久しぶりの映画館。
前回、ドラゴンボールの映画を見に行った時のことを書いたが、今回は、その時の映画館外での話になる。
新型コロナにより、2020年3月が映画館に行った最後だったので、それ以来になる。
午前11時過ぎからの上映だったので朝食は食べずに映画を見る前に昼食を兼ねて食べようと考えて家を出た。
まずは、映画館でチケットを購入し、席だけは早めに好みの場所を確保した。
では、食事に行こうと飲食店のあるフロアに向かった。
ところが・・・
ここには飲食店が3店舗あったはずだったのに、いずれも白い木の板が店舗の周囲に取り付けられている。
店内改装?いや、テナント募集の張り紙がある・・・
2年以上も来ていない間に、こんなことになっていたとは・・・
昼食を兼ねた朝食が食べられないことよりも、店舗が無くなっていることにショックを受けていた。
昨日の夜から何も食べていないので、お腹は空いているはずなのに食欲は無くなってしまった。
3店舗な前を行ったり来たりと、何往復もした。
5分ほどで少し冷静さを取り戻し、ふと考えると映画館の開場まで、あと1時間ちょっとある。
食欲は無くなってしまった。
しかし、時間はある。
懐かしいメダルゲーム
さて、何をしようか?と考えながら施設内をウロウロしていた。
すると、ゲームセンターが見えてきた。
最初にクレーンゲームが目についた。
景品を見ると1台は大きなぬいぐるみが1つ、もう1台は大きなクッションが1つ。
共に両手で抱えないと持てないような大きさで、これから映画を観ようというのに、そんな景品を万が一取ってしまったら面倒なだけだと思った。
何より、どちらも欲しくない(笑)
中にもクレーンゲームはあったがアニメのキャラクターグッズだった。
クレーンゲームは、やはり欲しいと思える景品がないと燃えないので、今となってはクレーンゲームはできない。
奥を見るとメダルゲームの機械がたくさん並んでいた。
中学生の頃はメダルゲームが好きで遊んでいたので懐かしいと思った。
特に「コイン落とし」が好きだった。
3段くらいの段差になっていて、各面にメダルが敷き詰められている。
そして各面にはプッシャーと呼んでいた板がコインの方に向かって動き、一定の位置になると戻ってくる動きを繰り返している。
ちょうど、メダルとプッシャーの隙間にうまく、コインを落とすと、敷き詰められたメダルがプッシャーに押されて下の段に落ちていく。
下の段でもうまく、メダルとプッシャーの間にメダルが落ちればまた、押されて下の段へ落ちる。
これを繰り返し最後は搬出口にメダルを落とせばメダルがゲットできるというゲームになる。
こちらも、もしも大量にメダルを取ってしまうと預けたりするのが面倒だし、預けても今度はいつ来るかわからない。
映画館には来るかもしれないがゲームセンターに来ることは、ほぼない。
しかし、今回は時間が中途半端にある。
しかし、飲食店は全て閉店されあとは、ゲームセンターで過ごすことくらいしか思いつかない。
競馬ゲーム
ということで、更にゲームセンター内を見て回った。
他にはスロット、パチンコ、ルールのよくわからない電子ゲーム、その隣を見ると、これまた懐かしい、競馬ゲームがあった。
100円でメダルを10枚、それを競馬ゲームで増やしてコイン落としにつぎ込むのがルーティーンだった(笑)
競馬ゲームは、コイン落としのためにメダルを稼ぐ手段でしかなく、好きというわけではなかったが、懐かしいということでは変わりなかった。
気になった点が1つ。
馬も競馬場も物理的に作られたものではなく、全てが液晶表示に変わっていた。
メダルの投入口にメダルを入れるとプールされてプールされたメダルを単勝、複勝に分けてベットする。
競馬場の端に一覧があり、手元の操作スイッチを左右に動かして目的の馬券で止めて、手元のベットボタンで何枚投じるかを指定する。
競馬ゲームのタイトルボードも液晶表示があり、これから走る馬の状態を一頭ずつ説明してくれる。
これなら、時間潰しにはちょうど良い。
メダル貸出機に100円を投入した。
すると、15枚出てきた。
昔は100円で10枚だったのが、今は、15枚と増えていた。
時代と共に変わったんだろうなと時代を少し感じた。
挨拶代わりのベット
まずは、挨拶代わりに、一番、配当の高い番号2つに各1枚と、安全そうな倍率の馬に1枚にかけてみた。
179倍と48倍・・・179倍が当たれば、映画が始まるまでには終われない程の枚数をゲットすることになる。
何の欲もなく、何となく画面を見ていた。
結果は・・・
なんと、一番配当の高い馬が勝った!
179倍の馬券が当たった・・・ゲーム機のコイン残表示は「192」になっていた。
嬉しいという気持ちがもちろん最初の感情だったが、徐々、これだけのメダルをどうしようか?という気持ちもあった。
残りが10枚といった枚数なら適当な馬にかけたり、近くにいる人に渡すということもできたが、100枚を超えると、無駄に使うのは勿体ないし、近くにいる人に100枚を超えるメダル渡すというのは、営業妨害になってしまう気もする。
メダルゲームということで、1レース当たりの時間は正確。
そこから残り時間を考えると何レースできるかを考えた。
そして1レース当たりメダルを何枚かけていくのか?を計算して、高配当の馬にかけていけば、最後にメダルはゼロになっているだろうと考えていた。
ところがそうはいかなった・・・
40倍、20倍といった配当の馬が数回に1回の割合で勝って行く・・・
400枚を超えていた。
計算通りにメダルは消費できないとわかり、競馬ゲームを楽しむことにした。
不思議なもので余計なことを考え始めると、当たらなくなった。
最後の大勝負!
映画上映10分前になった。
残るメダルは240枚程度。
最後の勝負に出た。
配当の高い馬に全部かける。
しかし、最大99枚まで。
残りは、次に高い配当の馬といった感じで全てかけた。
もし、当たったら・・・
これがよくなかったようで、結果は全額没収。
勿体ないという気持ちは多少はあったが、久々にゲームに夢中になり遊べたことで気分的には凄くスッキリしていた。
100円で、こんな気持ちになれるのであれば、安いものだと思った。
見た映画について、気になる方は、以下の記事を読んで頂ければと思う。