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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

【今週のお題】はじめての一人旅

お題「初めて一人旅をします。一人旅でよかった場所、一人旅初心者におすすめの旅行先を教えてください。」

一人旅に全く不安を感じていない人であれば、自分が行ってみたい場所が一番だと思う。

たとえば、映画やドラマ、本などを読んでその舞台となった場所、いわゆる、自分にとっての聖地に行ってみるというのはどうだろうか?

本因坊秀作 生誕の地

随分前に、漫画「ヒカルの碁」を読んだ時のこと。

主人公の「ヒカル」は憑りつかれていた、平安時代の天才棋士「藤原佐為」が突然消えてしまって、佐為が行きそうな場所を探す中で、佐為がヒカルの前に憑りついていた江戸時代の棋士本因坊秀作」の生誕の地、広島因島に向かった。

ずっと一緒にいた佐為が、突然消えてしまうというのは、残された者にとっては、とても辛いことだろう。

必死に探し回る主人公の姿が自分自身と重なってしまった。

そして感情移入したあまりに、主人公が訪れた「本因坊秀策囲碁記念館」に行ってみたいと思った。

その頃は、東京にいたので、どうやって行けば良いのだろうか?と経路検索サイトで調べてみた。

今、Googleの経路検索を使って電車で東京駅から本因坊秀策囲碁記念館に向かうルートを検索すると、以下のように表示されるほど面倒な経路になる。

  • 「東京駅」 から 「本因坊秀策囲碁記念館」 までの乗換案内を計算できませんでした。

車を使わずに向かおうとすると、天下のGoogleが経路を計算できない程、面倒な経路になる。

新幹線で東京駅から福山駅まで行って、福山駅から高速バスと路線バスを乗り継いて10分の距離を歩く。

正直、今でもこの経路は面倒だと思う。

それが、はじめての一人旅だったら?

二度と一人旅何てしたくないと思ってしまうかもしれない。

ハードルを下げる

以上から、はじめての一人旅は、ハードルを下げるべきだと思う。

山登りを始める時にいきなり難易度の高い山を選ぶ人がいないように、最初は自分のレベルにあった場所を選ぶべきだと思う。

その中で、自分の行ってみたいと思える場所を選ぶことができれば、次もまた行ってみたいと思えるはず。

一人旅は、自分の行きたい場所を探すことも旅行に行ってる気分になれるので、探すところから旅は始まっていることになる。

行きたい場所を探す時に自分にとっての聖地に行くという選択以外に食べたいものも選択する際の材料になると思う。

旅なんて計画していくものじゃない

ふらっと電車に乗って、降りたいと思った場所で降りて自然に身を任せて着いたところが目的地だという人がいても、それはそれで面白いと思う。

自動車の運転が好きな人なら、ふらっと一人旅の行動範囲は更に広がると思う。

どこに向かうわけでもなく、何となく車を走らせ、行きたいと思った方向に進む。どこに着くのかはだれもわからない。

知らない場所を、一人で歩くというのも楽しいと思う。

公共交通機関に慣れていないと、不安ばかり強くなる。

最初は一人で身近な公共交通機関を利用してみる。

身近な場所で経験

飛行機、電車、バスは旅では利用する機会が多い交通手段なので、色んな場所で経験しておくべきだと思う。

何事も基礎トレーニングが大切だということ。

土地が変わればルールも変わる。

バスは、その典型で、料金先払いのバスもあれば、後払いのバスもある。

先払いの場合は、次のバス停で降りても終点で降りても料金は同じだが、後払いの場合、降りるバス停に応じて料金が変わってくる。当然だが、遠くなるほど料金が高くなる。

このため、自分がどこから乗ったのかを証明する「整理券」と言われる乗った場所毎に異なる番号が印刷された紙を乗車する時に取っておく必要がある。

交通系ICカードの場合は、整理券を受け取る代わりにリーダーにタッチ

準備が出来たら出発

公共交通機関に慣れてきたら、出発ということになる。

ここまで、偉そうに語ってきたが、自分の初めての一人旅は・・・

電車で名古屋まで日帰り旅行。

特急しらさぎに乗って、米原で新幹線に乗り換え。

「名古屋往復きっぷ」を利用すると、金沢―名古屋間の電車であれば新幹線も含めてどれでも乗車可能。

また新幹線以外は指定席も利用できる。

米原から名古屋まで新幹線なら約30分、特急なら約1時間なので30分

はじめての一人旅ということで、とにかく色々と調べた。

例えば、米原駅では進行方向が変わる(スイッチバック)ので、座席を進行方向に合わせて乗客が回転させないといけない。

隣の人が寝ていたりすると、起こすのが気まずいとか・・・

当時、どうしても、わからなかったのが座席の回転方法。

しかし、案ずるより産むがやすしで、車内アナウンスで、「座席の回転は通路側下にあるペダルを踏むと座席を回転させることができる」と説明があって何の問題もなくできた。

中でも時間をかけたのは、時刻表のチェック。

乗り遅れた場合のことを想定して、次にどうすれば良いのかを事前にシミュレーションしていた。

乗り遅れた時は気持ちが焦るので、事前に考えておこうというもの。

その時に、気がついたのは、名古屋から金沢に帰る時。

名古屋発のしらさぎに乗り遅れたとしても、30分以内であれば、約30分後に出発する新幹線で米原まで向かえば、先に出た、しらさぎより先に、米原に到着することができる。

下調べが功を奏して、はじめての旅では、特にトラブルはなかった。

今、考えるとどうでもよい情報まで仕入れていたと思うが、今も忘れることがない、良い旅の思い出になっている。