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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

「一個人」は只の雑誌ではない

仏教は歌?

本屋の雑誌コーナーを見ていると、「50歳からの仏教入門」というタイトルが目に入ってきた。

表紙には仏像の写真が掲載されている。

仏教の本なのだろうか?と思ってよく見ると、「それは」雑誌のタイトルではなく、記事のタイトルだった。

雑誌のタイトルを探すと、大きく、「一個人」と書かれていた。

「いちこじん?」いや、下を見ると小さな文字で「ikkojin」と書かれているので「いっこじん」だ。

変わったタイトルだなぁと思いつつ、一応、手に取って中を読んでみた。

五木寛之「仏教は歌である」という大きな文字が飛び込んできた。

仏教は歌?

お経のことを歌に喩えたのだろうか?

こんなことを書いちゃって、仏教徒を敵に回すんじゃないか?と怖くなった。

「大切な教えは、繰り返し歌う ビートルズのリフレインと同じです」

うわー、とうとう、ブッダの教えをビートルズの歌と同じにしちゃったよ・・・

仏陀は「教え」を1冊も書物を発行していないし文字としても残していない。

当時の人達は話を聞くことができても、読むことができる人が少なかったので、言葉で教えを説いていたという話を思い出した。

このため現在、残っている書物は全て仏陀の弟子達が残したものになる。

おそらく、極めて真面目な話として「仏教は歌」だと書かれているのだろうという感じがした。

雑誌なのに「永久保存版」と書かれてあったり、これまで見た雑誌とは一味違う感じがしたので、一旦、車に戻り、スマホ電子書籍版がないか確認してみた。

なぜ、その場で確認しなかったのか?というと、最近は、立ち読みするだけでなく、スマホで売り物の本を撮影する輩がいるようで、それと疑われるのが嫌だったので、スマホで確認するのはやめた。

すると電子書籍にもなっていて更には「Kindle Unlimited」の表記があった。

一個人とは?

一個人としての意見・・・みたいな感じで使っていた言葉ではあるが、改めて言葉の意味を調べてみると・・・

① ひとりの人。〔京本通俗小説‐碾玉観音〕
② (社会・国家その他の団体に対して)公の立場を離れたひとりの人間。一私人。個人。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕

【出典】一個人(いっこじん)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「公の立場や特別の資格を離れた一人の人格」ってことか。

タイトルの意味を調べてみてよかった。

言葉の意味を調べていると、雑誌のコンセプトみたいなものも見つかった。

中高年になると大笑いしたり、感動で泣いたり、好奇心で胸を躍らせることが少なくなってきます。そんな中高年にワクワクとドキドキを再び取り戻したい。『一個人』は、衣・食・住を柱に様々なジャンルから、中高年の心を揺さぶる情報誌です。

【出典】https://www.fujisan.co.jp/product/1210731/

なるほど、ターゲットは「中高年」

しかも、中高年は大笑いしたり、感動して泣いたりしない、好奇心で胸を躍らせることも少ないとか言いたい放題だ(笑)

ここまで書かれて「中高年」の人は読もうと思うのだろうか?

多分、大笑いもしない、感動して泣かない、好奇心で胸を躍らせることが少ない人は、「一個人」を手にとって読まないのではないだろうか?という疑問が残る(笑)

自分がKindle Unlimited で読んだ2023年9月号の特集は、「仏教入門」

そして、特集の内容を復習しようということから108問のクイズを出題し回答送ると優勝者の中から1名に2024年1月号の誌面1ページを贈呈するので、自分で描いた絵でも文章でも何でも掲載しますという企画。

実に斬新で面白い企画だと思った。

この雑誌、只モノではない(笑)