松田聖子さんのコンサートツアー「2008 my pure melody」最終日のDVDを見た。
聖子さんの博多弁でMCを行っている個所が凄くよかったので書いてみたい。
最終日はDVD用の収録のために各所にカメラが配置されていた。
以下、聖子さんのMCの部分(博多弁に馴染みがないので、間違っている部分もあるかと思いますがご容赦願いたい)
きっと、みなさんが「おーーっ」と思ってもらえるような、そういう胸キュンな歌が続いてまいりますので、どうぞ、みなさん、ご遠慮なさらずに一緒に大きな声で心の中で歌ってください。
(観客の笑い)
冗談です。
もうねぇ、はい、今日最終日ですから、どうぞ思い残すことないように、ねぇ、大きな声で一緒に歌って頂ければと思います。
途中略
観客から「博多弁使って!」との大きな声がし、博多弁を使ってということなので・・・
(観客から大きな拍手)
なんか今日は、DVDの収録があるやろ、もうわたし、えらい緊張しとったいね、もう・・・
(観客から大きな拍手)
いや、ほんとうは最終日やけん、バーンとはじけていこうかと思うばってん、この、DVDがあるけん、ちょっとはじけられんたい。
(観客から大きな拍手)
なんかいつもに比べたら、ちょっと、おとなしかろ?なんか、そげな感じがせん?みんな?
そう、なんかちゃんとせないかんと思ったら噛んだりするったいねぇ~
逆効果やいね。
さっき噛んだろ?
やっぱねぇ
で、結構、DVDのこと気にせん方がよかっちゃないか?
そうやろ?
(観客から大きな拍手)
あの、これが気にするけん、いかんとや。
なんか、みんなも、ちょっと今ひとつよ?
みんなも、なんか、はじけたいばってん、これ、あっDVDがみたいな
そやろ、ちょと遠慮気味やいね・・・ねっ、で・・もう、これから、はい、この瞬間からもう、いつものように・・・せないかんね。
(途中略)
わたしも、ここから忘れて・・・
(観客から聖子ちゃんカットしないでね!)
聖子ちゃんカットしないでねって、ここはカットですよ。
(観客からえーーというブーイングのような声)
ここはカットやろ?
あっ、ここが一番大事やっとたい。
あぁ、そうやった、そうやった。
じゃあ、今年はね・・・あの、SONYさんにお願いしてノーカット版で。
ねぇで福岡の方以外の人のために、字幕かなんか下に入れて、ねぇ?
2008年だと聖子さんが「アラフィフ」の時になるが、正直、アイドル時代よりも可愛らしく感じた。
標準語でしか話しているところを聞いたことがなかったので、「けん」「やろ?」「たいね」といった方言で話される都度、ちょっと恥ずかしそうに照れ笑いしながら間を置く仕草を見ていると凄く親しみを感じてしまった。
個人的には「~と?」という博多弁が好きだったので、これが出てこなかったのは少し残念だった。
そして、博多弁使ってと観客に言われて、咄嗟にDVD撮影で気取った感じになっていることを気取らない方言で話すというセンスの良さにも驚かされた。
松田聖子というのは歌っているときが1番、輝いていると思っていたが、方言で話している時はまた違う輝きをしていた。
個人的には、方言で話している時の方が好印象だ。
博多弁って、男性が話すと怖い感じがするが、聖子さんが話していると怖いよりも可愛らしくすら感じてしまう。
そんな松田聖子さんも既に還暦を過ぎているはずだが、ついこないだも新作ジャズアルバムを発売されている。
歌もこれまで通りに続けて欲しいが、歌番組以外のバラエティー番組や、情報番組等で博多弁で話す松田聖子さんというのもありなのではないかと思っている。
例えば、今だと「だれかtoなかい」に出演というのは面白いのではないだろうか?
MCの二人は、歌手経験もあるので歌手時代の話でも盛り上がると思う。
もっと、バラエティー番組にも出演してもらって、松田聖子の実力を見せつけることができれば、新しい魅力を知ってもらえる。
しかし、最近の松田聖子さんはテレビだと歌番組にかろうじて出演しているだけなので早く気持ちが変わってくれることを祈っている。