安倍元首相は可愛らしい存在だった?
トランプ氏の私的食事会
2024年12月15日、安倍晋三元首相の妻・昭恵さんが、トランプ次期大統領夫妻と食事会を行ったとの報道があった。
アメリカのトランプ次期大統領が15日、南部フロリダ州の自宅で安倍元総理大臣の妻の昭恵さんと面会しました。各国の首脳がトランプ氏との面会を希望しているとされる中、どのような会話が交わされたのかに関心が集まっています。
CNNテレビによりますと、トランプ氏は安倍氏が2年前に銃撃によって亡くなったあとも昭恵さんと連絡をとるなど、親密な関係を維持していて、今回の面会は政府ルートではなく、2人の直接のやり取りを通じて設定されたということです。
【出典】トランプ氏 安倍昭恵さんと面会 「安倍晋三元総理大臣の功績たたえた」メラニア夫人が写真投稿 | NHK | トランプ次期大統領

石破総理大臣との会談が先月、調整されたものの見送られたほか、各国の首脳が面会を希望している中で、食事会に招待されたことから、日本政府(石破総理)の面子が潰されたとか問題視している人もいるようだが、トランプ氏はまだ大統領に就任したわけではないこともあり、米国政府ルートではなくあくまで「私的な食事会」ということなので周囲がどうこういう問題ではないと思う。

トランプ氏との信頼関係
自分が気になったのは、トランプ氏が安倍氏が亡くなったあとも、昭恵さんと連絡をとるなど親密な関係を維持しているという点。
政治だけの関係であれば、既に日本の総理ではなくなっている方の奥さんと親密な関係を維持することはないはず。
しかし、今現在も、私的な夕食会に招待されるほどの関係が続いているというのは、政治を越えた関係になっているということ。
トランプ氏と安倍元総理との信頼関係の強さがうかがえる。
そして信頼関係は、政治的な協力関係だけでなく、ゴルフ外交や私的な食事会など、非公式な場での交流を通じて築かれたものだと言われている。

報道されている通りに受け取れば、トランプ氏と安倍氏の関係というのは強い信頼関係が築かれていたなんて凄いことだと思う。
しかし、トランプ氏の対立的な性格や行動様式から、真の意味での親密な関係を築くことは難しいとも言われている。
このため、トランプ氏の人間関係は複雑で、多くの支持者やビジネスパートナーがいるものの、それらの関係は主に利害関係に基づいている可能性が高い。
トランプ氏の政治活動や決定に大きな影響を与える側近や信頼できる仲間は確かに存在しているということだが親密な関係となると正直、信じられない。
メディアに登場するトランプ氏の言動を見る限り安倍氏との関係も実は利害関係なのではないか?と疑いたくなってしまう。

しかし安倍元総理がなくなった今、利害関係は成立するのだろうか?
それも、元総理の妻ではあっても今は一般人。
トランプ氏から見て、利害関係が成立するとは思えない。
そうするとやはり、トランプ氏と安倍元総理との関係は本物だったということになる。
では、どうやって信頼関係を築いたのだろうか?
それも亡くなったあとも継続するような関係だ。
ゴルフや食事だけで信頼関係が構築できるとは思えない。
本心はどうであれ、あのトランプ氏からこれだけの信頼を得たというのは、それだけの魅力が安部氏にはあったということだ。
可愛いは最強!
安倍元首相は「天性の人たらし」として有名だったそうだ。
また、そうでなければ、最年少総理、首相として連続在任日数でも歴代最長記録といったことはできなかったはずだ。
しかし、「人たらし」としての具体的なエピソードなどが公表されることはない。
もしかすると、猫のような存在だったのだろうか?
猫というのは、愛想がないが、どこか憎めない。
それは「可愛らしい」からだ。

「逃げるは恥だが役に立つ」で以下のようなセリフがあった。
- 可愛いは最強なんです。カッコいいの場合、カッコ悪いところを見ると幻滅するかもしれない。でも、かわいいの場合は何をしても可愛い。可愛いの前では服従。全面降伏なんです。
安倍元首相が全面降伏するほど可愛いと思える存在だったのかは、知るすべもないが、今も続いているというトランプ氏との信頼関係を考えると、「可愛らしい」存在だったとしか思えない(笑)