Fire HD 8(2018年)
電子書籍、更に漫画を読むのにAmazon FireHD 8(2018年)を使用していた。
理由は、二つ
- とにかく軽い
- 使わない時とバッテリーの減りが少ない
軽いというのは、動作ではなく重さの方だ。
重さはなんと369g。
漫画のコミックが1冊200g程度なので、これと比べると重いが気にはならなかった。
翌年には、技術書を読むのに解像度が足りないということで解像度が、2560 x 1600のHUAWEIのMediaPad M5を購入した。
まだ、米国のHUAWEI規制と呼ばれている規制がされる前のもので購入して暫くしてHUAWEI規制が実施された。
HUAWEI規制とは、HUAWEI製品に不正なプログラムが組み込まれ、スパイ活動に用いられるという安全保障上の懸念から米国企業に対してHUAWEIとの電子部品やソフトウェアの取引を禁止するというもの。
そんなことから、HUAWEI製品は使いにくくなった。
三国志がキッカケで・・・
FIRE HDよりMediaPadの方が数値的には軽いが、FIRE HDが1万円を切るような安価なものだったのでケースも保護フィルムも使用しなかったが、MediaPadには保護フィルムやケースを使用してしまったので凄く重く感じられた。
漫画は、FIRE HD、技術書はMedia Pad、その他はスマホで不自由はなかったが、先日、横山光輝氏の三国志1巻を図書館で読んでみたところ意外と読みやすかったので電子書籍で読んでみようと思った。
しかし、Kindle本では提供されていなかった。
以前、使ったことがあるebooks Japanで電子書籍になっていた。
しかし、FIRE HDではGoogle Playが標準では使えない。
それでも、FIRE HDもAndroidの仲間なので、4つのGooglePlay関連のファイルをインストールと使えるということで試してみた。
確かに追加され、ebooks Japanのアプリも追加されて正常に動作した。
しかし、これにより動作が重くなったように感じだ。
これまでも、決して、快適な動作ではなかったが、さすがに我慢できるレベルではなくなった。
クワッドプロセッサーにメモリーが1.5GBなので、もう限界なのだろう。
2023年の改良モデルに買い換えようかとスペックを見てみると、6コアプロセッサーにメモリーが2GBでCPUもメモリーも十分とは言えなかった。
更には、Fire HDは安価なのが売りだったが、今は、Fire HD より中国製のAndroid端末の方がスペックも上で価格が安価になっている。
そこで、8インチのAndroidタブレットを探すことにした。
Androidタブレットを求めて
Android端末に関しては日本製は外国製と比べると1歩も2歩も遅れている。
たとえば、アイリスオーヤマが販売しているものだと、8インチ wi-fiモデル がなんと、Android12だった。
解像度は1280×800 価格が税込みで10,800円なので、仕方ないといえば仕方ないが、
現時点で最新のバージョンは、Android14だが、主流はまだ、Android 13であるにも関わらず、アイリスオーヤマのものはAndroid 12・・・
これはさすがに、遅れすぎだろ?と思った。
外国製だと、安いもので、6,500円程度のものも販売されているが、バッテリーの品質面で心配がある。
安いものを買って火災が起きてしまったのでは安物買いの銭失いだ。
また、動作が遅いようなので、今のFire HDよりも遅くなったのでは買う意味がない。
現在、Andoroidタブレットでコストパフォーマンスが良いと言われているものを販売しているのは、ALLDOCUBE(オールドキューブ)とHeadwolf(ヘッドウルフ)の2社。
CPUも、比較的高性能な、Helio G99 8コアCPU、コストを優先する場合だと、Unisoc T606 8コアCPUが使用されたものが目安になる。
ALLDOCUBEが先に販売、それを追従するかのように、Head Wolfが新製品を出してくるので技術的にはALLDOCUBEの方が上のような気がする。
そこで、ALLDOCUBEについてまず、調べてみた。
技術基準適合証明があれば、電波法で定められた技術基準をクリアしていることになり、PSEマークがあれば、電気用品安全法で定められた安全規格を満たしていることになる。
ALLDOCUBEの製品は技術基準適合証明もPSEマークもあるので、日本で使用する分には問題なさそうだ。
ちなみに、HEADWOLFは、会社名で検索しても、「検索条件に該当するデータが存在しません」となったが、ここは、おそらく販売だけで実際に生産しているのは、「Zhongshan Master Light Source Electronic Co.,Ltd.」のようだ。
また、PSEマークについても表示されているようだ。
色々な販売会社があるが、社名を入れてヒットしたのは、ALLDOCUBEだけだったこともあり、ALLDOCUBEに絞った。
まず、iPlay50 mini 8インチタブレットを確認してみた。
Amazonで、「android タブレット 8インチ ALLDOCUBE」というキーワードで検索すると以下のものが表示された。
8.4インチで、1920×1200のFullHDで、CPUが、Unisoc T606で重量は294gで今よりも100g程度軽くなる。
驚いたのは、この解像度で、14,494円(税込み)でしかも購入時に適用される2,000円引きのクーポンまであったので、12,494円(税込み)で購入できることになる。
AmazonのFire HDの代わりなら、これで十分過ぎると思った。
2番目に表示されていたのは、10インチだったので飛ばして、3番目を確認すると、以下のものだった。
「Pro」という文字が追加されているので、上位モデルなのだろう。
CPUが、Helio G99となるので、間違いない。
価格が21,801円(税込)でこちらも購入時に適用される1,900円のクーポンがあるので19,901円になるので、通常モデルよりも約7,500円程度高くなる。
CPUだけではなく、メモリ(4G∔8G(仮想)→8G+8G(仮想))やストレージ(64GB→256GB)に増えている。
更に、バッテリー容量も通常版が4000mAh(10W)で、PRO版が5000mAh(18W)。
他にもカメラの解像度、Bluetoothのバージョンが違ったり、PRO版はAAC、LDACに対応している。
これだけの差があって、7,500円高いだけなら、PRO版を選びたくなった。
正直、自分は電子書籍の「漫画」を読めればいいので「通常版」でよかったのでオーバースペックであるのは間違いない・・・
それでも、高スペックの方を使ってみたかったので、PRO版を選んだ。
実際に使ってみた感想
起動は意外と時間がかかった。
そしてSDカードは追加できたはずなのに、再起動するとSDカードが見つからないと表示される。
しかし、設定画面から確認すると、しっかりと認識されている。
Kindleを起動したときに「おすすめ」が表示されるのにやたらと時間がかかったりと、不安定な部分は多々あるようだが反応は早いし、Fire HDとは比べ物にならないほど、快適だ。
電子書籍の文字も見やすい。
何より、軽いので、電子書籍は、全て家ではタブレットでも見てもよいかと思う。
いや、何かあれば携帯することも可能かもしれない。
これで動作が安定してアプリが充実すれば、iPadを使うことは減っていくかもしれない。