Windows7 パソコン
Windows7がインストールされたパソコンは今も企業で使われていた。
その数、10台以上。
スペックを確認すると以下のような内容で、2010年に購入したもの。
Windows 7 は、2009年10月22日にリリースされたOSなので、13年以上前のOSで、2020年1月14日で正式サポートは終了している。
ログインしてもらい、動作を確認すると、普通に使える。
ハードディスクも電源もまだ入手できるのでハードウェアが壊れても対応はできそうだ。
それでも、Microsoftがサポートを終了してことを受けて、色々なソフトウェアベンダーもWindows7のサポートを終了していった。
今ではセキュリティソフトでさえ、Windows7をサポートしている製品は、ほぼ存在しなくなった。
十分、使えるパソコンで、今も普通に使えているという。
それなのに、マイクロソフトがサポートを終了したというだけで、各社が一斉に足並みを揃え、サポートを終了していく。
このため、買換えないといけないという。
何とも勿体ない。
使えるパソコンを廃棄
世界的には、地球温暖化防止だ、脱炭素、海洋プラスチックごみ問題だとかいって、レジ袋の使用を止めて、マイバッグを使おうとか、ゴミはリサイクルしようとか言っているが、まだ十分使えるパソコンが、Microsoftの一存で廃棄していかないといけない。
欧米は日本に対しては、火力発電を止めろとか、ガソリン車を止めろと口出しをしてくるが、Microsoftが、古い製品を切り捨てて新しい製品を買い替えてもらいたいという我がままでサポートを終了することに対しては、何も言わない。
何とも理不尽な話だと思う。
マイクロソフトが古いパソコンでも動作するOSを開発してくれれば、捨てずに済む。
もしも、2010年のパソコンに、Windows95や98をインストールすることができれば、凄く高速に起動するパソコンに生まれ変わるはず。
Googleが古いパソコンを復活
そんなことを考えていると何と、Google社がChrome OS Flexの安定版を無料配布するという。
グーグルは6月15日(現地時間)、2022年7月に早期アクセス版の配信を開始した、古いPC(Intel Macも含む)でも快適に使えるよう設計されたオペレーティングシステム「ChromeOS Flex」の安定版を無料配布開始した。
処理の多くをクラウド上でも行っているため、デバイスの最小要件は以下のようにかなり貧弱なスペックでも動作可能となっている。
ChromeOS FlexはUSBドライブさえあれば、そこから起動して実行するだけでインストール可能。社内ネットワークを通じてのインストールにも対応している。
※2010年より前に製造されたモデルは、動作が不安定になる可能性がある
これで、2010年レベル以上のパソコンであれば、ChromeOS搭載のPCとして復活する。
Linuxで復活させるという手もあるが、インストールはできても、実際に使用するとなるとWindowsに慣れ切った者にはストレスしかない環境になるので長続きしないように思う。
欧米人は信じられない
欧米人というのは、自分達の都合で理屈をコロコロと変えるので信じられない。
人間と同じ、ほ乳類でも、牛や豚は食べてもいいが、ほ乳類のクジラやイルカを食べるなんてとんでもないことだと日本を非難する。
牛・豚とクジラ・イルカの違いはなんだろうか?
欧米では、クジラやイルカを食べる文化がないだけの理由のはずだが、クジラやイルカは賢いからとか差別発言を平気でしたりする。
核兵器を米国以外が所有しようとすると反対するが自分達はロシアについて二番目に多く所有していたりする。
最近だと、EV(電気自動車)がその良い例ではないだろうか?
ガソリン車はCO2を排出するので、EV車にシフトしよう。
ガソリン車はxxxx年以降輸入を禁止する・・・
名目は素晴らしいが、ガソリン車では日本車のコストパフォーマンスに太刀打ちできない欧米が、それらしい理由をつけてガソリン車を売れないようにしたいだけのこと。
EV車が増えていったが、充電インフラが不足することになった。
EVはガソリン車とは異なり充電が必要。
ガソリン車なら数分で給油できるが、EVの充電だと急速充電だと30分程度で行えるが、家庭用の充電器などでは、約7時間もかかる。
仮に急速充電の30分でもガソリンと比べると、10倍近く時間を要するので充電インフラはガソリンスタンドの比では済まないほどの数が必要になる。
今のままでは充電渋滞は避けられない。
EVの問題点は先延ばし状態
現在、EVを購入しているのは、充電スタンドを設置できる環境にある人達。
つまり集合住宅ではなく、一戸建て住宅に住んでいる人達。
集合住宅に住んでいる人達は、自由に充電スタンドを設置できないので、家に帰って夜寝ている間にどのように充電するのか?が課題になってくる。
充電インフラの問題を解決しないでEVの普及はあり得ない。
また、EVに搭載されているバッテリーには寿命があり、一般的には8年または16万Km。
最高でも、8年毎に、バッテリーを交換するか、買い替える必要がある。
どちらにしても古いバッテリーをどうするのか?という問題がある。
これらの問題も現段階では解決案はできていないように思える。
EVが順調に増えていったとしても、その後、バッテリーを廃棄する時期が来た時に、バッテリーをどのように処理していくのか?という問題も先延ばしされている。
こんな無責任な状態で、EVにシフトしろというのは、無謀以外の何物でもない。
EVも今のパソコンと同じで、一定の期間で廃棄していくことになるのは間違いない。
まだ、十分に使えるパソコンを見捨てるような会社を放置しているような国に未来を語る資格はないと思う。
そういう意味で、Googleが行った取り組みは、小さな1歩ではあるが、とても大切なことだと思う。