堀井元衆議院議員って?
どこかで見たことがあるような顔だと思いつつ、毎回、見ていたが、今日、ようやく気が付いた。
元スピードスケート選手だった人だ。
選手時代はスキンヘッドで、今は髪を伸ばしているので、誰だかわからなかったが、鋭い目つきが特徴的だったので、どこかで見た顔だとずっと思っていた。
どこかで見た顔だよなぁ~誰だっけ?ということばかり考えていたので、何か悪いことをしたんだという程度しか報道内容は理解していなかった。
何をやったの?
改めて、確認してみると国会議員時代に以下のようなことを行っていたことで略式起訴されたということのようだ。
- 2021年から2023年にかけて選挙区内の52人に対し秘書を通じて香典や枕花を渡すなど、あわせて約61万円分の違法な寄付をしていた。(公職選挙法違反)
- 2021年までの3年間に自民党・安倍派からキックバックされたパーティー収入1714万円分を政治団体の収支報告書に記載していなかった(政治資金規正法違反)
派閥からキックバックされた資金は他の資金と一緒に元議員の事務所で管理されていて香典はそこから支出されていたということ。
スポーツ選手はスポーツマンシップに優れている?
スポーツ選手というと「スポーツマンシップ」に優れているというイメージがあるので政治家になっても、ルールに反するような汚いことはしないで正々堂々と政治活動をしてくれるという印象を持ってしまう。
スポーツマンシップというのは以下のことを言う。
- フェアプレー: ルールや規則を守り、公正に競技すること。勝利を目指しながらも、相手を尊重し、正当な手段で競い合う姿勢
- 尊重: 審判、対戦相手、チームメイト、観客など、スポーツに関わるすべての人々に対して敬意を持って接すること。たとえば、相手のミスを過剰に喜んだり、審判の判断に不満を表すことでスポーツの精神を損なわないようにする。
- 誠実さ: 自分のミスを認め、他人を不当に傷つけるような行動を取らないこと。競技中に自分の誤りを正直に認めたり、相手の良いプレーを称賛することが含まれる。
- 忍耐力: 勝っても負けても、冷静さを保ち、感情に左右されずにスポーツを楽しむ姿勢。敗北を受け入れ、次に向けて努力することが求められる。
- 協力: チームスポーツでは、チームメイトと協力し、個々の役割を果たすことが重要。また、試合が終わった後も相手チームや審判に感謝の意を示す。
子供にスポーツをさせる目的として、単に勝つことではなくてスポーツを通じて子供にスポーツマンシップの精神を養わせたいという思いもある。
スポーツマンにスポーツマンシップはない?
しかし、オリンピックでメダルを取るほどになるには、スポーツマンシップだけでは無理なのだろうか?
多分、無理ではないのだろうが、結果の方を重視する気持ちが強くなれば、スポーツマンシップは二の次になってしまうのだろう。
スポーツ選手も聖人君子のような人ばかりではないので、いざとなれば手段を選ばないタイプの人が多いのだろう。
ましてや、政治家になろうとするような人であれば、地位や名誉というのを重要視していないはずがない。
つまり、人一倍、欲が強いということになるので、元スポーツ選手が、政治家になれば、堀井さんのようになってしまうのは当然の結果だと言える。
政治家になろうとする元スポーツ選手は?
そう考えると、政治家になろうとする元スポーツ選手は、高い確率で堀井さんのようになってしまう可能性が高いと言える。
つまり、元スポーツ選手は政治家には向かないということになる。