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ディスプレイの端子(VGA・DVI・HDMI・DisplayPort)の違い

新型コロナの影響で、在宅勤務が増えるため、WEB会議も自然と増えてきます。

そうすると、WEB会議の画面を開きながら、更に自分の資料も見たくなります。

画面が、もう一つ欲しくなります。

そうなると、デュアルディスプレイを検討しようかなぁ~ってことになります。

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ディスプレイを購入することになり会社が準備してくれれば良いのですが、自分で選ばないといけない場合には困ります。

ディスプレイを選ぶ際に一番困るのがパソコンのディスプレイの端子ではないでしょうか?

そして、ディスプレイの端子を決まらないと、どんなディスプレイに接続できるのかもわかりません。

このため、デュアルディスプレイにしたいという場合には、まず、パソコンにどんなディスプレイ端子があるのか?を調べないといけません。

ディスプレイの端子には現在、大きく分けて、VGA・DVI・HDMI・DisplayPortの4種類があります。最近はこれに加えて、電源供給が可能なUSB-TypeCをディスプレイのプロトコルに対応させて使用できるようにもなっています。

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VGAネクター

ネクターの種類が、D-SUBであることからD-SUBコネクターとも呼ばれますが、通常はVGAまたはRGBコネクターです。映像信号のみに対応しています。

ディスプレイ端子と言えば、長年、VGAネクターが使われてきました。

このため、今でも、多くのパソコン、モニターにVGAネクターは搭載されていますが、薄型のノートパソコン、解像度が1920×1280を超える高解像度ディスプレイ等にはVGAネクターは搭載されていません。

DVIコネクター

VGAネクターしかなかった頃に、アナログ信号による伝送だと画質が劣化してしまうため、デジタルで伝送できるようにしたものです。ディスプレイの解像度によって、シングルリンクとデュアルリンクが存在します。映像信号のみに対応しています。

  • DVI-I:デジタル・アナログの両方を伝送(シングルリンク・デュアルリンク)
  • DVI-D:デジタル信号のみ伝送(シングルリンク・デュアルリンク)
  • DVI-A:アナログ信号のみ伝送

現在は、HDMIまたはDisplay Portに変わっています。

HDMIネクター

映像信号と音声信号の両方に対応したものです。

コンテンツ保護技術の義務化により映像・音声共にデジタル伝送可能なHDMIはテレビやビデオレコーダーでも使用されています。

しかし、HDMIを製品に実装するにはライセンス料が発生します。

これは、HDMIケーブルに対しても同様のため、ケーブルが高くなる要因になっています。

HDMIには5種類のコネクターが存在します。

  • タイプA(一般的に見かけるもの)
  • タイプC(ミニHDMI)
  • タイプD(マイクロHDMI)
  • タイプE(自動車用)
  • タイプB(4K画質対応)・・・タイプAが4K対応となったので現在は使われない

そしてケーブルも対応する解像度に応じて以下の4種類があります。

  • スタンダード:HDMI1.2以前(4K 144Hz/8K対応)
  • ハイスピード:HDMI1.3~1.4(4K 60Hz対応)
  • プレミアムハイスピード:HDMI2.0(4K 30Hz対応)
  • ウルトラハイスピード:HDMI2.1(8K対応)

ケーブルはどれを接続しても使用可能ですが、各ケーブルの対応している画質に制限されてしまいます。

HDMIケーブルは5mを超えると信号が減衰しエラーが発生しやすくなります。

5mを超える場合には映像調節用イコライザを内蔵しているケーブルが必要になります。

Display Portコネクター

HDMIよりも高速で、1本のケーブルで映像・音声・制御信号の送受信が可能です。

また、ディスプレイに、IN/OUTのDisplay Portがあれば複数のディスプレイをディジーチェーンでデュアルディスプレイ環境が構築可能です。

Display Portは、外部クロック信号を用いず、データからクロックを生成するシリアルインタフェースなので、データ転送の高速化、15mでの信号伝送が可能です。

そして機能拡張も容易です。

また、HDMIと異なり、製品にする際に必要となるライセンス費用が不要です。

HDMIよりも、仕様的にも、コスト的にも優れているDisplay Portを採用する製品が今後増えていくものと思われます。

DisplayPortには以下の2種類のコネクターがあります。

  • 標準
  • MiniDisplayPort

そしてケーブルも対応する解像度に応じて以下の2種類があります。

  • 標準:Display Port 1.4以前(4K対応)
  • 1.4対応:HDMI1.4(8K対応)

USB-TypeCコネクター

USB-TypeCは、HDMI、DisplayPortではできない、電源の供給が可能です。
更に、機器によっては100Wまでの電源供給が可能です。

Thunder Volt 3が搭載されているパソコンであれば、USB-TypeCケーブルだけで、映像信号・音声信号の伝送が可能になります。

※ディスプレイもUSB-TypeCに対応している必要があります

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これから、タブレットやノートパソコンを購入しデュアルディスプレイ環境にされる場合には、是非、「Thunder Volt3」対応と書かれているものを検討してください。

以上の内容を理解しておけば、必要なものが何かを間違えることなく準備できるようになるはずです。

Thunder Volt3は便利

HPの、Thunderbolt3ドック 120W G2は、USB-TypeCケーブル1本で接続するだけで、ディスプレイ(VGA/Display Port)、有線LAN接続、USBコネクターに接続している機器が利用できるようになります。

ノートパソコンには、ドックのコネクターだけが挿入され、その他の機器やケーブルは、ドックに接続しておけばよいのです。

そして、ノートパソコンがUSB-TypeCコネクターからの充電に対応していれば、充電ケーブルも不要になるので、ノートパソコンのACアダプターはカバンに入れておき、ノートパソコンからUSBケーブルを抜くだけで持ち出しが可能になります。

HPのパソコンでなくても大丈夫だということなので、USB-TypeCに対応しているパソコンを所有されている方にはお勧めです。

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【参考】

 

HP Thunderbolt Dock 120W G2

HP Thunderbolt Dock 120W G2

  • メディア: Personal Computers
 

 

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