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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

ザリガニを飼っている?

ザリガニを飼う?

NHKのお昼のニュースを見ていたら、ザリガニについての内容で、ザリガニを飼うことができなくなるとか言ってます。

最近、用水路等でザリガニを見ることがなかったので、飼うのを禁止しないといけないほど、ザリガニって繁殖しているんだ?と驚いて、食事の手を止めて見てしまいました。

  • ペットとして人気がある、いずれも外来種の4種類のザリガニが、川や池に捨てられると生態系を脅かすおそれがあるとして、このほど「特定外来生物」に指定され、飼育や販売が原則、禁止されることになりました。

www3.nhk.or.jp

ザリガニといえば僕の中では、赤色のアメリカザリガニと白っぽいニホンザリガニです。

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特定外来生物に指定されたザリガニ

今回、特定外来生物に指定されたザリガニは、上記の2種を除く、以下の4種のザリガニです。

指定理由

  • 水草の切断や水生動植物の摂食による水生生物群集への影響
  • ザリガニペストや白斑病の運搬による日本固有の絶滅危惧種のニホンザリガニやその他のエビ目への影響
  • すみかやエサなどの競合によるニホンザリガニへの影響

違反した場合

  • 個人:300万円以下の罰金または3年いかの懲役
  • 法人:1億円以下の罰金

【出典】外来ザリガニ | 日本の外来種対策 | 外来生物法

元々日本にいたザリガニ以外が全て対象

つまり、日本の田んぼにいたニホンザリガニと、食用ガエルの餌として夕乳されたアメリカザリガニ以外のザリガニ全てを特定外来生物として飼育・運搬・販売・譲渡・野外に放つことなどを規制するというのです。

そしてその理由は、生態系への影響を危惧したものということです。

ニホンザリガニはまぁ、元々、日本にいたザリガニなので対象外とするのは、わかりますが、アメリカザリガニが、なぜ対象外なのでしょう?

これはアメリカザリガニが昭和の初めごろに食用ガエルの餌として輸入したものが逃げ出して日本中に広がっていったもので、そして、成長できるのは以下のように、ごくわずかなのです。

そして、今ではアメリカザリガニは日本のザリガニになっているということなのでしょう。

  • ザリガニは300個の卵のうち親になれるまで成長できるのはわずか2~3匹で、その他は、メダカやヤゴなどに食べられてしまいます。

【出典】ザリガニ | NHK for School

しかし、ペット用のザリガニを見ても普通のザリガニで見分けが難しいような気がします。

それに、規制されたことを知った飼い主が、法改正の前に現在、飼っているザリガニを川などに放ってしまう可能性が高くなります。

ザリガニの「ザリ」ってどういう意味?

ここまで何度もザリガニと入力してきて、ふと思いました。

ザリガニのガニは蟹を表しているのは想像がつきます。

しかし、「ザリ」というのはどういう意味があるのでしょうか?

ザリというのは、「ゐざる」から来ているそうです。

「ゐざる」→「居ざる」→後ろに下がるという意味です。

ザリガニは水中では後ろへ進んでいくのでなるほどという感じです。

ザリガニは共食い種

ザリガニを1匹目を手づかみや、手網で捕まえれば、あとは、捕まえたザリガニの尻尾だけを取り皮を取って釣り針に引っ掛けて餌にすると次から次にザリガニが食いついてきます。

凄い時は3匹同時にかかる時もありました。

エサがボロボロになってきたら、新しいエサに替えて釣りを続けるということをしていました。

ザリガニは共食い種なので単独飼育が基本と言われています。

共食いするならザリガニが異常繁殖することはないのでは?と思ってしまいます。

今回問題になっているのは人為的なことで生態系が変わることです。

海外からペットとして輸入した外来種のザリガニが日本の川や田んぼに放たれてしまえば元々日本にいた生物・植物が外来種により荒らされます。

ペットは全て犬と同様の手続きを必要にするべき

現在、犬を新たに飼う際も、亡くなった際も届け出が必要となっています。

そして逃げた場合も市町村・警察に連絡を行うことになっているはずです。

ところが猫は届け出が特に不要なんですね。

これは犬は狂犬病の注射が義務付けられていますが、猫にはそのような義務がないからだと思います。

他のペットも同様で、ザリガニを飼うという場合でも特に届け出は不要だったはずです。

これからは、何かを飼うという場合は犬と同様な手続きが必要なのではないかと思います。

ザリガニについても既に飼育している人やペット業者などは、6か月以内に環境省に申請し、許可を受ける必要があるということなので、これを全てのペットに展開する必要があるのではないか?と考えさせられました。