日本の法定最高速度はずっと100km/hでしたが、2016年3月に警察庁から、高速道路の速度規制を100km/hから120km/hへ引き上げる方針が発表されました。
しかし、自動車って140Km/h~180Km/hくらいで走れるみたいです。
最大でも120Km/hなので、そこまでしか出せないように制限をかければ、200km/h近い危険な速度で走れなくなります。また、パトカーなどはそのような制限を外しておけば仮に違反した車がいても120km/h以上では走れないので簡単に追いつくことができます。実際、速度無制限のドイツを除いて、そのほかの国では最高速度が設定されているそうです。
実は日本の車も以下のように速度リミッターが設定されているみたいです。
普通乗用車:180km/h
軽自動車 :140km/h
上記の速度で走ったことがないので知りませんでした(笑)
では、上記の制限はどういう理由で決まっているのでしょうか?
一般社団法人 自動車工業会によると以下のような理由からとのこと。
高速道路の6%の上り勾配を100km/hの車速を維持するには、
平坦路では180km/hで走行可能であることが必要。
そして同様の理由から軽自動車は140km/hで走行可能であることが必要。
しかし、この制限は公式なものではないようです。
では、各自動車メーカーの対応状況は?
●速度リミッターの有無を明らかにしていない
レクサス
スズキ
ダイハツ
●一部の車種だけ公開している
トヨタ
クラウン
3.5L 、V6ハイブリッド、2L、直4ターボ:180km/h
2.5L 、V6ハイブリッドが175km/hアクア
170km/h
●速度リミッターはあるが具体的な数値は明らかにしていない
●180Km/hで制限
マツダ
スバル
ホンダ
NSXでは“車両設定”によって解除可能
軽は140km/h
三菱
国内向けの乗用系車両の制限速度:180km/h
軽自動車と電気自動車のi-MiEV:130km/h
結局は、傾斜のある道路でも100Km/hで走行できるようにということのようですが、だったら、速度メーターで100Km/なり120km/hに到達したらそれ以上の速度にならないようにもできるのではないでしょうか?
現在、国土交通省で採用を検討しているのが、「ISA(インテリジェント・スピード・アダプテーション)」というシステムです。
これは、カーナビゲーションのGPSと連動させて特定の地域では一定以上のスピードが出ないように抑制するシステムです。
これからは、速度制御だけではなく、飲酒運転検知のセンサー等の安全装置が
設置されていくのでしょうね。