通勤中ずっと雨というか「みぞれ」だったので、駐車場に車を停めて車内に置いてある傘を取り出し傘を開くと後ろから突風が吹いてきて傘が逆向きに開いてしまって傘が壊れてしまいました。
傘を壊したり、店先の傘立てに入れて取られてしまったという経験はありますが、風で壊すなんてことは、生まれて初めての経験です。
運よく、「みぞれ」は止んだので濡れずに済みましたが、傘が壊してしまったということで朝から気持ちが暗くなりました・・・
このことを誰かに伝えようとしたときに、ふと困ってしまいました。
傘のパーツの名称を知らないので、どこがどう壊れたのか?ということを伝えるのに、「傘の骨から傘の帆が外れてしまった」とか言ってしまいました。
傘の骨は、わかるかもしれませんが、傘の帆って何?って感じですよね。
慌てて、傘の帆というのは、ビニール傘のビニールの部分と補足しました(笑)
傘も色んなパーツで構成されているので、絶対に名前はあるはずです。
調べてみると、ありました(笑)
傘の帆は、正しくは傘地(生地)でした。
傘の親骨、受骨共に折れたり曲がったりしておらず、傘地が骨から外れたわけではなくて、親骨が露先のキャップのような部分から外れていただけでした。
傘のパーツと名称を知るだけで、こんなにもスッキリするとは思いませんでした。
更に、壊れたと思っていた傘は実は壊れていなかったことにも気づくことができて、外の天気は雨や、みぞれですが、気持ちはスッキリと晴れました。
今回の件で、色々と考えさせられました。
傘って当たり前のように使っていましたが、傘のことで知らないことって意外と多いんですよね。
それに、傘は忘れ物の代表みたいなイメージもあります。雨が降っているときは必要なものですが雨が止んでしまえば邪魔な存在に変わってしまいます。
僕はビニール傘を買った記憶がありません。出かける場合、天気予報の降水確率が0でない限り折りたたみ傘は必ず持ち歩きます。更に通勤、出張用の鞄には、それぞれに折りたたみ傘が入っているので忘れることがありません。勿論、置き忘れることもありません。
それほど、僕にとって傘は必要な存在だったのに傘の各部の名称も知らないというのは、おかしいと猛省しました。
という事で、傘の名称を調べている時に、「心斎橋みや竹」さんのホームページを参考にさせていただいたのですが、その中に以下のようなことが書かれています。
傘の各部位を人間の姿に例えれば『ハンドル(手元)は顔、玉留は襟元、生地は衣服、石突は足元』といわれます
傘って差した時に、ハンドルが下、石突が上になるので、傘の顔の部分と言われると、石突なのかな?って感じですが、確かにハンドル部分って傘を選ぶ時に重視する部分です。
心斎橋みや竹さんのホームページにもう一つ興味深いことが書かれてありました。
それは、雨で濡れた傘の水切りです。
間違った水切りで傘の寿命が著しく縮まることがあります。よくありがちな間違いとは…
- ×傘全体をふって 水を切る
- ×傘をトントンと地面にあてて水を切る
傘のハンドルやシャフト部分に大きな負荷をあたえ、累積したストレスで 割れたり折れたり曲がったり傘全体のバランスを崩す原因となるからです。
まさに、僕がこれまで行っていた方法の2つです(苦笑)
では、どうすれば良いのか?
- 周囲に人がいないことを見定め、斜め下方向の地面に向けて 静かに開閉して水を切ってください。中棒にそって「開いて、閉じる」すべての動きが 傘の使用方法の想定内なので全体のバランスを崩すことがないからです。
想定外の使い方をするから想定外の負担がかかり壊れてしまう。
なるほどっ!って感じです。
僕は傘を購入するときに、風に強いものを最優先に選んでいます。
骨はグラスファイバー製が最低条件です。
今回、壊れたと思った傘もグラスファイバー製だったので、強風で傘がおちょこ状態になっても壊れなかったことで、僕の拘りを証明してくれました。
傘はやはり丈夫なのが1番だと、今回の件で更に強く感じました。