特別お題「わたしがブログを書く理由」
文章力を書く力
「ローマは一日にして成らず」という言葉がある。
1000年以上続いたローマ帝国は、一日で出来上がったわけではなく700年もの歳月をかけて完成されたという。
何事も、日々の努力なしでは完成しないということだと思う。
文章というのは、多くの人は普通に生活をしていると書くことより読むことの方が圧倒的に多い。
仕事をしていなければ、書くということを1回も行わずに1日が終わる場合もあるのではないだろうか?
そんなことを考えていると、文章を書く力をつけたいと思った。
もう一つの理由
ブログを始める前は、ネットで自分は情報を得るばかりで、提供することをしていなかった。
だから、少しでも自分も情報を提供していきたいという気持ちも強かった。
そんなことから「ブログ」だと、この二つの思いが実現できると思った。
最初、ブログは、休日の時に書いていけばいいと思っていた。
しかし、2019年3月3日に初投稿してから、現在に至るまで、ほぼ毎日、投稿を行なっている。
途中、何度か、忘れてしまったり、予約投稿の日時を間違えてしまったりして途絶えたことがあったが、今も何とか、続けられている。
肝心の文章力がついたか?と言われると、当初、考えていたほど、上達できていないように思う。
むしろ、ブログを始める前の方がスラスラと書くことができていたと思う時もある。
得られたもの
しかし、4年以上続けてきたことで、一つ得られたものがある。
それは、「書いていて楽しくない記事は書かない」ということ。
書き始める時には、スラスラ書けると思っていたことでも、いざ書き始めると、思うように文章が思いつかない。
こういう内容は、一旦、ボツ記事にしてしまう。
破棄するのではなく、今は無理でも、時間が経てば楽しくなるかもしれないと、念のために下書きとして残しているが、そんな記事がとうとう100に達した。
タイトルだけ書いて終わっているもの、投稿しても良いのでは?と思えるほど仕上がっているものもある。
それでも、まだ、どれも書きたいという気持ちになれない。
自分が書いていて楽しくない記事は、きっと人が読んでも楽しくないので、公開しても仕方ない。
ネットで情報を得るだけではなく提供したいという気持ちは今もまだ、変わらない。
つまり、自分の中で、まだ不十分だという気持ちが強いのだろう。
最初の投稿からずっと心がけているのが、どの記事にも誰かの役に立つような内容を必ず、少しは盛り込むということ。
ローマは一日にして成らずに込めた想い
今回の記事だと、「ローマは一日して成らず」という部分になるかと思う。
普段は、あえて説明したりしない。
自分の何かを閃く瞬間というのは、何とも言えないほど心地よいものがある。
その瞬間を奪ってしまうのは、申し訳ないということで、あえて詳しく説明しない時もある。
同様に「ローマは一日にして成らず」に関しても、必要以上に説明を加えず、サラッと書いてみた。
今回は、申し訳ないが、あえて、もう少し説明を加えたい。
ローマ帝国が700年かけて高度な文明を持つ世界の大国になった。
日本がまだ、高床式倉庫とか言っている時代に、ローマ帝国は、コロッセオを始めとした石造りの立派な宮殿や住居、屋敷といった建造物が建てられていた。
ローマ帝国では貨幣が流通していた時代に、日本ではまだ稲作が海外から伝わってきたような状態。
更にはローマ帝国には、その頃、水源から50Km離れた町まで水を送り届けられるよう、わずかな傾きを計算し、設計された水路が存在していた。
ローマ帝国は、高度な建築技術に加えて、正確な測量技術も備えていたことの証明となる。
これだけの文明を持っていたローマ帝国でも、滅亡してしまった。
なぜ、巨大化したローマ帝国が滅んでしまったのだろうか?
ローマ帝国について調べていくと、あることが閃いた。
そう、何かを「ひらめいた時の瞬間」の体験をアハ体験というが、これは誰もが体験したことがあるはずだが、ローマ帝国について調べている内に、「アハ体験」が起きた。
アハ体験をしてもらう
ブログで、何でも書いてしまって、他を調べたり考えたりすることが不要になれば、「アハ体験」を奪うことになる。
「アハ体験」は考えることが楽しいと教えてくれることだと思う。
「アハ体験」を奪うことは、考えることを奪ってしまうことになるのではないだろうか?
そんなことから、本ブログの次の課題は、皆まで言わずに、興味を持ってもらうところまでとして、その後は、自分で調べたり考えたりして「アハ体験」をしてもらう。
単純に、詳細を説明しないで概要だけを書いたのでは、このブログの存在意義がなくなる。
正直、現段階で答えは出ていないが、「ローマは一日にして成らず」の精神で、ブログを書き続けていけば、いつかは「アハ体験」が起きるのではないか?と考えている。