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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

センスが良い、悪いって?

センスって?

「センスがいいですねぇ~」と言われて、悪い気はしません。

でもセンスってどういうことでしょうか?

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服のセンスが良い、インテリアセンスが良い、絵のセンスが良い、ビジネスセンスがある、文章のセンスが良い・・・色々と出てきます。

センスの意味ですが、広辞苑では以下のように書かれています。

  1. 物事の微妙な感じをさとる働き・能力。感覚。「―のいい服」「ユーモアの―がある」
  2. 思慮。分別。

センスの良い人

「センスの良い人」という言葉を僕はよく使います。

何かを教える時って、言葉・図にするとか、実際にやってみせるしかないんですね。

特に感覚的なことを伝えるのは凄く難しいです。

「赤」という色を知らない人に説明してくださいと言われた場合に、どうするでしょうか?実際に赤という色を見てもらうのが一番です。「ド」の音を説明してくださいといったときも同じですよね。「ド」の音を聞いてもらうしかありません。言葉や図では限界があるんです。重さ・熱い・痛いといった感覚は自分で経験することでしかわからないんですね。

いくら、言葉で説明して、やって見せても伝わらない人もいます。

反対に、簡単な説明だけで理解して実際に行えるようになる人もいます。

今回は、この場合のセンスに限定して書いてみたいと思います。

センスが良いとか悪いって何が違うのでしょうか?何でも経験者に教えるのは楽です。既に経験していることが多いので当然ですよね。

センスって感覚なので、教えられたことが自分の経験に結びつけられるかどうか?ってことだと思います。そう考えると経験が多い人ほど結びつけられるものが多いので有利といえます。

しかし、経験豊富な人ばかりではないので、そんな時には好きなことや、趣味を聞くようにしています。これは逆に教えてもらうことで、その人がどのように教えるのか?ということを理解しようということからです。

説明するときに例えを多用する人には、同じように例えを使うようにしますし、具体的に説明する人には具体的に、手ぶり・身ぶりなどを多用する人には、言葉よりも実際にやってみせるようにするといった具合です。手ぶり・身ぶりを多用するからと、自分も同じようにしても、何を伝えたいのかわからないですよね(笑)だから、この人は言葉よりもイメージなんだなということで実際に行うようにしています。

センスが良い人というのは、なぜ、こんなにも早く伝わりできるようになってしまうのか理解できない場合が多いのですが、センスのよくない人を見ていると共通するのは説明されたことを忘れてしまうということです。忘れたらわかりませんから、できるようにもなりません。自分の経験と繋がるところがないから記憶に残らないのだと思います。そして、もう一つ共通するのが、自分で考える習慣ができていないという点です。課題を出しても、答えが出せないとインターネットで調べて結果だけを得ようとします。これでは課題の意味がないんですね。自分で考えて何かを行い失敗したり成功したりして経験するのが学習なんですが成功だけを求めてしまうので、失敗を経験することをしないので経験が不足するんですよね。

センスの良い人とというのは正反対で、何かを言われると自分なりに考えて疑問を感じたら聞いてくれますし、何より自分でやってみようという気持ちが強いのでインターネットで調べて終わらせようという人はいません。ここでもう一つ困る人がいるのですが、自分で考えても答えが出てこないのに何も聞いてこない人です。このタイプの人もセンスがよくない傾向にあるように感じます。

経験が不足している

センスのある人とない人を比較すると、結局は、「経験数の違い」ということになってくるのかな?と思います。今はインターネットで調べれば多くの事は答えなりヒントが出てきます。だからといって、自分で考えることをしないで、検索ばかりしていたのでは失敗する経験が不足します。通常は、成功経験より失敗経験が多いはずなので、失敗経験をしないということは本来経験するべきことの半数ではなく少なくとも3分の2以上を放棄しているのと同じだと思います。

ファッションセンスというのも同じなのかな?って思います。

センスのない人というのは、無難な同じような服しか選ばないので、他の服を見たりしません。見ないから経験が得られません。他人がどんな服を着ているのかも見ないので、ここでも経験が得られません。

自分で行わず見ているだけという人も経験が足りなくなります。

失敗して笑われたくないといった理由もあるでしょうし、めんどくさいし、実際に行わなくても困ることもないだろうということだと思います。

食べ物の好き嫌いが多いというのも同じようなことだと思います。

偏ったものしか食べてこなかったので、味の許容範囲とでもいうのでしょうか?それが狭いのだと思います。許容範囲を超えたものは食べられませんから嫌いなものは増えていきますよね。

日ごろの経験

もうお分かりかと思いますが、常日ごろの経験を放棄するから経験が少なくなり新しいことを学ぼうとしても、共通点がなくて理解できないし理解できなけば覚えることもできません。会社に入ってきた状態で、センスがないと感じられる人は、これまで生きてきた積み重ねの結果なので、短期間で経験を積ませることなんてできませんし、経験がない人にいくら教えても、これまで色んな経験を積んできた人と比較すれば進歩が遅くなって当然なんです。良い学校を出ないと良い会社に入れない。そういう面も確かにあります。しかし、問題なのは良い会社に入ってからなんですね。

小学校から大学までの16年~20年で受験勉強ばかりしていたのでは、良い会社に入れてもその後で差が出てきます。会社ではビジネスセンスが問われます。ビジネスセンスと一言で行っても色んなスキルの塊です。コミュニケーション、プレゼン、タイミング(チャンス)を見抜くといったことが必要になりますが、学校で教えてくれることではなくて、学校や私生活で経験すべきことなんですね。

改めてセンスとは?

センスとは言い換えると自分自身の生き方と言えるのではないでしょうか?学歴も大切ですが、個人的には何をしてきたか?とか、どんな経験をしてきたのか?ってことの方が長い目で見たときには必要な気がします。