3年前の投稿を今更?
よくわからないネット記事のタイトルが気になった。
タイトルだけを読んでも何のことだか理解できない・・・
「ラーメン店」に3日連続で来た客が、ラーメンを全部残していって…「非常識すぎる」残したメモに絶句した「恥ずかしくないのかなぁ?」ゾッ
【出典】「ラーメン店」に3日連続で来た客が、ラーメンを全部残していって…「非常識すぎる」残したメモに絶句した「恥ずかしくないのかなぁ?」ゾッ - いまトピライフ
ラーメン店に3日連続で来た客がラーメンを全部残して手紙を置いていったようだ。
これに対して店主は空席待ちの客がいる状態でラーメンも食べずにこのような手紙を書いてくださるお客様にお出しするラーメンはありませんので違う店に行ってくださいという内容をツイッター(現X)に投稿したという内容を記事にしたものだ。
記事にはTwitterのアカウントも記載されていたのでユーザーアカウントから投稿した内容を探してみたが一向に見当たらない。
仕方なく投稿したと思われる内容で検索してみると見つかった。
投稿日時を確認すると「2021年2月4日午後8時23分」なので、もう3年以上も前の投稿だ。
ネット記事の日付は2024年8月3日なので、おそらく、炎上するような内容を探していて見つかったのが、この投稿だったのだろう。
ネタがなかったのだろうが、それにしても3年も前の内容を今更、炎上させようというのは、お粗末な話だと思う。
記事の内容も箇条書きで自分の意見はほとんどないので、記事を書くのに慣れていないような感じがした。
それにしても誰も校閲などしなかったのだろうか?という点も気になった。
いずれにしても、3年前の投稿を今起きているかのような記事で書くような記者がいる時点で、まともではない気がした。
記事には興味が持てなかったかが、投稿には色々と興味深い点があったので投稿の内容を読んでみた。
手紙には何が書かれてあったのか?
Twitterでの投稿の内容を確認するとテーブルの上に置いていったと思われる手紙の画像が公開されていた。
手紙には以下のようなことが書かれてあった。
<潮ラーメン>
1.スープ
メインとなっているダシ調味料
それらを支える隠し味がお互い
譲り合って何味かわからない
(不明瞭で味のコントラストが
ない)白湯に近い
〇〇味といわれてもピンとこない
ようではいけない。何味なのか
わかるように。2.風味
魚介系の風味(奥み)強く
生ぐささが残る。スープを飲ん
だ後上品に残る香りが
望ましい。3.具材
チャーシュー 歯ごたえがある。メンマに近い硬さ。食感を
やわらくできればよし<しょうゆラーメン>
1.スープ
微糖ラーメンと言ってよい
くらいの甘さ。そのあと飲んだ
微糖コーヒーのほうが甘みを
感じにくくなるほどスープが甘い。
だんごのたれに近い
ライスにかけても食べれるくらい
甘さをおさえ、しょうゆ感が
ほしいところ
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味噌、豚骨でハズれる店は少
なくしょうゆも店によってそこそこうま
い。が塩はむずかしい。
塩を征する店はすべてを征する。
塩がうまいか否かですべてが
分かってしまう。
せひがんばって
下さい。
またいつか
次こそ完食
できるよう
リベンジにきます。
この手紙を書いた人は塩ラーメンと醤油ラーメンを食べたのだろうか?
3日間ということなので3日間全て違うラーメンを食べていないのであれば、2日間は同じものを食べたのだろうか?
ネギ味噌ラーメンが「店のおすすめ」なのに食べなかったのだろうか?
何よりも普通は、1回食べて美味しくなかったのであれば、普通は2度と行かないはず。
それでも、3日間通ったにも関わらず、仮に3種類のラーメンを食べたとして一つだけ手紙に残さないということはないだろう。
独特な味の表現
そして、この方の味の表現がどこか不自然な感じがした。
まず、塩ラーメンのダシを調味料と表現したり、隠し味がとだけ書いていることからダシの成分が隠し味を含めて何が使われているかまではわかっていないことになる。
わかっていれば、店の人に伝える目的の手紙なので具体的な材料名まで指摘しているはず。
ダシの成分がわかっていないのに、お互いが譲り合っているとよくわかったものだ。
普通、何が入っているのか、わかっているから、お互いが譲り合っていることがわかるのであって「お互い」が何かがわからなければ譲り合っているなんてことはわかるはずがない。
そもそも、譲り合うというのはどんな味のことなのだろうか?自分にはイメージできない。
更に酷かったのが、しょうゆラーメンのスープの表現。
「微糖コーヒーの方が甘みを感じ憎くなるほどスープが甘い。だんごのたれに近い」って表現がわからない。
しょうゆラーメンで、だんごのたれに近い甘さのだしを作るだろうか?
何よりスープの甘みを伝えるのに、微糖コーヒーの表現は必要なのだろうか?最初からだんごのたれに近いと言ってくれれば伝わる話だと思う。
更に 「ライスにかけても食べれるくらい甘さをおさえ」と言ってるが、ライスにかけて食べられる甘さというのは、どんな甘さなんだろうか?
まずライスに甘いものは普通はかけないと思うので、ライスにかけられる甘さと言われてもイメージしにくい。
最近は「ごはんにかけるチョコレート」なるものが販売されているので甘い物をかけることは、全くないとは言い切れないが普通はライスには辛いものではないだろうか?
正直、この表現では具体的な甘さの加減がどれくらいなのかが何も伝わってこない。
この方の味の表現は、どこかで聞いたことがあるようなフレーズではあるが、独特のたとえで上書きしているので、読んでいて滑稽な表現に仕上がってしまっている。
店主の投稿にも疑問
店主は 「3日間全残し」と投稿しているが、上記の手紙からは最低でも一口は食べているものと思われる。
さすがに食べもしないで、上記のような内容は書けないはず。
そういうことから「3日間全残し」というのは適切な表現ではない。
また「 貴方だけのお口に合うらーめんは作りません」という余計な一言も最後に付け加えている点もどうかと思う。
古い投稿を火種にしようとするとウェブライターに、表現が適切でない酷評を行った客、華美な表現や余計な一言で、やんわりと反撃しようとするとする店主。
三者共に「どっちもどっち」だよなぁ〜と思えてしまう内容だった。