子供に就いて欲しくない職業
親が子供に就いて欲しくない職業という見出しを見つけた。
予想通りの結果で、「Youtuber」だった。
親が「子どもに就いてほしくないなあ」と思っている職業は何だろうか。中学生以下の子どもをもつ親に聞いたところ、1位は「YouTuber」(102人)であることが、ARINAの調査で分かった。
「YouTuber」と答えた人からは「私生活をさらしてまで生計を立てるのは親としては反対」「批判なコメントがたくさんあり傷つくから」「収入が安定しないから」といった声があった。
2位は「芸能人」、3位は「自衛隊」
共通するのは、「不安」な職業ということではないだろうか?
子供に就いて欲しい職業
では、なって欲しい職業は?というと・・・
1位:医師
2位:会社員・公務員
3位:看護師
こちらは「安定」した職業という感じだ。
では、子供がなりたい職業は何かというと、1位は「Youber」、2位は「マンガ家・イラストレーター・アニメーター」、3位は「芸能人」ということなので、皮肉にも、親の想いとは逆の結果になっている。
職業を選ぶ際の基準として、必ず、含まれるのは、「好きなこと」、「ずっと働けそうなこと」の2つではないだろうか?
市場価値が高い
しかし、自分の経験で言うなら、「市場価値が高いこと」だと思う。
例えば、会社員でいうなら今後、一つの会社で定年まで働ける保証はないので、「転職」を誰もが経験する時代になっていくと思う。
逆に、市場価値が高ければ、会社からも必要とされるし、他の会社からの引き抜きということもあり得る。
就職した会社だけでしか通用しないスキルを一生懸命に取得していても、「転職」するときには何の役にも立たない。
だったら「資格試験」と言われるかもしれないが、経験がなくて「資格」だけを持っていても、こちらも実践では何の役にも立たない。
Youtuberは?
子供がなりたい職業No1の「Youtuber」はどうだろうか?
「バズれば」一攫千金だと思うが「バズる」ためには、人が見たいと思う何かが必要なのではないだろうか?
その何か?が市場価値だと思う。
市場価値がなければ、YouTuberになっても需要がない。
市場価値があれば、YouTuberだけではなく、内容によっては仕事でも必要とされる。
市場価値のあるものを身につけるには、子供の頃に色んな知識を得たり、経験することが大切だと思う。
好きなこと・得意なこと
ここで、ようやく「好きなこと」が登場する。
好きこそ、ものの上手なれという言葉があるように、「好き」というのは何かを取得するためには大きなアドバンテージになる。
何かを取得するためには、繰り返すことが必要になる。
嫌いなことを繰り返すより、好きなことを繰り返す方が誰だって良いと感じるはずだ。
そして、「好きなこと」から「得意なこと」に変わることができれば、「市場価値」のあるものを手に入れることに成功する。
しかし、「好きなこと」が必ずしも「市場価値」が高いとは限らないので、「市場価値」の高いものに好きなことがなければ、需要はないので、この時点で趣味に変わってしまう。
それでも、根気強く続けていれば、時代が変わり「市場価値」が高まる可能性はある。
とにかく「得意なもの」がなければ、始まらない。
これからは、好きなこと・得意なことを早く見つけて、誰にも真似されないような何かを取得することが必要だと思う。
人から必要とされることがなければ、「いらない」ことになるので、そうならないように常日頃から努力する必要がある。
子供に就いて欲しい職業より、子供が人から必要とされるような人間になれるようにするのが親の役目ではないだろうか?