼うのは弟が飼っていた金魚の世話を頼まれた時以来で本人はちゃんと世話をしていたつもりなのに全部死んでしまっていたという強者です。桑野は不安そうな顔で「タツオ」を見ていました。
そして「タツオ」も気のせいか、不安そうな顔で桑野を見上げていました(笑)
ちなみに飼い主さんには、戸波早紀という役名があるのですが、何となく飼い主さんと呼んでしまっています(笑)あと、何故、飼い主さんだけ「さん」付けなのかも何となくです。
この飼い主さんの武勇伝はまだ続きます。別の日に、飼い主さんが「タツオ」を散歩させているところに出くわしました。「タツオ」は飼い主さんの言うことを聞かず、何故か動こうとしません。
首輪がきつくて「タツオ」の首を絞めていたことに飼い主さんは気が付いていません。桑野はそれを指摘したのですが、それでも、「そうですか?」と気が付かない様子でした。
仕方なく桑野が首輪を緩めてあげると、飼い主さんが実は亀やインコを飼ったことがあることを思い出したと告白しました。
しかし、直ぐ死んじゃったそうです・・・それを聞いた桑野の顔は曇りました。
つまり、この飼い主さんは、悪気なく金魚だけでなく、亀やインコの命まであっさりと奪ってしまう力を持っているのです。
そんな「タツオ」の飼い主さんのチェインストーリーがGYAOで公開されています。
是非、第三話を見た後にご覧ください。
第三話(2019年10月29日(20時)まで公開
2019年12月17日までの限定公開です。
このストーリーで演技に悩んでいた飼い主さん、開眼したようです(笑)
この飼い主さんからも目が離せなくなりそうですね。
そして、そんな飼い主さんに飼われている、もう一人の桑野こと「タツオ」は、心配で目が離せなくなりました(笑)
「タツオ」死ぬなよ!
なんと、「まだ結婚できない男」のノベライズが来月、発売されるようです。
桑野さんのモデルですが、実は、脚本家の尾崎将也さんだそうです(笑)
尾崎さんが書かれた本も面白いので紹介しておきます。