役所が土日に営業しない疑問
普通は、利用者が多い日が収益が多いということで営業日にするものだと思うが、役所に関しては例外であえて利用者が多くなることが見込まれる土日を休みにしている。
運転免許センターは、土曜日が休日であるが日曜日は営業してくれている。
日曜日は平日の何倍もの人が来ていることからも、平日は仕事だから土日の需要が高いのは明白。
法定休日は日曜日でないといけないということではなく週1回休めばよいのだから何曜日でも構わない。
市民と一緒に休まなくてもよいだろう?
土日に休む必要があるなら、それこそ職員が有休を取って休むべきだと思う。
なぜ、市役所に行くために、税金を払っている側が有休を取っていかないといけないのだろうか?
有休もただではないのでお金がかかっているので入場料を収入に合わせて取られているようなものだ。
しかも、住民票の写しの発行は手数料300円、戸籍謄本などは450円~750円も取るのだから、まるでテーマパークのようだ。
テーマパークは、まだ土日営業してくれているが、市役所は休んでいる。
それでいて、観光客には手厚く、市民が利用することはほぼない観光施設にお金をかけて作ったりしている。
その分のお金で住民票の写しくらいは無料で発行できるのではないだろうか?
手数料を取るのだったら、税収ではなく全て手数料で運営して欲しいと言いたくなる。
それだと利用した人が利用した分支払うことになるのだから文句はない。
余談になるが、県立図書館の利用者カードは郵送してくれるようだが、住所が金沢市だと郵送しないという。
県に住民税などを支払っていないはずの、東海北陸地区(富山県・福井県・岐阜県・愛知県・三重県)の方には「無料」で郵送してくれるというのも、おかしいと思う。
「有料」であればまだ納得できるが、なぜ金沢市民が払っている税金を使って無料で郵送するのだろうか?
遠方だと来館が難しいという理由は理解できるが、金沢市民でも来館が難しい場合もある。来館が難しいのは距離的な問題だけではない。
考え方を改めないといけない
税収がなくなれば、悠長に平日のみ営業などとは言っていられなくなるはずだ。
税収なら頑張っても頑張らなくても同じ給料が貰えるのだから土日に営業をしたいとは思わないのは当然のことだ。
わざわざ、忙しい思いなど誰もしたくない。
税収運営では、このような弊害が生まれる。
市役所全体が営業する必要なんてない。
市役所の業務でも企業が休んでいる時だと仕事がない部署もあるはず。
土日に需要がある窓口業務といったものだけでも十分だと思う。
今の日本は変わらないといけないと思う。
変わるというのは、今までのやり方を変えること。
同じことをしてても、変わらないことは言うまでもない。
電子立国と言われた日本は今では情報後進国。
今の日本を例えるなら隠居生活の老人が自分の過去の栄光を語っているような状態。
このことを、しっかり認識して生まれ変わらないといけない。
生まれ変わるなんて簡単なことではない。
一度、栄光も含むめて捨てるところからになる。
過去に中国や韓国から日本の生産技術を学ぶために沢山の人が日本に来ていた。
今の日本人は中国や韓国に学びに行っているだろうか?
先入観のない人なら中国や韓国の技術を学びに行きたいと言う人もいるだろう。
しかし、過去の栄光に囚われている上司がいれば、何を言ってるんだ?と一蹴されて終わるかもしれない。
教えていた側が、教えを請いに行く?
そう考えていれば、「何を言っているんだ?」という言葉は自然と出てくるだろう。
しかし、その言葉は、今の日本のことがわかっていない、そんな上司にこそ言うべき言葉になる。
Made in JAPANを熨斗をつけて渡した日本
先人が家より仕事と寝る間どころか、休みさえなしで頑張ってくれた結果を「価格優先」だと、いともあっさり海外に提供してしまった結果が今の日本なのだから。
他国に、長い時間をかけて習得した技術やノウハウである、「Made in Japan」を熨斗をつけて渡してしまったのだから情けないにもほどがある。
そんな日本に必要なのは、過去の常識ではなく、これから常識になること。
手に入れるためには、これまでの常識は捨ててスッキリした頭で考える必要がある。
その中の一つが、公務員の改革。
役所にいくために、仕事を休まないといけないような国ではなく、心身ともにリフレッシュさせるために休みが使えるように変える必要があると思う。
そのためには、役所は最低でも土曜日は営業日にするか、交代制で窓口業務だけでも土日営業にするべきだと思う。