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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

マイナポイントは先着?

キャッシュレス・ポイント還元の次は?

2019年10月1日の消費税引き上げとともに9か月間限定で実施された「キャッシュレス・ポイント還元事業」も2020年6月30日で終了となります。

そして、2020年9月1日から新たに始まるのがマイナポイントです。

これはマイナンバーカード(全員に送られてきた通知カードではありません)を所有している方に対するポイント還元になります。

マイナポイント事業

マイナポイントの申込みは7月1日午前中から開始します。

mynumbercard.point.soumu.go.jp


マイナポイントの利用について 

マイナポイントとは?

マイナポイント事業のホームページを見ると、マイナンバーカードで上限5,000円分もらえると書かれています。

マイナポイントは、キャッシュレス決済サービス(決済サービス)を提供するキャッシュレス決済事業者(決済事業者)を通じて付与します。付与を受けるにあたっては、マイキープラットフォーム上で普段利用している決済サービス(1つ)を選択(マイナポイントの申込み)すると、当該決済サービスの利用(チャージまたは購入)時にお買い物等に利用できるポイント等が付与されます。
マイナポイントは、これら決済事業者が付与するポイント等の総称です。

 【出典】マイナポイント事業(事業概要より)

上記の内容でわかりましたか?

簡単に言うと、以下の内容になります。

マイナンバーカードを使ってマイナポイントの申請を行うと、申請の際に指定した電子決済サービスでチャージまたは購入すると最大5,000円分のポイントまで付与されて、付与されたポイントは申請の際に指定した電子決済サービスで使用できるというものです。

  • 申し込み:2020年7月1日~2021年3月31日まで(先着4000万人)
  • ポイント還元期間:2020年9月1日~2021年3月31日まで
  • ポイント上限:5,000円分のポイントまで(2万円のチャージまたは購入)

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つまり、マイナンバーカードとポイントを還元する電子決済サービスを1つ選んで登録することで、2万円分までのチャージまたは購入額に対して25%(5,000円分)のポイントが還元されるということになります。1回で2万円を使う必要はなくて、ポイント還元期間の間であれば2万円までは何回使っても25%のポイントが還元されます。

2020年6月の段階でマイナンバーカードの所有者は2000万人弱なので、これからマイナンバーカードの申請を行っても間に合うとのことです。

2万円で5,000円の還元ですが、1回限りなので5,000円を超える還元はありませんので、その点をしっかりと理解しておいてください。

5,000円の還元のために5,000円を超えるような手間をかけたり損失が出ては意味がありません。

例えば、パソコンで申請しようとする、マイナンバーカードに対応しているICカードリーダーが必要になります。

これがないので購入しようとすると、Amazonだと約2,800円です。

ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380

ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380

  • 発売日: 2012/10/10
  • メディア: Personal Computers
 

これで5,000円のうち半分以上をICカードリーダーに割り当てることになりますので残りは2,200円です。5,000円のために2,800円を投資するのは、とても勿体ないように感じます。

マイナポイントは先着順

マイナンバーカードを所有していて、申し込みを行えば必ずポイントが還元されるかというとそうではありません。

今回、マイナポイントで約2,500億円の予算を計上しています。この内、2,000億円がポイント還元分の原資だということなので、ポイント上限の5,000円で割ると、4,000万人分しか予算がありません。

このため、マイナポイントの申し込みは先着、4,000万人までということになるので今からマイナンバーカードを作って受け取り、それから申し込んだとしても申し込む人が4,000万人を超えた場合には5,000円の還元はなくなりますので気をつけてください。

電子決済サービスも色々

電子決済サービス毎にポイント還元のタイミング等が異なるということですので、登録する電子決済サービスのホームページ等でしっかりと確認しておいてください。

また、ポイントの還元内容についてもサービス毎に異なるようです。

例えば、WAONはマイナポイントの対象の電子決済サービスですが、マイナポイントの5,000円分のポイントに加えて、最大でWAON2000ポイント(2000円分)が還元されます。このため最大で7,000円分のポイントがWAONで還元されるということです。

【出典】WAON

だからといって、WAONを使うことがないとか、使えるところがないという場合にWAONを選択しても意味がありませんので、普段使える頻度が多いものを選んでください。

全ての電子決済サービスを確認したわけではないので、電子決済サービスで還元ポイントも変わるようなので、マイナポイントの申し込みを行うまでに自分にあったものを選んでおく必要があります。一度、申請した電子決済サービスの変更はできないということです。

マイナポイントの登録に必要な環境

自宅で行う場合ですが、インターネットに接続できる、パソコン(マイナンバー対応のICカードリーダーも必要)または、マイナンバーカードに対応したスマートフォンが必要になります。

そのような環境がない場合でも、市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなど、約9万箇所(今後開設するスポットも含む)に、
マイナポイントの予約・申込のための端末が設置されますので、必要な環境がない場合でも申し込むことが可能です。

以下のリンクから探すことができます。

mynumbercard.point.soumu.go.jp

STEP1:まずは、マイナンバーカード!

とにかくマイナンバーカードがないと申請ができませんので、マイナンバーカードをまだ作っていない方はカードを作ることがスタートになります。
マイナポイントの申請の際に、マイナンバーカードの申請時or受取時に自身で設定した「数字4桁」のパスワードが必要になりますので確認しておいてください。

マイナンバーカードを自分が作った時のことを以下にまとめてありますので参考にして頂ければと思います。申請は役所などに行かずに申し込むことができますがマイナンバーカードが出来たときには、必ず本人が役所に受け取りに行く必要がありますので注意してください。そしてマイナンバーカードでは電子証明書を使用しますが、有効期限が5年間ということなので5年毎の更新作業が必要になります。また20歳以上についてはマイナンバーカードの写真の更新が10年に1回必要になりますので10年に1回はカードの更新手続きも必要になるのでこちらも注意する必要があります。マイナンバーカードを作るのは無料ですが、マイナンバーカードの使用をやめて元の通知カードに戻すのは有料だということです。そういったことが以下の記事にまとめてあります。

seege.hatenablog.com

seege.hatenablog.com 

STEP2:電子決済サービスを決める

マイナンバーカードにチャージをするわけでも、マイナンバーカードで買い物をするわけでもありません。買い物をする電子決済サービスを必ず1つ準備する必要があります。マイナンバーを作ることに気を取られてしまい、電子決済サービスを1つも契約していないということになると、申請ができません。
申請の際には、決済サービスID/セキュリティコード等が必要になりますので控えておいてください。

家族で複数毎のマイナンバーカードでマイナポイントの申請をする場合、1枚の電子決済サービスのカードを共有することができませんのでマイナンバーカードの数だけ、電子決済サービスの契約を行っておく必要もあります。

この時に、全ての電子決済サービスがマイナポイントに対応しているわけではありませんので注意してください。

以下で登録されているサービスしか利用できないので、必ず、自分が利用しようとしている電子決済サービスが登録されているかどうかを確認しておいてください。

mynumbercard.point.soumu.go.jp

STEP3:マイナポイントの予約・申し込み

  • 自分のパソコン・スマホを使用する場合 
  1. パソコンの場合
    マイキーID作成・登録準備ソフトをインストール
    InternetExplorer11で以下のURLにアクセスする必要があります。
    パソコンからインストール
  2. スマホの場合
    マイナポイント アプリ・ソフトウェアをインストール
    Google Playで「マイナポイント」アプリをインストールf:id:seege:20200628111413p:plain
    App Storeで「マイナポイント」アプリをインストールf:id:seege:20200628111438p:plain
  3. マイナポイントの予約・申込のための端末を使用する場合

mynumbercard.point.soumu.go.jp

注意:2020年6月30日までは、マイナポイントの予約(マイキーIDの作成)までしか行えません。

 

マイナンバーを既に所有されていて、スマートフォンマイナンバーカードの読み取りに対応しているのであれば、何も問題ありませんが、ICカードリーダーを買ったり、スマホを買い替えたりするのであれば本末転倒のような気がしますので、よく考えた上でマイナポイントに申し込むのかどうかは考えた方が良いのではないかと思います。