87,300円だって?
駐車場に2日間停めていた。
事前精算機が目の前にあったので、車のダッシュボードから駐車券を取り出し、精算機に入れた。
1日停めて1000円程度だという認識だったので、2日間なら2000円ちょっとだろうと思い込んでいたので料金は確認していなかった。
クレジットカードを入れる時に、左端に8という数字が一瞬見えたので、えっ?と思った。
暫くして駐車券と領収書が出てきた。
領収書の金額を確認すると、「87,300円」と印刷されている。
そして(2回目)という文字も印刷されていた。
2回目?
これで、あることを思い出した。
もしかして?
この駐車場、今年の7月に初めて利用した。
その時も事前精算機で精算をしている。
車を出口に向けるとゲートが見えた。ゲートの右前には精算機があったので、精算済みの駐車券を入れようと思ったが、ゲートが開いた。
えっ?と思ったが、後ろに車がいたので、そのまま駐車場を出た。
その時の駐車券をダッシュボードに入れたままにしていた。
今回、その時の駐車券を事前精算機に入れてしまったのでは?と思ったのだ。
出てきた駐車券を確認すると、入庫の日付が7月になっていた・・・
あれからもう、2か月以上だ・・・
仮に80日だったら、1000円×80=80,000円なので、これくらいの金額になる。
管理会社に電話
慌てて、精算機には駐車場の管理会社への電話番号が大きく記載されていたので、直ぐに電話をした。
事情を話したところ、いくつか確認が必要だということで聞かれたことに答えていったところ、返金させて頂きますということになった。
ただし、銀行振り込みだけで1万円以上返金する場合の手数料は、お客様負担だと言われた。
その時は、誤って使用済みの駐車券を入れて、料金も確認しないで精算した自分が悪いのだから仕方ないと納得した。
2日前の発行された駐車券で精算を行ってくださいということで、再度、精算を行った。
今回は、しっかりと精算機に表示されている金額を確認した。
2300円だったので安心した。
疑問が生じて来た
返金するために、こちらの銀行口座番号等が必要だということで、一旦、駐車場を出て安全な場所に停めて頂き、改めて確認させてくださいということで、電話を切らずにそのまま駐車場から出た。
ゲートはまた駐車券を回収することなく開いた。
車を停めて電話が出来そうな場所を探した。
返金されると安心した瞬間、色々な疑問が生じて来た。
安全な場所に停めたことをオペレーターの人に伝えた。
銀行口座情報以外にも色々と注意点があって、その中に、返金が完了するまでは領収書は全て破棄しないでくださいと言われた。
電話でのやり取りの中で、7月の時の領収書は既に破棄してしまったことを伝えていたので、今回は絶対に捨てないでくださいねと強調されているように聞こえた。
最後に、その他、ご不明な点はございませんか?と聞かれたので、生じて来た疑問をオペレーターの方に投げてみた。
- 7月に駐車場から出る時に駐車券を入れてないのになぜゲートが開いたのか?
- 7月の駐車券は事前精算機で精算済みのはずなのに、なぜ、その駐車券でまた料金が計算されてしまったのか?
一つ目の質問については、ナンバー自動識別システムの駐車場なので、事前精算機で精算済みの場合にはゲートが開くようになっていると、直ぐに回答してくれた。
しかし、二つ目の質問については、即答できないようで、確認させて頂きますので一度、お電話を切ってお待ちくださいと言われたので、電話は、2時間後でお願いした。
電話がかかってきた。
二つ目の質問の答えは、システムの不具合のようだったが、今更、修正することはできないので、ゲートを出たあとは駐車券を廃棄して頂いていますとのこと。
しかし、駐車券にはそんなことは一つも書かれていない。
システム的には正しい処理だった
おそらく、事前精算機で精算を行なって、精算済みにしてしまうと出口の精算機に何らかの事情で遅れた時に、追加料金が発生することになる。
しかし、このため、事前精算機では駐車券を受け付けないようにはできない。
このため追加料金が請求できるように仮精算済みの状態になっているのだろう。
今回、事前精算機に入れた時に「追加料金が発生しました」という音声が聞こえていた。つまり、7月に仮精算状態になっていたのが、今回、駐車券を入れたことで追加料金分が請求されたことになる。
そうすると、システムとしては正しい処理ではある。
システム側に問題があるとすれば、精算済みの駐車券を回収しない仕組みにしてしまったこと。
そして、出口で何も言わずにゲートを開いてしまうので、なぜゲートが開いたのかわからないまま出て行くことになるということ。
このため、駐車券がどうしても手元に残ってしまうので、今回の自分のように誤って精算済みの駐車券を入れてしまう人が出てくる可能性はある。
精算済みの駐車券は駐車場を出たら、早々に廃棄しないと、今回の自分のようにとんでもない駐車料金を請求されることになるので、ご注意あれ(笑)