千載一遇のチャンスだったのになぁ~
衆院選が公示
2024年10月15日、第50回衆議院選挙が公示され、12日間の選挙戦が始まった。

自民党は「政治とカネ」による問題で過半数割れかと思われたが、読売新聞の調査によると、自民・公明で過半数を確保する見通しだということ。
読売新聞社は27日投開票の衆院選について、15、16の両日、全国の有権者を対象に世論調査を行い、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。自民、公明両党の与党は衆院定数465の過半数(233議席)を確保する見通しだが、自民は「政治とカネ」の問題を受けて苦戦している。立憲民主党は、公示前から議席を伸ばす勢いだ。日本維新の会は不振で、公示前勢力から後退する可能性がある。
野党にすると、千載一遇のチャンスで言葉通り、こんなチャンスはなかなか巡ってこない。
それでも、野党は与党の牙城を崩すことができない。

野党は自分がない
結局、野党には「自分」というものがなくて、選挙の時だけ頑張ろうとすることから夏休みの宿題を最終日に一生けんやっている子供のようなものだ。
国民もバカではないので、自民党のことだけではなく、ちゃんと野党のことも見ている。
自民党が白だと言えば、野党は黒と言い、自民党が左だと言えば、野党は右だという。
とりあえず、自民党の言うことと反対のことを言っていればいい。
それで、自民党の判断が1回でも間違ってくれれば、それをキッカケに切り込んでいく。
そんな風に見えてしまう。
特に野党第一党の立憲民主党が顕著なので、立憲民主党=野党の代表となり、野党は確固とした方針や政策、更には信念といったものがないという風に見られてしまう。
維新の会も、大阪万博の開催の件では維新の会の顔とも言える、吉村さんの判断・発言が多くの国民に響くものではなかったので、所詮は、維新の会もいざとなれば、正しいことよりも、損得で判断してしまうのだとガッカリさせてしまったのが致命的だったと思う。

立憲民主党と共産党は野党一丸となって衆議院選挙を戦おうという気がなく、石川1区から3区全てに候補者を出している。
そんなことをすれば票が分かれて自民党が有利になるのは明白。
自分の党のことが一番大事なんだという風に見えてしまう。
そんな野党が国民のことを真剣に考えているとは思えない。
となれば、そんな野党に日本を任せたくないと思うのが自然な思考だと思う。
まず野党は与党の政策に反対・批判することが役割ではないと認識するべき。
日本を良くするためには何をしないといけないのか?今、国民は何に困っているのか?そういう意見をくみ上げて政策にして国会で協議して実現させていくのが国会議員の務めだと思う。
誰もが納得できる政策であれば、与党だって賛成するしかなくなる。
それでも、与党が反対すれば、今の野党と同じになるので、与党は国民の信頼を失うことになる。
野党も与党の政策が良いと思えば、無理やり反対するのではなく賛成する。
是々非々の姿勢で国会に臨むことが大切だと思う。
野党が提案した政策が実現すれば、それは野党の実績となる。
こうやって、地道に、実績を築いていくのが野党の役割だと思う。
与党と野党が切磋琢磨して国を良くしていく。
それが本来の国会の姿ではないだろうか?
夏休みの宿題では支持は得られない
国会では、自民党の弱みばかりを追求して、選挙になると政策を一生懸命にアピールしているが、日頃から、選挙のような姿勢を見せるべきではないだろうか?
子供が夏休みを遊びにばかり使って8月31日になって溜まった宿題を片づけようとするから、千載一遇のチャンスを逃してしまうのだ。

自民党を批判するしか能の無い野党より政治とカネの自民党の方がまだましだと思うのは当然だろう。