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三井住友カードのポイント20%還元の罠にご用心

三井住友カードといえば、最大20%還元のお得なカードとして有名だ。

あと、クレジットカード番号等が刻印されていないという安心感もある。

VISAカードならタッチで大丈夫ですよというのも、ちょっとしたことではあるが

嘘ではないが、三井住友カード側の認識は、あくまで通常ポイントは200円で1ポイント、つまり0.5%還元だということ。

そして更に酷いのがゴールドカード。

こちらは年会費が、5,500円(税込)であるにも関わらず、通常ポイントでの還元は0.5%で無料会員との違いはない。

では、どうすれば最大20%になるのか?

  1. タッチ決済での利用が必須(カードだと5.5%、スマホだと6.5%)
  2. 家族ポイントで最大5%加算(家族1人で1%)
  3. Vポイントアッププログラムの利用で最大8%が加算

基本0.5%+6.5%+5%+8%=20%となる。

タッチ決済の注意事項

タッチ決済で気をつけないといけないのが、クレジットカードでのタッチ決済だと5.5%還元だということ。

スマホでのタッチ決済でなければ、6.5%還元ではなくなる。

しかし、ここでも注意が必要で、 タッチ決済であれば一律、5.5~6.5%が還元されるのかというと、支払額が一定金額(原則1万円)を超えるとタッチ決済ではなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合があるという。

そうなれば、5.5~6.5%還元は無効になるので、何十万円を使ってもポイントは還元されない。

家族ポイントの注意事項

家族ポイントというのは、対象のコンビニ・飲食店のご利用時、登録している家族の人数(1人当たり1%還元)によって、ご利用金額200円(税込)につき、最大+5%のVポイントを還元するというもの。

登録というのは「家族会員」としてではなく「本会員」で更に「VPASSの登録」が必須ということ。

つまり、家族であってもクレジットカードが作れる、高校生を除く満18歳以上でなければ本会員にはなれないので、5%還元を受けるには18歳以上の子供が3人以上必要になるということだ。

しかもポイント還元の対象となるのは、対象のコンビニ・飲食店での利用時のみということも注意しないといけない。

Vポイントアッププログラムの注意事項

Vポイントアッププログラムというのはアプリに毎月1回ログインすると∔1%だとか、指定の証券会社、外貨預金といったサービスを特定の条件で利用すると最大で∔2%といった具合で三井住友系のサービスを利用すると加算されるもの。

こちらも対象となるコンビニや飲食店のみが対象で、それ以外の店舗では無効となる。

また1万円を越えた支払いの場合にはタッチ決済が使えない場合もあるとのこと。

しかも、対象の店舗であっても、商業施設内にある場合には一部ポイント付与の対象外だという。

対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!

【出典】Vポイントアッププログラム|クレジットカードの三井住友VISAカード

明細にポイントの明記がない

そして一番の、たちが悪いのが、明細にポイントの明記がないということ。

これだけ、色々な条件でポイント還元率が変わるサービスなのに、明細にはポイントの記載がない。アプリ等で表示される合計ポイントのみ。

このため、利用毎に、ポイント還元率が何パーセントになっていたのかがわからないので、自分では20%還元になっているはずと思っていても、実は色々な制限に引っかかっていて思っているほどの還元には至っていなくても、わからないというもの。

ポイントの明細だけではなく、ゴールドカードの場合、初年度契約の年度に年間100万円以上の利用があれば、ゴールドカード会員の年会費が永久無料になるという特典があるが、三井住友カードであっても、モバイル総合金融サービス「Oleive」フレキシブルペイの場合には、アプリの画面でこれまでに合計いくら使用したのか?という確認ができない仕様になっているという。

Oliveは銀行を含めて3つの支払いを1枚のカードにまとめられるということからアプリにまとめて表示できないというのが理由のようだ。

代わりに毎月決まった日に金額を明記したメールが自動で送られてくるというが、これも怪しくて、届かないことがある。

電話をすると、送信履歴では送信していますと言い張るが、なぜ、電話をすると直近のメールは送られてくるようになる。

三井住友カードはよく言えば、巧妙なカード

三井澄人カードは、よく言えば巧妙、悪く言えば悪質な手口のカードだと言える。

コンビニや飲食店の利用だけでは大した金額にはならないので、仮に1回あたり1000円使ったとして、ポイントが仮に合計で8%還元されたとして80円の還元となる。

これを週二回利用したとして、80円×2回×5週=800円となる。

しかし最大20%になるのは、色々な条件をクリアした上に、特定の店舗で1万円以下の支払いの時に限定される。

クレジットカードの特性上、大きな金額を1回で利用で使用されるより、小さな金額で何回も利用してもらった方が手数料がクレジットカード会社には多く入ってくる。

三井住友カードは基本のポイントをゴールドカードでも0.5%に設定しているので、大きな金額を支払う場合には、0.5%還元にしかならないので、仮に100万円支払ったとしても、20万円還元なんてことは絶対になく、5,000円しか還元されない。

このため、大きな金額を支払うのであれば、100円で1円分が還元される1%還元のカードを利用するべきだ。

三井住友カードの対象店舗でタッチ決済に対応する場合でしかも1万円未満の支払いの場合にのみ三井住友カードを使用することになる。

しかし、還元されたポイントは、VPoint Payでのチャージに使用するしかないが、ポイントだけでは大した額にならないので、チャージが必要になるが、この時に三井住友カードでチャージをしてもポイント加算の対象にはならないのでポイント還元はない。

以上の内容を総合的に考えても、三井住友カードを利用するメリットというのは、自分には感じられない。

このため、三井住友カードの20%還元という言葉に釣られて契約すると思ったほど、ポイント還元がないなぁ?ってことになるのは間違いない。

以上から、自分には、何の魅力もないカードと言える。