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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

地球上にどこの国にも属さない場所はあるのか?

不安定極まりない国

世界はロシア・イスラエル・イランと不安定極まりない国が存在する。

アジアも中国・北朝鮮を中心にいつ戦争が起きてもおかしくないような状態。

世界平和は誰もが願っていることだと思うが、今、あげた国々は自国の面子とか利益しか考えていない身勝手な国なので、世界平和なんて二の次。

自国の繁栄が第一。

世界統一

そんな状態で世界平和を実現するにはどうすればよいのか?

「世界統一」しかないと思う。

こんな言葉を現実世界で使うことなんてないと思っていた。

「世界統一」なんて言葉は小説・漫画やアニメ等の架空の世界でのこと。

そして、そんな言葉を使うのは大体が悪の組織だ。

無主地

何にせよ日本にいたら、日本の法律に縛られてしまうので、どこの国の領土でもない場所、つまり「無主地」が必要だ。

しかし、地球上に無主地なんて残っているのだろうか?

現在は人工衛星が発達したことで地球上の全ての土地は把握され地面があれば、必ずどこかの国の領土になっているはずだ。

そんな中、頭に、浮かんできたのが北極と南極。

この2箇所が何処かの国の領土なんて聞いたことがない。

しかし、北極は大半が氷なので、北極大陸とは呼ばずに北極域と呼ばれている。

南極はどうだろうか?南極大陸と呼ばれているので大陸があるということ。

そして、思った通り無主地だった。

しかし、それは1961年に南極条約より各国の領有権の主張が凍結されているためで、南極条約が締結されるまでは、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、フランス、ノルウェー、チリ、アルゼンチンの7カ国が南極点を基点とした境界を主張していた。

南極は科学的調査が自由に行えるようにと南極条約が発効された。

しかも無主地とは言っても南極には、科学的調査のために、色々な国の基地が設置されている。

無主地だと言っても簡単に国を作れるような状態ではなさそうだ。

無主地は他にも3か所

調べてみると他にも3箇所無主地があるようだ。

マリーバードランドは、無主地ではあるが、南極の一部になるので、南極条約により守られていると思われる。

そして、ゴルーニャ・シガは、7平方Km程度の小さな場所。

クロアチアセルビアの間を国際河川ドナウ川が流れている。

そしてドナウ川の流路が国境にもなっていた。

ドナウ川国際河川で船の行き来が多く、クロアチアセルビアの間の流路が入り組んでいたことから直線化するための工事が行われた。

直線化したあと、ドナウ川の流路を国境とした場合、セルビアの領土が増えて、クロアチアは減ってしまう。

このため、クロアチアは工事前の流路をそのまま国境とすることを主張し、セルビアは工事後の流路を国境とすることを主張した。

その結果、どちらの国にも属さない場所が生じ、4つの無主地が出来てしまった

その中でも最も広い場所がゴルーニャ・シガになる。

既にリベルランドという名前で、建国を宣言している人もいる。

ビル・タウィール

ビル・タウィールはエジプトとスーダンの間に位置する。

土地面積はは2,060平方Kmで大阪府より少し広い程度。

領土問題で戦争になるほどなのに、ビル・タウィールはエジプトとスーダンが領有権を譲り合うという変わった場所になる。

普通は、領土の奪い合いで戦争になったりしているのに、譲り合うなんてことがあり得るのか?

ビル・タウィールが無主地の理由

19世紀末頃、エジプトとスーダンは英国の保護下にあった。

そして1899年に英国とエジプトが共同でスーダンを植民地にした。

その時に、英国はエジプトとスーダンの境界線を北緯22度線とした。

しかし、ビル・タウィールはエジプトを拠点とするアバブタ人の遊牧地になるが、北緯22度線より南なので、スーダン側の領土。

逆に、ハライブ・トライアングルはスーダンを拠点とする遊牧民の遊牧地だったが、エジプト側の領土。

その結果、生活圏は同じなのに国が変わるという不都合が生じた。

そこで、英国政府は1902年に、ビル・タウィールは、エジプト、ハライブ・トライアングルはスーダンとした、新たな境界線を制定した。

その後、エジプトとスーダンが独立すると、共にハライブ・トライアングルの領有権を主張し始めた。

これは、当然のことで、ハライブ・トライアングルは面積が20,580平方Kmでビルタウィールのほぼ10倍。

両国ともに、広い方を自分の領土にしたいので、ハライブ・トライアングルが自国の領土だと主張することになった。

このため、エジプトは、1899年時点の北緯22度線を境界にすると主張し、スーダンは1902年時点の新たな境界線を主張した。

つまり、ビル・タウィールを自国の領土とすると、相手側の境界線を受け入れることになる。

こうして、ビル・タウィールは無主地となってしまった。

そして、ビル・タウィールでも北スーダン王国という名前で建国を宣言しており、リベルランドとは相互承認の関係にある。

国家の4要件

国家を構成するには4つの要素がある。

  • 領土
  • 国民
  • 政府
  • 主権を基に他国と関係を築く力

新たに国を作ろうとすると「領土」が必要になるが、地球上には無主地しか残っていない。

そして南極(マリーバードランドを含む)は南極条約により守られている。

残る2つの無主地も既に建国を宣言されている。

現段階で、無主地はあるものの、新たに国を作ろうというのは、かなり難しい気がする。