seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

【今週のお題】サラリーマンかスタートアップか?

ユダヤ人大富豪の教え

「あなたが提供したサービスの質と量=あなたが受け取る報酬額」

これは、本田健さんのベストセラー「ユダヤ人大富豪の教え」に書かれている。

報酬は提供したサービスの質と量で決まる。

f:id:seege:20211212164012p:plain

サラリーマンの良い点と悪い点

これはサラリーマンの場合にも当てはまるが、完全には当てはまらない。

サラリーマンのサービスは労働力。

サラリーマンの場合、質は仕事の内容で量は時間。

f:id:seege:20211212164450p:plain

当社の製品を売ってくる仕事で1日8時間、週5日で1ヶ月30万円。

1ヶ月に3千万の売り上げ、300万円の利益という結果でも月給制では30万円。

600万、900万と利益を2倍3倍に上げても給料は2倍、3倍には上がらない。

何故なら量が時間になっている。

逆に言えば売り上げが0でも給料は0にはならないし、大きくは変わらない。

サラリーマンが安定していると言われるのは量が時間になっているからだ。

これだけだと、サラリーマンは損だと思うかもしれないが、サラリーマンにも良いことはたくさんある。

会社を自分で立ち上げようと思うと、まとまったお金も必要で、最初は自分のやりたいことばかり、行えるわけではなく、嫌なことも行わないといけない。

自分一人の会社の場合、資金が足りなければ、資金の調達。銀行から借りることができなければ出資者を集める必要もある。

お金を借りる、出資者を集めようと思えば事業計画も具体的にしっかり作っておかないと信用が得られない。

社員を雇う場合は、会社や労働者に関する法律のことも勉強しないといけない。

サラリーマンであれば、総務・経理・財務がお金や保険のことを全て行ってくれる、仕事は営業がしっかり取って来てくれる。

f:id:seege:20211212165011p:plain

サラリーマンの良いところ、自分の仕事だけに集中できる点だ。

人づきあいが苦手だ、コンピュータが苦手、力仕事はできない。

といった具合に苦手な仕事を無理にする必要はなく、自分に合った仕事を選べる。

そして、会社が倒産して給料がもらえなくなることは、あっても会社が倒産したことで借金が発生するということもない。

面倒なことは得意な人がやってくれる。

それがサラリーマンで、給料だけではなく、本来、仕事に慣れてくれば精神的にも安定する。(精神的に安定しないのは別の原因がある)

サラリーマンでは量が時間になってしまい、質を上げるしかないが、上げれば上げただけ比例して給料が上がるかと、いえば、そうはいかない。

報酬を増やしたければ、サラリーマンではなく量が際限なく上げられることを行わないといけない。

「起業」して努力して結果に繋がれば努力した分が、そのまま報酬として返ってくる。

f:id:seege:20211212165845p:plain

安定を選ぶか?報酬を選ぶか?ということになる。

安定を選ぶ場合

安定を選ぶなら、少しでも条件が良く、環境の良いところから必要とされるだけの能力を身に付けることになる。

職を探す段階になってから自分は何が得意なんだ?何ができるんだ?なんてことを考えていたのでは、「遅い!」遅すぎると言わざる得ない。

子供の時には色々なことを本を読んで知る、そして興味を持ったことは経験する。

そうやって自分は何が好きなのか?どういうことが得意なのか?といったことが自覚できるようになる。

そうして職を探すまでに得意なことにかける時間を増やすことで、どんな分野のどんな仕事に就くのかが見えてくる。

f:id:seege:20211212174440p:plain

自分が子供の頃のように良い仕事に就くために良い大学に入る、良い大学に入るために、良い高校に入る。良い高校に入るために良い中学、良い小学校、良い幼稚園といった具合に人生設計をしたのでは、良い大学を卒業したあと、中途半端な選択をして人生の階段から足を踏み外してしまうことにもなりかねない。

親は子供のためを思うなら子供の頃に色々なことを経験させるべきで、将来、こういう仕事をしたいということを早く決められるようにしてあげることが社会に出た時に強い人間になれると思う。

いくら、いい仕事に就けたとしても、良い学校に入るためのスキルだけを磨いていたのでは社会で通用しない人間になってしまう。

そうすると、せっかく子供の頃からの夢が叶ったにも拘らず、良い仕事を捨てなることになる。

f:id:seege:20211212174743p:plain

せっかく頑張った22年間の努力が無駄になってしまう。

報酬を選ぶ場合

こちらの場合も、基本は安定の場合と同じで子供の頃は多くのことを経験する。

そしてまずは仕事に就くことが必要だと思う。

例えば、いきなり会社を立ち上げたとしても、モノを仕入れるルート、業界の仕組みといったことを知らない状態では、失敗する可能性が高い。

料理人がいきなり自分の店を持たずに修行のために師匠を見つける。

これは単に料理のことを学ぶだけではなく、店を経営するということを近くで学ぶことができる。

学校では学べないことで、失敗も含めて学べることになる。

同じことは全ての仕事についていえるので、自分が納得できるまでは人の下で働くことを経験するべきだと思う。

f:id:seege:20211212175322p:plain

そのために、良い大学に入る必要があるのであれば、良い大学を目指せばいい。

日本の教育というのは、結局、良い仕事に就くというのがゴールになっていて、その先を見ていない。

f:id:seege:20211212175624p:plain

大切なのは仕事に就いてからであって、そこで通用する術やスキルを身に付けられなければ必要とされる人にはなれない。

モノより思い出

今は、「モノより思い出(体験)」という言葉があるが、まさにその通りだと思う。

モノはいつでも手に入れられるが「思い出」は子供の頃しか作れないものがある。

「子供の時に親と遊ぶ思い出」というのは子供の時にしかできない。

同じように同年代の子供と遊ぶことも子供の時にしかできない。

f:id:seege:20211212175909p:plain

与えられたもので遊ぶのではなく、自分達で考えて楽しい遊びを見つける。

そういうことを経験できない子供というのは意外と多いのではないだろうか?

子供の頃にそういう体験をしてこないと、いい仕事に就いてから、さて何をしたらいいのか?と考えることになる。

繰り返しになるが、それでは遅すぎる。