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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

月の錯視

中秋の名月

昨日(2024年9月17日)の明け方、窓から丸い月が見えた。

テレビでは「中秋の名月」だと報道していた。

中秋とは?

旧暦では秋を7月~9月としており、その真ん中にあたる8月15日を中秋と呼んでいた。

この中秋にあたる8月15日の夜に昇る月を「中秋の月」と呼び、さらに、この頃の月が特に美しく見えるということから「中秋の名月」と呼ばれるようになったらしい。

今は旧暦ではなく太陽暦なので、中秋の名月は毎年日付が変わってくる。

2024年は9月17日(火)だったが、2025年は10月6日(月)、2026年は9月25日(金)と随分と幅がある。

中秋の名月のことを「十五夜お月さん」とも、呼ばれている。

十五夜というのは、旧暦における毎月15日の夜のことを指す。

そして、新月の日から数えて15日目の夜という意味にもなる。

このため「中秋」は1年に1回だけだが「十五夜」は毎月訪れることになる。

しかし、昨日、見た月は少し小さい気がした。

反面、ビックリするほど月が大きく見える時もある。

月の大きさは変わらないはずなので、大きく見えたり、小さく見えたりする時があるというのは不思議な感じだ。

スーパーームーン

スーパームーンという言葉がある。

月が地球に最接近した時、またはその近くの満月のことをいう。

この現象は、1年に数回起きる。

その時の月の位置は最も地球に近くなるので大きく見える。

しかし、同じ日でも場所が変わると大きかった月が小さくなって見えることもあるので、スーパームーンだけではないような気がする。

月の錯視

よく言われるのが「月の錯視」と言われること。

月が地平線上に低いときに月が大きく見え、離れると小さく見える目の錯覚のことを言う。

地球から月までの距離は約38万km

これに対して水平線までの距離は人間の身長程度の高さから見た場合だと約4.4km。

38万kmと比べた場合には約86000分の1になるので誤差程度だ。

つまり、月が大きく見えたり、小さく見えたりするような距離の差だとは思えない。

実際には、月が頭の真上に来た時の方が、地球の半径(約6400km)分だけ月に近づくので、大きく見えるはず。

ところが、真上に着た時、月は一番小さく見えてしまう。

なぜなのだろうか?

はっきりと理由はわかっているわけではなさそうだが、現在、一番有力だと言われている説が、地平線の月は、周囲の建物や木々などの物体と比較されるため、より大きく見えるというもの。 

画像で実際に、作成してみたのが以下。

上の画像が建物などがない状態、下の画像が建物がある状態になる。

画像だと違いはわからないが、実際に見ると、下の画像の方が月はより大きく見えるのだろう。