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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

当たり前だと思っていたことが普通じゃなかった

標準語だと思っていた方言

普段、何も考えずに標準語だと思っていた言葉が、ふとした時に、実は方言だったと教えられることがあります。

例えば、「ひらう」です。

何のことか、わかれば立派な石川県民です(笑)

感じだと「拾う」って書きます。

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他にもあります。

「いいじぃ~」

これも、わかりますか?

英語の、「Easy」ではないですよ。

漢字で書くと、「良いじぃ~」つまり、今時の言い方だと「いいね!」って意味です。

金沢では、語尾に、「じぃ~」を付加することがあります。

似たような感じで「いいがいねぇ」って言い方もあります。

これは、漢字で書くと「良いよね?」ってことです。

子供のころに東京から遊びに来た子供たちと話をしていると、時々、「いいじぃ」って何?とか聞かれるんですね。

それで、方言だったということを知ったりします。

「ひらう」っていうのは、会社に入ってから関東圏出身の人に、それ方言?って言われても標準語だよと思い込んでいたので、じゃあ、国語辞典で調べてみようといって調べた結果、恥をかいたという思い出があります。

歌の勘違い

言葉の勘違いは、方言だけでないですよね。

  • 赤い靴はいてた女の子♪ひぃじいさんに連れられて♪
  • うさぎ、美味しい、かの山♪

なんていうのは、有名ですよね。

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文化の違い

お正月に飾る、鏡餅ですが、金沢では紅白です。

上が赤、下が白です。

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これ、ずっと全国共通だと思っていたのですが、会社に入り他県の人と話をするのが増えたことで普通ではなかったことに気が付きました。

地方ネタだと、もう一つ、太陽は山から登り、夕日は海に沈む。

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これが当たり前だと思っていたので、年賀状の図柄で朝日を書く場合には、山から太陽が出てくるものでした。

考えてみれば、場所が異なれば、色んなパターンがあるんですよね。

食べ方の違い

僕はサラダというのは「生」で食べるものだと思っていたので、ドレッシングや塩をかけて食べるなんていうのは小学校に入るまで知りませんでした(笑)

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あと、餃子も、そのまま食べるもので、ラー油や酢につけて食べるなんてことは、社会人になって知りました。外食に行っても餃子にタレがあるなんてことを知らなかったので何もつけずに食べていました。

その後、社会人になって餃子のタレという容器を見つけて付けて食べてみたのですが、

僕にとっての餃子ではなくなりました(笑)

そんな感じで、今でも餃子は、家では、そのまま食べることが多いのですが、外で誰かと一緒に食べるときに、そのまま食べると、変な顔をされるので、ラー油を少しだけ皿に垂らして、形だけ何かつけているようなフリをしたりすることもあります。

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卵焼きも卵だけを焼くというのが、当たり前でした。

しかし、小学校の遠足の際に、友達の弁当に入っていた卵焼きを食べると甘くて驚きました。「この卵焼き、甘い!」と思わず口に出てしまうと、友人は、「普通でしょ?」と言うので、他の家の卵焼きを食べて、初めて「甘い卵焼き」があるんだと知りました。だし巻き卵は旅館などの朝食で出されたのを食べていましたが、それが卵焼きだとは思っていませんでした(笑)

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サラダ、餃子、卵焼きに限らず、どんなものでも余計なものは使わないというのが僕の家のスタイルでした。

天ぷらとステーキだけは、唯一、岩塩をつけて食べることがありました。

天ぷらの天つゆ、ステーキのデミグラスソースというのは家で出されることはありませんでした。

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「しゃぶしゃぶ」はずっと、家でも外でも食べることがありませんでした。

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しゃぶしゃぶを初めて、食べたのが会社での飲み会でした。

しゃぶしゃぶという肉の食べ方があるというのは知ってはいましたが、食べる機会はありませんでした。

初めての、しゃぶしゃぶの時は、どうやって食べるんだろうと不安でしたが、聞くのも恥ずかしかったので、周囲の人の食べ方を見ながら手探り状態で食べていました(笑)正直、肉の嫌な部分ばかりが際立ち、それをタレで誤魔化しているようで、美味しいとは感じられませんでした。このため、しゃぶしゃぶは今でも好きではありません。

刺身、寿司も基本は、醤油や山葵は使わず、そのまま食べます。

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唯一の例外が、焼肉でした。

焼肉だけは、「焼肉のタレ」が家にありました(笑)

今、考えると、どうして、焼肉だけはタレがあったのか?疑問なのですが、あえて確認はしていません。

何でも検索すると答えが出てくる時代なので、検索しても出てこない疑問が一つくらいあってもいいんじゃないか?ってことです。

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肉、魚、野菜を食べる時、今でも基本は、そのまま頂くというのが僕のスタンダードになっています。

しかし、最近は、そのまま食べてみて美味しくない時にはタレ、醤油、ドレッシングも使います。生魚で美味しく感じられない時に、醤油や山葵があると実に助かります。醤油や山葵が嫌な部分を軽減してくれるからです。肉も同じです。松坂牛だ、A5ランクの肉だと言っても焼肉にしてタレをたっぷりと付けて食べたのでは、肉の味の違いなんて、わかるはずがありません。焼肉をタレなしで食べてみると、わかるはずです。焼肉が美味しいのはタレで肉だけを焼いて食べても美味しさは半減するのではないでしょうか?僕も焼肉をタレなしで食べろと言われると正直、厳しいです。

焼肉って、早く焼けるように薄く切ってあります。僕は肉って厚みが大切だと思っています。肉の味を大切にしたいならステーキ肉のように厚く切らないと本当の肉の味はわからないと思います。

早く焼けるように、早く火が通るように薄く切る。薄く切った分、美味しさが半減するので、タレが必要になる。薄く切った肉を何度も噛むので満腹感も得られます。肉を安く買って満足感が得られるという意味で、焼肉、しゃぶしゃぶというのは素晴らしい食べ方だと思います。

僕の家では、しゃぶしゃぶが出されることがなかったのは、しゃぶしゃぶ肉は、お湯に数回通すだけで食べられるように相当薄く切るからなんだと思います。

しゃぶしゃぶは薄すぎるくらいに肉を切るので、僕にとっては肉を食べるというよりタレを口に入れているって感じなんです。

肉の味も食感も感じられないような薄さの肉を子供に食べさせることに意味はないということだったのではないかと思っています。

では、焼肉は?これは、そのまま食べるよりも美味しく食べる方法もあるんだということを教えたかったのではないか?と思います。(繰り返しになりますが答えは確認していません)

でも、同じ肉を焼くということでも、肉の厚みがあるステーキ肉だと話は変わってきます。美味しい肉であれば、ソースはもちろん、塩さえも邪魔になります。そのまま食べるのが一番おいしいと感じます。

子供の頃は、正直、家が貧乏だから、卵焼はそのまま、サラダもドレッシングがなかったのか?と思えるほど、徹底されていたように思います。

当たり前だと思っていたことが普通ではなかったことを知ったときはショックもありましたが、徐々に食べることについては僕の当たり前が普通で、世間が普通じゃないように思えるようになりました。

そんなことから、今は、とても感謝しています。

そのまま、食べる美味しさを感じられるというのは、幸せなことだというのに気がついたからです。