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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

選挙は安あがりの広告媒体ですか?

七海ひろこ氏 都知事選から撤退 

以下の記事を見つけました。

7月5日投開票の東京都知事選に立候補した幸福実現党役員の七海ひろこ氏(35)が25日、知事選から「撤退」すると表明した。撤退の理由として、七海氏は「(自らを含まない)主要5候補という形で偏向報道がされている」と説明した。今後は選挙運動を行わないという。都選挙管理委員会によると、立候補の辞退ができるのは告示日の午後5時までで、七海氏への投票は有効票になる。

www.asahi.com

知事選から撤退ということで、何があったのかと彼女の会見を見てみると、以下のようなことを発言されていました。

幸福実現党幹事長より

  • 投票結果が出る前から主要5候補というくくりでテレビや新聞行動が行われ、まあ、いってみれば有権者の投票を誘導しているように感じております。これでは少数者の意見を都政に反映することができず民主主義が健全に機能しているとは思えません。本日、役員会でこのような問題意識を議論し都知事選から撤退するという方法で有権者の皆様に問題意識を持っていただくと共に報道関係者の皆様にも都知事選の残りの期間そして今後の国政選挙においても報道のあり方にできれば是非とも改善していただければありがたく思います。

 七海ひろこ(候補者)より

  • まず私にとりまして今回の東京都知事選ば2016年に続きまして2回目の出馬となります前回の都知事選というものは主要3候補といわれる方々が報道を多くを占めその数字でいきましたら97%から98%が民放の方ではその3候補で染められ残りの18名で2%から3%の枠内を報道されていったと、そのような状況でございましたそんな中で有志の方々と偏向報道であるということを訴え、その後マスコミの皆様からの報道が変わったというところがございましたその後選挙の後には、BPO 放送倫理番組向上機構でも審議の対象となるそのようなことにも発展いたしました。今回は、その4年前の教訓というものも重々理解しながら事前に総務省に申し入れをさせていただきました。放送法に基づいて公平にこの都知事選の候補者を報道いただけるようにということで申し入れを直接私も総務省に伺い高市早苗大臣あてにということでお渡しをさせていただきました。また同じ内容のものを民放各社それぞれに、これも、選対の方から持ち込んでお届けをさせていただいております。この内容は後ほど皆様にも共有をさせていただきたいと思いますこちらが今幸福実現党の活動のサイトでもご報告をさせて頂いているものでございます。ですので私今回の都知事選におきましてはマスコミ各社の皆様のこの報道における偏向報道の改善というものに対して期待もございました。しかしながらこの都知事選主要5候補という形で偏向報道がなされ改善も是正もされていなかったという現実に今、直面いたしております。そんな中の選挙戦で昨日時点で告示からま7日間戦った状況の中でございました、今ここにお集まりくださった皆様や、本当に多くのマスコミの方にも例えば出馬会見や事務所開きなど一部のスポーツ紙などでも行動をいただきましたことはこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。

撤退の理由

マスコミが選挙で偏った報道をしているというのは、僕も感じていたことではあるので、幸福実現党の意見は納得できる部分もあります。幸福実現党は今回、主要5候補と言われていますが、僕は主要4候補に偏っているように感じています。

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主要候補者4名以外の問題点

しかし、これは候補者にも問題があるように感じます。例えば当の幸福実現党ですが撤退の理由が、「マスコミが公平な報道をしてくれない」ということだけです。更にいえばマスコミが自分たちのことを取り上げてくれないから撤退するという判断は僕には無責任だと感じました。本気で東京を良くしたいという気持ちがあるなら、マスコミが報道してくれないくらいで諦めたりしないはずです。こんなことで撤退を決めるような候補者を信頼することはできません。仮に当選して都知事になったとしても、ちょっとしたことで諦めてしまうのではないかと考えてしまいます。

選挙を広告媒体としか見られない政党

そもそも立候補した目的が東京都を良くしようという気持ちよりも幸福実現党を知ってもらう、その母体である幸福の科学に興味を持ってほしいということなのだと思います。300万円の供託金で沢山のマスコミが報道してくれるのですから宣伝費としてはかなりお得です。しかも獲得票が供託金没収点に達していれば供託金は返ってきます。

300万円で、好きなように街頭で演説したり政見放送で考えていることを伝えたりできるのですから宣伝費だと考えれば安いものです。

視野の狭い候補者

他にも好き勝手なことをしている候補者がいます。ニュース番組を放送しているスタジオの前で番組出演者を批判したり挑発するような演説をする候補者、それに反論して喧嘩なら買ってやるとか言っている候補者、政見放送で裸になったり、放送できない言葉を使ったりする候補者もいます。この人達は選挙公約を述べることもなく一方的に何かを批判しているだけです。個人的な恨みつらみをはらすため、視野の狭いことがキッカケで立候補している方も多く、主要4候補と言われている方だけが唯一、立候補者と言えるレベルの人たちだということです。

主要5候補にした場合の5番目の候補者については宣伝目的であることが明白です。

同じ党から3名が立候補なんて、真剣に当選を狙っているなら絶対にしません。

都知事は1名ですから当選枠は1つです。そこへ同じ党から3名が立候補して何のメリットがあるのでしょうか?少なくとも票は3つに割れるのですから当選を考えているのであれば候補者は1人に絞るのが当たり前です。

ポスターは立候補順に貼られますから、3人が一緒に申し込みを行うことで3枚のポスターが並んだ状態になります。街頭演説も政見放送でも3倍の枠が取れます。

3人立候補したのは3倍の宣伝枠が取れるからでしょう。つまりこの党からの3人は選挙を広告媒体としか考えていないということになります。

報道してもらえないのは候補者自身の問題

少し前まではこの党の党首?も主要候補にはなれなかったのが、色んな手段で名前を売り込み今に至っています。

マスコミが取り上げないのは、放送できないようことや発言をしてしまう人がいたり、あまりにも視野が狭く、稚拙な政策という場合や、言ってることはもっともでも、明らかに広告媒体としてか選挙を考えていない候補者だからということです。

本当に都のことを考えているのであれば、マスコミが報道するとかしないとか、どうでも良いことで、幸福実現党のようにマスコミに対して必要に公平性を求めたりはしません。

主要4候補以外でも正直、都政を任せるのに不安があるのに、その他の18名だと何をされるかわからないという不安しかありません。

 幸福実現党は客観的に自分たちのことを見てみれば、主要候補になれない理由も見えてくるはずです。選挙を広告目的で利用している限り、主要候補には、なれないんですよ。