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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

真っ白だったイヤホンケーブルが赤くなった!

イヤホンのケーブルが赤く染まっている?

先日、ジムに行くと、ワイヤレスイヤホンを持ってくるのを忘れたことに気が付いた。

こういう時のために、有線タイプのイヤホンをカバンのポケットに常時入れてあるので、今日は有線タイプでいいかとカバンのポケットから取り出した。

すると、イヤホンのケーブルが赤っぽくなっている・・・

何か色が染まるようなものをカバンに入れてしまったのかとカバンのポケットを探してみたが何もない・・・

カバンのポケットの色は紺色なので赤に染まるはずはない。

動画を見ながら「リカンベントバイク」がウォーミングアップになっているので、イヤホンなしでは成立しない。

少し恥ずかしい感じがしたが、赤く染まったケーブルのイヤホンを装着して運動を始めた。

音は問題なく聞こえた。

目の前で赤く染まったイヤホンコードが揺れていた。

まぁ、買い換えなくても、過去にipod   touchをバッテリー持ちが悪くなる都度、買い換えていた時にイヤホンが付属していて、何本も余っているので、問題はない。

なぜ赤くなったのか?

しかし、なぜ、赤く染まったのだろうか?

原因は気になったので、帰ってから調べてみた。

日本電線工業会」のホームページに答えが書かれていた。

どうやら、白色や黄色の明るい色のコード特有の現象で、ピンキングによる変色現象というものだった。

ピンキングというと、ギザギザに切ってくれるピンキングはさみをイメージするが、それとは違って、ピンク状の色に変化することから「ピンキング」と名付けられたようだ。

白色や黄色などの明るい色のEM電線・ケーブルと使用環境による条件が揃うと発生するようだ。

ノンハロコンパウンド材料のベースポリマーに含まれるフェノール系の酸化防止剤が働い たあと、黄色あるいはピンク色に変色することにより発生します。 なお、このピンキング現象は材料の分解を伴いませんので、材料物性の変化は生じません。

ピンキング現象は暗所、酸化性ガス(NOx,SOx など)の存在、アルカリ雰囲気での高温多湿など の発生条件があり、例えば以下のような場所ではピンキング現象が発生する可能性があります。

・ 幹線道路沿いの建物内
・ エンジン式フォークリフトを使用している倉庫内
・ アルカリ成分を含むダンボールや紙に直かに梱包されている状態で保管

【出典】ピンキングによる変色現象

ピンキング現象を防止するには?

現象が発生する条件が、揃わないようにする必要がある。

  • 明るい環境ではピンキング現象は発生しづらい
  •  酸化性ガスが接触しないようにプラスチックの袋に入れて密閉保存

ピンキング現象が起きてしまったら?

ピンキング現象が発生したとしても、光に当てることによりある程度まで回復することがある。

透明のビニール袋に入れて、明るい場所に放置していたところ、劇的に白さが戻ってきた。(※完全には戻らず、一部、赤っぽいままの個所は残ってる)

Appleがブランドの象徴として明るい白色のコードを採用したそうだが、個人的には見た目より、実用性を選びたいので、白というのは汚れが気になるので、使用していても汚さないようにしないといけないというストレスが生じる。

こんな気持ちで快適に使えるはずがないので、イヤホンは白以外に決めていたが、今回は予備として使用していたものだったので油断していた。

イヤホンは有線も、ワイヤレスも黒が良い(笑)